アンケートじゃ分からない本音の把握を!中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
このブログを配信しています。

今回のテーマは
「アンケートじゃ分からない本音の把握を!」です。

「不満買取センター」って何?

主婦たちの「不満」に着目して
本音に迫るビジネスが登場しました。

その名はズバリ「不満買取センター」
この会社は消費者からの不満の声・改善案を
1件当たり1~50円で買取って企業に販売しています。

約35万人の会員のうち主婦が5割を占めており、
毎日約4万件の不満が投稿され、累計で500万件の
不満データベースを持っています。

集めた不満は企業に1000件当たり30万円で販売
大手メーカーも含め100社近くが利用しているそうです。

不満」をきっかけに改善を図った「てんや」

自宅の近くにあるので
私も良く利用する「てんや」には
次のような表示が書いてあります。

「てんやの天ぷら油は植物油100%、コレステロールゼロ」

「てんや」では「不満買取センター」を通じて不満を収集
「てんや」に行かない理由について、女性から「油で太る」
などと油に関する負のイメージがあがっていました。

「店内が何か油っぽい」という指摘もあり
改装時には床がべたつかないように材質を変えました。

顧客からの声を収集した焼肉チェーン店

ある焼肉チェーン店
オープン時に客が殺到し、大混乱に陥りました。
そのせいか、翌日からは客足は途絶え、店内はガラガラ

そこで始めたのが、顧客の声をレジで収集しました。
声を聞かせてくれた顧客にはお礼の割引券などを渡しました。

集めた顧客の声を活かして改善した結果
繁盛店に変身することができたというのです。

商店街でも顧客の本音の把握を!

ある商店街周辺に住んでいる方々を対象に
グループインタビューを行ったことがあります。

そのときに出た子育て中の
若いママの意見です。

独身の頃は、近所の商店街なんて
目にも掛けず、意識もしなかった。

しかし、子育て中の今は
近所の商店街で買物せざるを得ない。

子育てをしていると
育児ブルーになるときもある。
そんな気持ちで商店街の買物に行っても
やさしい声一つ掛けてくれない。

この人たちは、売ることだけを考えて
お客様のことを本当に考えているのかと思ってしまう。

グループインタビューを行うと
こんな顧客の本音を聞くことができます。

不満やクレームだけでなく
大型店にはない商店街の個店に
良さは何ですか?というグループインタビューもやりました。

そのときに出された意見をもとに
個店の強みを次の4つの
5文字熟語にまとめたことがあります。

第1の強み→自由裁量性
第2の強み→意向受容性
第3の強み→独自伸張性
第4の強み→人的交流性

ポイントカードを導入している商店街ならば
声を聞かせてくれたらポイントをプレゼント
という方法も考えられます。

顧客の本音を引き出し
それをもとに改善していく仕組みづくり
商店街でもぜひ考えていただきたいと思います。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。


【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                       大場 保男
                 E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp Tel.090-5521-7427