商店街だけでなく、個店でもイベントを!中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
25年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでも
お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。

昨日(4月14日)
川崎の梨農家の畑で行われた
音楽ライブに行って来ました。

梨の白い花を見ながらという予定でしたが
桜と同じで今年は散ってしまい
すでに梨の小さな実をつけていました。

さて、今日のテーマは
「商店街だけでなく、個店でもイベントを!」です。

五感に訴えることが出来るのがイベント!

小さな実をつけた梨の木の上を見上げれば
やや強い風に乗って、互いに競い合うように流れていく雲の群れ

太陽の光が梨の木の下草を照らしている先より
ビートルズのナンバーやジャズ風の“りんご追分”

その場に居ることによって、色々なことを
目にし、耳にし、皮膚で感じ、匂いを感じることが出来ます。

イベントは私たちの五感に訴えてきます。
このような臨場感こそがネットにはない強みです。

だったら、イベントの持つ強みを
個店でも活用したらどうか
と考えるのは私だけでしょうか?

墓石店でもこんなイベントをやっている

一生のうちに1回買うかどうか分からない墓石
墓石店がこんなイベントをやっている
という話を聞いたことがあります。

熱した石の板の上で焼いた肉は旨い
だったら石板を使ってバーベキューをやろう
といって始まったのが、墓石店のバーベキュー大会

店の顧客、近所や知り合いの人を招いて
実施したところ、その肉の旨さにみんな大絶賛

その後は実費をいただいて
定期的に実施しているというのです。

イベントでの“つながりづくり”が大事!

この墓石店では
イベントを通して何がプラスになったか?

じつは、口コミで新規客が増えたとのことです。

石板で焼いた肉が旨い、
これが話題となってバーベキュー大会に参加する人が増えた

実費を徴収しているので、参加者には心理的な負担感はない
店側にとっても金銭的な負担はほとんどない
何回が実施しているうちに、この店のファンが確実に増えていった。

そうすると、「墓石が必要になったらあの店だよね」
と口コミで、新規の客を獲得できるようになったというのです。

店でイベントをやると
店と来場者の間に“つながり”ができます。

この“つながり”こそが
店の財産になるというのです。

個店でもイベントは十分可能!

これからちゃんこ屋をやるという元力士
彼は、今まで培ってきた人脈を利用して
「相撲部屋見学ツアー」をやりたいと言っていました。

このイベントを定期的に実施していけば、
彼の店のファンは増え、口コミで新規客も増えるでしょう。

でも、彼の場合は元力士だから出来るだろうが
自分たちの店は、イベントをやるネタがないよ
こんな声が聞こえて来そうですね。

本当にそうでしょうか。
次にあげるのは、個店で実施したイベントの事例です。

子供たちに童話の読み聞かせを実施している書店
七輪に野菜の煮物の鍋を掛け、来店者に熱々を振る舞っている八百屋
着物の洗い張り体験を行っている呉服店

そばづくり体験を行っている蕎麦屋
和菓子づくり体験を行っている和菓子店
農家での農業体験ツアーを行っている飲食店

それぞれの業種で色々な
イベントや体験教室、体験ツアーが考えられると思います。

実施することによって
お客様との間に“つながり”作ることができ
これが店の“財産”なります。

何でもネット通販で買ってしまうという今の時代
五感に訴えることこそ、大切なことではないでしょうか。

ちなみに、冒頭でご紹介した梨農家
彼はイベントによって客を増やそうなんて
全く考えていません。

ただ、自分が楽しみたいからやっているのです。
イベントは楽しくやるというのも大切ですね。

今回は以上です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。

【発行者】
経済産業大臣登録中小企業診断士
大場 保男
E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp  Tel.090-5521-7427