今、商店街は何をしていけばいいのか? 

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでも
お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。

8月27~28日に小田原城では
「風魔まつり」が行われます。

風魔といえば、風魔小太郎
北条氏康の時代における相模国の忍者集団
相州乱破の頭目である人物をこのように呼んでいるそうです。

忍者は外国人に非常に人気があるそうですが
「風魔まつり」には、多くの外国人が来るのかな。

今回のテーマは「今、商店街は何をしていけばいいのか?」です。

コンビニでの生鮮野菜の品揃えの狙いは?

ここ1~2年でしょうか
コンビニでの生鮮野菜の品揃えが目に付きますね。
実はこれ、コンビニの高齢者対応の一環なのです。

高齢者世帯は、他の年代の世帯より
生鮮野菜の購入率が高いことが統計上分かっています。

高齢者が買物で出掛ける距離は
300~500メートルの範囲です。

そうすると、高齢者にとっては
総合スーパーや食品スーパーは遠すぎる
コンビニならば歩いて行ける距離になる。

つまり、生鮮野菜の品揃えが
コンビニの高齢者集客策の一つだったのです。

同じ商店街のお店にはなぜ行かない?

歩いて2~3分の場所にあるコンビニが
リニューアルのため、2ヶ月ほど休業した時がありました。
この時は本当に不便な思いをしました。

私は、コンビニではほとんど物を買いません。

でも、不便な思いをしたのは、買物以外に
税金などの支払い、宅配便の発送、預貯金の出し入れ
コピーなどにコンビニを活用しているからです。

今や、コンビニは私たちの生活する上での
インフラとして欠かせないものになっていますね。

だから、コンビニは幅広い
年代層の人たちに利用されています。

同じように小商圏で商売しているのに
コンビニには客が行くが、商店街の店には行かない

この現実を考えると
本当に地域生活者が求めている機能や役割を
商店街の店が果たしているのかという点を考える必要があります。

キーワードは専門性とアナログ性の2つ

商店街の個店の機能・役割を考えると
キーワードは、生活者の課題に対応した専門性と
face to face のアナログ性の2つだと思います。

ある靴の専門店では
外反母趾に対応した靴の品揃えを強化し
悩みを持った客に対応策を丁寧に説明しています。

ある乾物専門店では
乾物を使った料理教室を定期的に開催し
特に若い世代に対して、乾物メニューの提案を行っています。

商売とは、提供する商品やサービスを通じて
客の持っている課題の解決業だと言われています。
それぞれの業種において、この原点を再度見直す必要があります。

もう一つのキーワード、それはアナログ性
このことは、朝市をやっていると良く分かります。

クリック一つで商品を自宅まで届けてくれる時代
なぜ、人々は朝早くから朝市に来るのでしょうか?

朝市に行くと、そこには交流や触れ合いがあるからです。
どんな人がどんな物を売っているのか、ワクワク感があるからです。

アナログ性は、前回ご紹介した“ライブ感”にもつながります。
face to face のアナログ性、そして5感に訴える“ライブ感”
これらをもっと前面に出していくことが必要だと思います。

商店街の店に決定的に足りないものは?

それは、情報発信力、商店街を歩いて
それぞれの店を見ていると、このことを痛感します。

情報発信力というと、ホームページを作らなきゃ
いけないのかと思われるかも知れませんが、
ホームページだけが情報の発信手段ではありません。

一番やって欲しいこと、そして誰でもできること
それはPOPです。それも店頭のPOPです。

商店街を歩いている人の足を止めさせ
この店に入ってみようかと思わせるもの
それが店頭に設置した黒板POPやA字型POPなのです。

店頭からの店主から客に呼び掛ける挨拶
生活便利情報、この季節のお薦め商品、本日の特売品
どんどん発信していきましょう。あまり経費は掛かりません。

そして、店内に入ったら商品POP
なぜ、その商品をお勧めするのか
その理由を45文字程度で表現したのか商品POPです。

POP以外にも、紙媒体によるニュースレター
ブログ、メールマガジン、フェイスブックなど
情報発信のための手段は色々ありますが、
まずはPOP、商店街の店がやるべき私からの提案です。

今回は以上です。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

【発行者】  経済産業大臣登録中小企業診断士   大場 保男
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