商店街はいま必要なのか?中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを共有することによって

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
このブログを配信しています。

多くの商店街が衰退していくなか
活気があり元気がある商店街の一つが
川崎市のモトスミブレーメン通り商店街です。

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ドイツのロイドパサージュ商店街と連携し
中世ヨーロッパのロマンと語らいをコンセプトに
様々な活動を展開しています。

ブレーメン方式とも言える
独自のポイントカードを導入しており
ポイント事業の取組みが評価されたことにより
平成28年5月、中小企業庁より「はばたく商店街30選」を受賞しました。

これだけでなく、
一店一エコ運動、防犯ガーディアン、
高齢者施設への出張商店街、秋の祭典「フライマルクト」
商店街の音楽隊など、よくこれだけの活動ができるな
と思われるくらいの多彩な活動を行っています。

商店街活動を牽引しているのが理事長の伊藤博さん
多くの公的役職も兼務していますが
本業のクリーニング店の仕事もしっかりやっています。

場所は東横線の元住吉駅前です。
ちなみにこの駅には急行は止まりません。

さて、今回のテーマは「商店街はいま必要なのか?」です。

商店街は利用していないけど、なくなったら困る!

数年前に、
ある商店街周辺の地域の方々に集まっていただき、
商店街の活性化について意見交換会を行ったことがあります。

「商店街を利用していますか?」という質問に対して
「以前は利用したが、今はほとんど利用していない」
という回答が大半でした。

そこで、「商店街を利用していないのならば
商店街はなくなってもいいのではないですか?」と質問すると

一瞬の間を置いて
ほとんどの方が「商店街がなくなったら困る」と答えたのです。
すぐにではなく、一瞬の間を置いて答えたという点に、微妙なニュアンスを感じました。

「利用していないのなら、
商店街がなくなってもいいのではないですか?」
と質問すると、「なくなったら地域が寂しくなるから困る」というのです。

商店街は利用しないけど
商店街がなくなると地域が寂しくなるから困る。
これが地域の方々の意見でした。

学生も商店街の現状を憂えている?

大学の教授である満薗勇氏が
「商店街はいま必要なのか」という本を書いています。

その中に、学生に対して
商店街について質問した記述があります。

大学の講義で商店街をテーマで話をすると、
学生からのコメントは、さびれゆく商店街の現状を憂うもので溢れかえる。

・小中学校のときよく使っていた商店街が、
 最近できたショッピングモールの影響で、
 コンビニとパチンコ店以外がなくなって残念だった。

・商店街は残ってほしい。あの雰囲気が好きなので。
・個人的に商店街は好きなので、
 盛り上がり直してくれると嬉しい。

このように、商店街がさびれていくことに対しては、
多くの学生から「残念」「悲しい」「さみしい」といった声が寄せられますし、
商店街を「好き」だという学生が数多くいます。

「では商店街で買物をしているか?買物したいと思うか?」と問い掛けると
学生からは、「していない」「したいと思わない」という答えが返ってきます。

商店街周辺の地域方々が
商店街がなくなると街が寂しくなると
感じていることは理解できますが、

商店街を利用しない学生までが
「残念」「悲しい」「さみしい」と
感じている、このことは大きな驚きでした。

なくなるのは困るけど、商店街では買物しない!

学生も地域の方々も、商店街は物を買う場としては利用しないけれど
街路の賑わいの場、交流の場、地域コミュニティの担い手
という面から、商店街の存続を望んでいると言えるでしょう。

しかし、これだけでは経済活動は成り立ちません。

地域コミュニティの担い手としての役割を果たしつつ
経済的にも成り立つ商店街にしていくにはどうしたら良いのか
こんな観点から商店街のあるべき方向を見極めていく

今後、このブログでは
この点について考えていきたいと思います。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                      大場 保男
   E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp  Tel.090-5521-7427