訪問販売なぜ根強い?中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでも
お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。

7月16日、鎌倉の山崎商店会で
「ぼんぼりフェスティバル」を行うことになっており
そのチラシのデザインがあがってきました。

県内各地から20店が出店し、
子供に向けて紙芝居や
エアースライダーもやります。

お母さんたちには
100円で野菜を詰め放題

当日は会場で宴会をやろうというグループもいます。
おおいに夏の夕べを楽しんでいただければと思います。

さて、今回のテーマは「訪問販売なぜ根強い?」

訪問販売、テレビ通販の3倍の売上げ!

「訪問販売なぜ根強い?」という新聞の見出しを見て
「えっ、今どき訪販?」という思いで記事を読んでしまいました。

私自身、今から30数年前
化粧品の訪問販売を1年半経験し
まったく売れないダメなセールスマンでした。

何軒訪問しても「けっこうです!」
「間に合っています!」「来ないでください!」
こんな断り文句が雨あられ、毎日が重い気分でした。

玄関に「セールスお断り」という
貼り紙のお宅も多くありました。

だから、訪問販売自体が時代に合わなく
細々と残っている程度ではないかを思っていました。

ところがどっこい、日本訪問販売協会の推計では
2015年度は1兆7123億円でテレビ通販の3倍、
カタログ通販よりやや大きい規模とされています。
さすがに、20年くらい前のピーク時と
比べると半減しているそうですが、でも
いまだにこんなに大きな売上規模かとビックリでした。

なぜ、訪問販売は根強い人気があるのか
その背景は高齢化だというのです。

販売員と会話しながら買物ができる
ことを楽しみにしているシニア客が多く
便利なネット通販にはない魅力と映っているようです。

B to Bでもフェイス・トゥ・フェイスが威力を発揮!

機械工具商社の熊本市の「マスナガ」
この業界にもネット販売の波が押し寄せてきています。
しかし、社長はこんな信念で事業を行っています。

「ネット販売とまともにやり合っても勝てません。
うちの会社は真逆のフェイス・トゥ・フェイス
に力を入れて、人間関係を強化することにしたんです」

ネット販売は便利で安いが、
現場に足を運び一緒に問題を解決する力はない。
人による接客は、お客様の悩みに寄り添うことができ
問題解決に向けてとことん取り組むことができる。

この会社では「お客様の困りごとに
NOを言わない」が合言葉になっており
従業員はお客様からの難しい問題に
積極的に取組み続けているそうです。

「ネット販売の安売り合戦に
巻き込まれなかったおかげで
私が会社を継いでから利益率は6%に増えました」
3代目の現社長の言葉です。

商店街の店に活かせるヒントは?

ある商店街の店を巡回したところ
ネット通販にお客を取られている
という声を多くの店から聞きました。

自分の話を聞いて欲しい
相談に乗って欲しいというシニア層のニーズ
これが訪問販売の根強い人気につながっています。

フェイス・トゥ・フェイスに力を入れて
お客様の問題解決にとことん取組んで
ネット販売の脅威をはね返している機械工具商社

商店街の店が活かせるヒントは
こんなところにあるのではないでしょうか。

今回は以上です。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                       大場 保男
                 E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp Tel.090-5521-7427