“何を”売るか、よりも“誰が”売るか? 

こんにちは
中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
25年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでも
お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。

この間の日曜日、10月28日です。
この日は、相模原・古淵の「朝市まつり」と
座間・相武台の「ハロウィン」、私は両会場を行ったり来たり

良い天候に恵まれ、両会場とも大変な賑わい
特に相模原・古淵会場は、午前中で売切れの店が続出でした。

座間・相武台会場、1年前には会場近くのアパートから
9つの人間の首が発見されて大きなニュースになり、
こんな悲惨なことが、ごく身近で起こって本当にびっくりでした。

ところで、今年の渋谷のハロウィン
一部が暴徒化して商店街では大変困っているようですね。

秩序正しく行われた川崎のハロウィンのように
主催者がきちんとルール化して実施することが必要なんでしょうね。
せっかくのハロウィン、地域の活性化につなげたいものです。

さて、56回目の今回のブログのテーマは
「“何を”売るか、よりも“誰が”売るか?」です。

なぜ、あの自然食品店は心に響かないのか?

お世話になっている知人、彼の一家はベジタリアンなので、
日頃の感謝の気持ちを贈ろうと行った自然食品の店
店内は閑散としており活気がありません。

やっぱり、自然食品の店は難しいのかなと思う反面
店や店主の想いが伝わって来ないなと感じました。

商品に付けられたPOP
原料や製法のこだわりが細かに書かれています。
でも、何か説明が心に響かないのです。

なぜ、その商品をお勧めするのか?
店主の言葉や、その商品を使った人の声があると、
きっと興味を持って見ただろうなと思いました。

そうです。そこには“商品”はあっても、“人”がいなかった。
“商品”の情報だけならば、ネットで十分得られる
値段も安いかも知れないし、家まで届けてくれます。

リアルな店舗の強みは
店主や販売員という“人”なのです。
もっと“人”を前面に出すことが必要なのです。

“人”を前面に出すには?

“人”前面に出す方法として
次のようなことが考えられます。

1 顔写真を出す
2 名前を出す
3 想いを書く

私は今までに、100店以上の
ニュースレターの作成のお手伝いをしてきました。
そこには店主や販売員の顔写真を必ず載せました。

ところが、恥ずかしいからと言って
嫌がる女性店主も少なからずいました。

でも、顔写真があるのとないのとでは
見る人の注目率が3割違うと言われています。
なぜなら、人が最も興味を持つのは人だからです。

名前を書いた名札を付ける
チラシやニュースレターに店主の想いを書く
こんな方法も“人”を出すことにつながります。

“朝市”や“まちゼミ”では、“人”を売っている!

今まで各地で朝市をやってきて
なぜ、朝市ではあんなに売れるのだろうと
不思議に思うことが、しばしばあります。

安くて新鮮なものが買える
何か掘り出し物がある、これだけではなく
人との会話や触れ合い、これも大きな魅力だと思います。

朝市では、店主という“人”が前面に出ています。

お客様を対象に、店主が講師になって
生活に役立つことをお話しする“まちゼミ”

これも店主という“人”を売る場となっており
実施後の来店促進に大きな効果を発揮しています。
やっぱ、“人”ですよ、“人”を売ること!

一度だけでいいので食べてください!

一度だけでいいので食べてください。
私はロールケーキが大好きです。

大好きなので、多くの方にこのロールケーキを
食べてもらいたいと思い作っています。

しかし、私は文章を書くのが苦手なので
このロールケーキの美味しさを伝えることができません。

そのためか、全く売れません。
これは緊急事態です。一度食べていただいたら
今までのロールケーキとは違うことが分かっていただけると思います。

私はテレビを見ていていつも思います。
石ちゃんや彦摩呂さんのように美味しさを上手に表現できるようになれたら
どれだけ良いか……。

文章は下手でも
ケーキ作りには徹底してこだわります。
心を込めて作ったロールケーキ 1ケ 250円

ある人が紹介していたPOPの事例です。
ここまで言われると、一度食べてみようという気持ちになりますね。

この文章を読むと
ロールケーキそのものよりも
作っている人の“一生懸命さ”がダイレクトに伝わってきます。

さあ、あなたはどのようにして
あなたという“人”を売っていますか?

今回は以上です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。

【発行者】
経済産業大臣登録中小企業診断士
大場 保男
E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp  Tel.090-5521-7427