個人商店が次々と閉店し商店街が衰退していく…活力を失った地域がどんどん増えていく。このまま放置していていいのだろうか?
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商店街活性化

    農産物の直売所を商店街につくろう!

    2018年9月23日

     

    こんにちは
    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    25年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでも
    お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。

    55本目の今回のテーマは
    「農産物の直売所を商店街につくろう!」です。

    JA直売所一体型のコンビニが!

    JA常陸が茨城県太子町にコンビニの機能を備えた
    「ファミリーマートJA常陸奥久慈店」をオープンさせた
    というニュースが今日(9月23日)の新聞に出ていました。

    JAが運営を担うという農産物直売所一体型の店舗では
    コンビニの取扱商品に加え、りんごやコンニャクなど
    約300点の特産品を販売するというのです。

    売場面積は、通常のファミリーマートの
    2倍近い85坪、駐車場は50台分、年中無休で
    午前5時から午後11時までの18時間営業

    オープンの日には、地元住民の長蛇の列ができ
    農産物だけでなく、コンビニ商品も多数購入されていたそうです。

    朝市でも、農産物販売ブースには長蛇の列!

    私は10年以上、神奈川県内各地の朝市に関わってきました。
    やはり農産物は、朝市に集客には欠くことが出来ません。

    例えば、今年3月に秦野で行われた朝市まつり
    農産物を販売する青果店のブースは
    買物客の十重二十重の列で商品さえも見えない状態

    5月に横浜・栄区の商店街で行われた朝市では
    “さかえ”つながりで、長野県栄村の農産物を販売
    ブースの周囲は黒山の人だかりで、1時間も経たないうちに完売状態

    同じく5月に大和市の桜ヶ丘駅前で行われた朝市
    地元の久田の農産物、ここでは何と30分で完売でした。
    後から来たお客様に、「商品がないじゃないの!」と苦情をいただく始末。

    朝市だけではありません。
    一昨年の9月にオープンしたハヤママーケット
    ここでも農産物が集客の目玉になっています。

    商店街に農産物の直売所をつくろう!

    商店街と言えばシャッター通り
    今ではこんなイメージを抱く人が多い悲しい現実
    でも、諦めてしまったらそこでお終いです。

    農産物が人気ならば、
    商店街に直売所をつくれば良いのではないでしょうか?

    そんな簡単に言うけれど、現実には……、
    私には、こんな声が聞こえてきそうです。

    そう、確かにそんな簡単には出来ないでしょう。
    私も10年以上前、朝市に農家を呼ぼうと
    呼び掛けましたが、出てくれません。

    でも、1ブースでもいいのです。
    農産物を販売している朝市というだけで人が集まり
    農産物以外の商品も売れていく多くの事例を目にしました。

    空店舗でも、ちょっとした空地でもOK!

    「ウチの商店街は、開いている店は少ないけど
    空店舗ならなんぼでもあるよ」と言うなら
    空店舗でやればいいのです。ちょっとした空地でも出来ます。

    毎日やらなくても、1週間に1日だけでも
    1カ月に1日だけでも良いのです。
    ただし、1回だけでなく、継続してやることが必要です。

    急に欲しいと言っても、農産物はすぐにはできない!

    農家にお願いした時、こんなことを良く言われました。
    「農産物は工業製品とは違うんだよ
    急に欲しいと言われても、すぐに出来るわけではない
    作付けの予定があるんだよ」

    そうなんです。農産物には収穫できる時期があるのです。
    だから、来月やるから持ってきて欲しいと言われても
    端境期があるので、農家の人は困ってしまう場合があります。

    だから、農家の方と話し合って予定を組むことが必要です。
    端境期の場合は、青果店にお願いしたこともあります。

    農産物は人気があり、集客の目玉になります。
    既存の直売所をいう形式にとわられず
    自分の商店街では、どんな形なら可能だろうか?
    こんな観点から検討してみることが必要だと思います。

    今回は以上です。
    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

    【発行者】
    経済産業大臣登録中小企業診断士           大場保男
    E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp  Tel.090-5521-7427

     

    買物弱者が一番増えているのは神奈川県!

    2018年6月10日

     

    こんにちは
    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    25年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでも
    お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。

    今回のテーマは
    「買物弱者が一番増えているのは神奈川県!」です。

    最近、買物弱者という言葉を良く聞きますね。
    買物するお店が自宅から遠い上に、車を使えず
    食品購入に苦労する65歳以上の人の割合が増えています。

    6月8日、農林水産省は2015年の時点での
    買物弱者が824万6千人に上ると発表しました。

    3大都市圏で大幅に増えている買物弱者!

    高齢化を反映して10年前に比べて21.6%増加しており
    65歳以上の人口に占める割合は24.5%に達し
    4人に1人が買物に困っているというのです。

    10年前と比較すると、
    東京、大阪、名古屋の3大都市圏では
    44.1%も増えており、地方圏の7.4%増を大きく上回っています。

    都道府県別では神奈川県が
    全国で最大の68.7%増となっています。

    これを発表した農林水産省では
    都市部では、高齢者は自家用車を
    持ちにくいことが反映していると分析しています。

    東京、神奈川とも買物弱者数は60万人以上!

    4都県の買物弱者数と65歳以上の
    人口に占める割合は下記のようになっています。

    埼 玉  人数 38.6万人  人口比 21.6%
    千 葉  人数 38.9万人  人口比 24.6%
    東 京  人数 60.1万人  人口比 20.0%
    神奈川  人数 60.6万人  人口比 28.1%

    ここを見ても神奈川県がトップです。

    福祉の問題か?商業振興の問題か?

    買物弱者の問題について
    行政の人と話したことがあります。

    彼は、高齢者の買物が不便で
    日々の生活が困難になっていることは
    高齢者福祉の面から考えるべき問題だと捉えていました。

    買物弱者を救済しようとして厳しい立地条件の
    地域に出店しても採算を見込むことはできないので、
    行政の立場からは、福祉の面から見ざるを得ないのかも知れません。

    しかし、そこに買物ニーズがあることは確かなのです。
    ニーズがあるところには、経済活動の工夫の余地があることも確かです。

    今まで、神奈川県内各地の商店街で
    高齢化に対応して共同宅配などの事業を行ってきましたが
    その多くがうまく行きませんでした。

    思ったほど注文してくれるお客様が少なかった。
    限定された日しか宅配できず、ニーズに対応できなかった。
    宅配に向けた商店街の体制が整わなかった。

    結局は、赤字を負担しきれなかった等々。
    様々な原因が考えられます。

    買物弱者はどんどん増えていきます。
    確かに、高齢者福祉の問題として捉えるべきかも知れません。

    しかし、そこにはニーズがあるのです。
    商業者として、商店街として
    もう一度、知恵を出し合って考えてみるべきではないでしょうか。

    今回は以上です。
    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

    【発行者】
    経済産業大臣登録中小企業診断士   大場 保男
    E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp  Tel.090-5521-7427

     

    お花見に商売繁盛のヒントがあった!

    2018年4月22日

     

    こんにちは
    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    25年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでも
    お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。

    小田急江ノ島線の大和駅
    その隣の桜ヶ丘駅東口の銀座通り
    “銀座通り”という名のように昔は賑わっていました。

    最近は、人があまり通らない寂しい通りになってしまった
    ここで朝市をやって、かつての賑わいを取り戻そうと
    大和商工会議所桜ヶ丘支部の人たちと企画を練りました。

    実施日時は5月27日(日)の
    午前10時から午後2時までの4時間
    桜ヶ丘駅から1分も掛からない場所です。

    三崎から海産物、小田原から蒲鉾
    厚木から鮎など県内各地の特産品が揃うほか
    地元のブランド野菜である久田野菜も販売されます。
    お時間がありましたら、ぜひ足をお運びください。

    さて、今回のテーマは
    「お花見に商売繁盛のヒントがあった!」です。

    もう葉桜になってしまったのに、
    なぜ今ごろお花見の話?と疑問に思うかも知れません。

    お花見は秋の収穫のためにやっていた

    実は、お花見は春の花を愛でるためではなく
    秋の収穫のためにお花見をやっていたという説があり、
    しかも、ここに商売繁盛のヒントが隠されているというのです。

    そんな眉ツバな話は信じないというあなた
    決していい加減な話ではないのです。

    日本には、農耕儀礼のひとつとして
    予祝行事と呼ばれるものがあります。

    あらかじめ期待する結果
    つまり秋の豊作に感謝してお花見を行うと
    その通りの結果が得られるという考え方です。

    お花見は本来
    桜に宿った穀物の神様に
    秋の豊作を先にお祝いし、神様に感謝する予祝だったのです。

    駅のトイレにも予祝の貼り紙が!

    何年前からでしょうか?
    駅のトイレにこんな貼り紙があるのを目にしますね。
    「いつもきれいに使っていただいてありがとうございます」

    最初の頃は、この貼り紙を見た時には
    「まだ、きれいに使ってないのに、なぜ“ありがとう”なんだ?」と不思議に思いました。

    実は、これも予祝だそうです。
    先にお礼を言うことで
    きれいに使っていただくという結果を期待しているのです。

    予祝は商売にも必要な考え方だ!

    今日一日、商売を始める前に
    お客様として想定している人に感謝しよう
    今日の商売がうまくいったことを感謝しよう
    というのが、商売における予祝の考え方です。

    私たちが提供した価値によって、お客様が喜んでいる状態
    これをありありとイメージとして思い描くこと、これが重要です。

    繁盛している米屋さんから
    こんな話を聞いたことがあります。

    明日は、どんなことをやってお客様に喜んでもらうか
    お客様が喜んでいる様子を思い浮かべるとワクワクする
    前の晩は、こんなことを思いながら布団に入るというのです。

    稲盛和夫氏は「イメージはカラー映像で
    くっきり映し出されるくらい鮮明でなければならない」
    と述べています。

    自分の商売がうまくいく
    そして、大勢のお客様が喜んでいる
    このことに対して感謝する

    ビジネスを始める前からこれがイメージの中で完了している
    それが予祝なのです。

    神様へはお願いするのではなく感謝する

    神様へのお詣りも予祝が良いと言われています。
    「こうなって欲しい」とお願いするのではなく

    願った通りになる前に
    「こうなりました。ありがとうございました」
    と予祝するのです。

    でも、何でもかんでも予祝すればいい
    という訳ではありません。

    私たちのビジネスは、果たして市場性はあるのか?
    競合の中で独自性を発揮できているのか?
    提供価値をどのようにお客様に伝えていくのか?

    このようなことをしっかり検討した上で
    お客様が喜んでいる姿と
    自分のビジネスが成功しているイメージを具体的に思い描き
    そのことに感謝する予祝を行うのです。

    やるべきことをやったら
    結果を心配するのではなく、結果に感謝しながらパァッとやる
    私たちのご先祖が教えているは、このようなことだと思います。

    お花見の中に商売繁盛のヒントがある!
    今回の話にあなたはどう思いましたか?

    先日、大和商工会議所桜ヶ丘支部の
    人たちと予祝をやりました。

    5月27日の朝市に大勢のお客様が来て喜んでいる
    そんな姿をイメージしながら酒を酌み交わしました。

    今回は以上です。
    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

    【発行者】 経済産業大臣登録中小企業診断士 大場 保男
    E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp  Tel.090-5521-7427

     

     

    なぜ朝市にはあんなに人が集まるのか?

    2018年3月25日

    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    25年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでも
    お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。

    さて、久し振りの配信になった今回のテーマは
    私の原点に戻り、「なぜ朝市にはあんなに人が集まるのか?」です。

    「はだの朝市まつり」に1万5千人の来場者が!

    私たち「かながわ朝市ネットワーク」では、神奈川県の朝市が一堂に集まる
    「かながわ朝市サミット」を年に1回実施しています。

    昨年は秦野で実施、あいにくの雨でしたが
    約8千人の来場者で賑わいました。
    地元の商業者たちも「雨でもこんなに人が来るのか」とビックリ

    そこで出たのが、このようなイベントを毎年やろうという意見
    そんな経緯があり、3月4日に「はだの朝市まつり」を実施しました。

    市役所の駐車場を会場に、市内外から約80店が出店
    昨年とはうってかわって暖かな晴天に恵まれ、
    朝9時の開始時には、もう多くの来場者で会場は満杯状態

    午後2時までの来場者をカウントしたところ約1万5千人
    告知はチラシの折込み30,000部とポスター300部
    特別に多額の費用を掛けたわけではありません。

    特に凄かったのが、地元の八百屋さんの野菜のブース
    お客さんがぐるりとブースを取り囲み、さらに20mほどの行列
    朝市では野菜が良く売れることは分かっていましたが、
    これほどの人気になったのは、他に例がないほどでした。

    横須賀の黒船朝市には千葉県からの出店も!

    本日(3月25日)は、横須賀・久里浜で黒船朝市
    場所は東京湾フェリー発着場の通称「ペリーふ頭」
    昨年12月10日に初めて行われ、今回はその2回目です。

    東京湾フェリーを利用して千葉県からも出店
    前回は30数店が出店し、来場者は約8,000名
    今回は50数店が出店しており、前回同様の賑わいでした。

    この朝市では、飲食スペースを広く取っているので、
    多くの人が海を眺めながら、千葉の“なめろう”などを楽しんでいました。

    主催は黒船朝市実行委員会で、事務局は東京湾フェリー
    私たち「かながわ朝市ネットワーク」は出店者募集に協力しています。

    ネットでの買物全盛の時代に、なぜ朝市に人が集まるのか?

    商店街に行って店主の話を聞くと
    以前は、大型店やディスカウンターに客を取られたという話
    今は、ネットで買物する客が多くなったので、
    街を人が歩かなくなったという話が多くなりました。

    家に居ながらにして、欲しい商品がいくらなのかが分かり
    クリック一つで自宅まで商品を届けてくれるわけですから
    利用者が多くなるのは当然かも知れません。

    ところが、そんな便利さがあるネットとは対極にある朝市に
    多くの人が詰めかけているのはなぜでしょうか?
    あちこちの朝市のサポートをしている私も不思議に思うことがあります。

    その要因として、私は次の3つがあげられると思っています。

    一つ目、それは朝市には交流とコミュニケーションがあること
    ネットの買物だけでなく、スーパーやコンビニでの買物でも
    買いたい商品を示せば、一言も会話をしなくても買物することができます。

    朝市では、「見てらっしゃい、買ってらっしゃい」という売り声ともに
    販売員が口角に泡を飛ばしながら「こうやって食うと旨いんだよ!」と
    一生懸命に食べ方や調理の仕方を説明している光景が見られます。

    やっぱりお客様は、便利さだけでなく
    会話やコミュニケーションを求めているのです。

    二つ目は、「掘り出しもの探し」的な楽しさがあること
    スーパーで買物する場合は、7割以上があらかじめ
    何を買うかを決めて買物に行くそうです。

    朝市の場合の、安くて新鮮な野菜を買おうと決めていても
    行ってみなければ、どんな野菜がいくらで売っているのか分かりません。
    そこに「掘り出しもの」を探すような楽しみがあると思います。

    また、「へぇー、インド料理があった、韓国料理もあるぞ」と
    行ってみなければ分からない楽しみがあります。
    このようなことも朝市が人を惹きつける要因だと思います。

    三つ目は、毎日の生活とは違った非日常的な空間であること

    先日、有楽町の駅前にテントが並んでいました。
    何だろうと覗いてみると、東日本大震災の被災地の商品を販売するテントでした。

    毎日の生活では、商品は建物の中で販売されています。
    ところが、テントでの販売という非日常的な空間が目の前にあると
    つい覗き込んでしまうのは、私だけでしょうか?

    朝市では、いつもとは違う店が出店していたり
    いつもはあまり目にしない商品が売られたりしています。

    会場に設置された飲食コーナーで、
    青空の下で飲食を楽しむことができます。

    朝市会場では、バンド演奏や踊りがあったりします。
    普段会うことがない人と会ったりします。

    朝市では、毎日の生活とは違うことに出会うことができます。
    朝市の非日常的な空間が、人を惹きつけているのだと思います。

    すべての朝市が賑わっているわけではありません。
    来場者が少なくて寂しい朝市もあります。

    私自身、この10年間、様々な朝市を見てきて
    来場者が少ない朝市は、上にあげた3つの要因が不十分だと感じています。

    5月から新しい朝市がスタートします!

    場所は、小田急江ノ島線の
    桜ヶ丘駅東口を出て1分の場所にある桜ヶ丘銀座通り

    銀座通りという名前ですから
    以前は大変に賑わっていた商店街です。
    ところが今は、残念ながら空店舗が目立つ通りになっています。

    ここを会場に、5月27日(日)の
    午前10時から午後2時まで実施します。

    ウリは、地元の農家の「久田の野菜」
    東は三崎から西は小田原まで県内各地からも応援出店します。

    先ほどあげた人を惹きつける3つの要因を満たすよう
    いま、地域の人たちと企画を練っているところです。
    お時間がありましたら、ぜひ見に来てください。

    今回は以上です。
    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

    【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
    大場 保男
    E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp  Tel.090-5521-7427

     

     

    若者の商店街への熱い想い!

    2018年1月21日

    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    25年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでも
    お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。

    さて、今回のテーマは
    「若者の商店街への熱い想い!」です。

    1月16日の一般紙の投書欄に
    22歳のフリーターからのこんな意見が掲載されていました、

    私は個人商店が立ち並ぶ
    日本の商店街が大好きだ。

    自分が生まれ育った街の
    商店街の風景を思い出す時、その記憶は
    狭い道を挟んでおしゃべりを交わす本屋や花屋のおじさんたちの笑い声、

    総菜屋から漂ういい匂い、
    部活帰りに買った精肉店のメンチカツの味、
    そして自分自身の抱く何とも言えぬ
    温かい感情とともによみがえる。

    わざわざ書かずとも、多くの日本人の心の中に、
    このような原風景は存在するのではないか。

    商店街は、社会にとっても非常に重要だと思う。
    大型商業施設と違って過剰な消費をあおることもなく、
    地域の中で経済を循環させ、その多様さと温かさで
    人々の心を豊かにしてくれるからだ。

    しかし、このような商店街の光景は、
    急速に失われつつある。

    店主が高齢化し、後継ぎもいないため
    閉店する店が大変多い。各所で行われる
    再開発事業も、拍車をかける。

    とはいえ、やはり一番の問題は後継者不足だろう。
    一方で、私もだが、新規に店を構えたいと考えている若者もいる。

    しかし、自ら開業資金を調達し、販路も
    切り開いていかねばならない。道のりは険しい。

    「仕方なく」閉店を考えている個人事業主と
    開業希望の若者。この両者をつなぐためにできることがある。

    今のまま、あるいは形が変わっても、
    店を残したいという意思を持つ商店主に、
    後継者募集のポスターを貼り出してもらうのだ。

    そのための共通のデザインの
    ポスターを、私は創りたいと考えている。

    素晴らしい文化であり、
    社会システムである商店街を後世に
    引き継ぐために頑張っていきたい。

    いかがでしょうか。
    若者の商店街に対する熱い想いが伝わってきますね。

    かつては大型店に、今はネット通販に
    お客様を奪われて閉塞状態にある商店街

    ポスターを貼り出しても
    それだけで後継者問題が解消するとは思えない。

    しかし、この若者が言いたいことは
    商店街には、大型店やネット通販にない魅力があり
    その魅力こそ、いま私たちが最も必要としている
    ものではないかということではないかと思いました。

    今回は以上です。

    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

    【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
    大場 保男
    E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp  Tel.090-5521-7427

     

     

    農家の直売所を商店街に設置できないか?

    2017年12月16日

    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    25年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでも
    お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。

    さて、今回のテーマは
    「農家の直売所を商店街に設置できないか?」です。

    相模原の聖護院大根がスーパーに!

    今日、久し振りに相模原・古淵のイオンに行って来ました。
    スーパーの野菜売場とは別の場所に、農家の直売所がありあました。
    そこでこんなPOPが目に付きました。

    「これは大きな株ではありません。
    相模原の〇〇さんが栽培した
    聖護院大根です。煮物にすると美味しいです」

    聖護院大根と言えば、京都の野菜
    関東地方ではあまり馴染みがないので
    こんなPOPが付けられていたのかも知れません。

    周囲を見ると、スーパーの野菜売場では
    あまり見掛けないような西洋野菜なども並んでおり
    生産者の名前もしっかり表示されていました。

    12月13日の日経MJにも農家の直売所の記事が!

    東京都杉並区のサミットストア善福寺店
    通常の青果売場とは別に設けられている
    「農家の直売所」には、主に埼玉、千葉、栃木
    3県の生産農家から届く約100点の野菜や果物が並ぶ。

    生産農家とスーパーの売場を
    直接つなぐシステムを提供しているには
    農業ベンチャーの農業総合研究所(農総研)だ。

    サミット青果部の斎藤秀人バイヤーは
    「珍しい西洋野菜、形がいびつな低価格品など、
    消費者にとっては“宝探し”のようなコーナー。
    集客にはつながっている」と話す。

    ハヤマステーションの集客の核は野菜!

    昨年9月にオープンした
    神奈川県葉山町のハヤマステーション

    商工会が経営主体となっている
    “道の駅”のような商業施設ですが

    ここでも、集客の核は
    地元の農家の野菜なのです

    昨年のオープン時にはちょうど野菜の端境期であり、
    品薄が続いて大変でしたが、野菜が安定して供給されるようになると
    全体の売上げも好調に推移しているようです。

    出品する農家の手取りは極めて高い!

    生産農家と小売店の間に
    JA、市場、仲卸といった中間流通業者が入った場合

    農家の手取りは店頭販売価格の
    おおむね3割程度とされています。

    この場合は、売り切りなので
    農家にとって売れ残りのリスクはありません。

    一方、農総研の直売システムでは
    手数料を差し引いた手取りは販売価格の65%
    ただし、売れ残りのリスクは農家が負うことになります。

    ハヤマステーションに出品している
    農家の手取りは企業秘密になっていますが(笑い)
    売れ残りリスクは、やはり農家が負っています。

    商店街の空店舗に農家の直売所はできないか?

    商店街が活性化していた頃は
    青果店、鮮魚店、精肉店の生鮮三品が揃っていました。

    ところが、スーパーの進出などで
    生鮮三品の店がなくなってしまうと
    商店街の集客力は激減しました。

    そこでです。商店街の空店舗に
    農家に直売所を設置したらいかがでしょうか。

    課題はたくさんあると思いますが
    挑戦してみる価値はあると思います。

    常設が無理ならば
    週に1回くらいから始めたらどうでしょうか。
    私たち「かながわ朝市ネットワーク」も協力させていたさきます。

    今回は以上です。

    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

    【発行者】
    経済産業大臣登録中小企業診断士           大場 保男
    E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp  Tel.090-5521-7427

     

    保育園でも実施されている“まちゼミ”

    2017年11月1日

    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    25年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでも
    お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。

    さて、今回のテーマは
    「保育園でも実施されている“まちゼミ”」です。

    49店舗、56講座で開講された八王子まちゼミ

    店主が講師となってお客様を対象に
    自分の業種に関する生活お役立ち情報や
    専門情報を伝える“まちゼミ”が、全国各地で行われています。

    10月1日から31日までの1ヶ月間
    第8回八王子まちゼミが49店舗、56講座で開講
    主催は、有志で作っている八王子まちゼミの会です。

    眼鏡店では「遠近両用メガネの上手な使い方」
    精肉店では「お肉料理でお子様を喜ばそう」

    ネパール料理店では「美肌になれる薬膳カレーの話」
    など、参加各店が工夫を凝らしたテーマで実施しています。

    保育園でも実施されている靴屋の“まちゼミ”

    私も靴屋が実施した“まちゼミ”に参加してきました。
    テーマは「足と靴と健康のお話」で、期間中に5回実施されました。
    時間は午後1時30分から3時までです。

    講師はシューフィッターの資格を持っている店主
    最初に足型測定器に乗って、参加者一人一人の足型を測定し
    各自の足型測定シートをもらいました。

    写真は私の足型測定シートですが
    身体の重心が前に傾いた立ち方をしていることが分かります。

    この測定結果に基づいて
    外反母趾にならない歩き方
    靴の選び方や履き方の説明がありました。

    靴は足先をゆったり、踵の方をぴったりさせて
    しっかり足の指を使った歩くことが大切であることを
    足首の骨の標本を使っての大変分かりやすく説明してくれました。

    参加者は女性が3名と私の計4名
    女性の1人は保育園の保母さんでした。

    以前、この店の“まちゼミ”に保育園の保母さんか参加し
    ぜひ、子供たちの保護者にこの話を聞かせたいと
    保育園で、出張“まちゼミ”をやってもらったそうです。

    今回参加した保母さんも自分の保育園でやって欲しいと
    やる前に自分で参加したとのことでした。

    商店街はどっこい、死んじゃいない!

    今や全国300ヶ所、実施店舗1万4000店に
    広がり、個店繁盛とまちの価値向上に貢献している“まちゼミ”

    “まちゼミ”を創始した岡崎市の松井洋一郎氏の
    札幌での講演を聞いた紋別市の商業者である宮川法親氏

    オホーツク海に面した人口2万3000人の小さなまち
    商店街は衰退し店主は高齢者ばかり

    「このまちをなんとかしたい」という想いで実施
    仲間たちは半信半疑でしたが結果は大成功、そんな中、
    地元の新聞社の記者が“まちゼミ”を取材して、次のような記事を書いたそうです。

    「あらためて思ったのは、店というのは大小の差はあれ、
    それぞれが独自の雰囲気を持っているということだ。

    店は一国一城である。攻められれば戦うだけの覚悟を持っている。
    堂々としたものである。商店街の個店がこんなにも頼もしく
    立派で、必死に努力しているのに感動し、そんなことに

    気付いていなかった己を恥じた。
    商店街はどっこい、死んじゃいない」

    私も実際に靴屋の“まちゼミ”に参加して
    店主のプロフェッショナルな姿に感動しました。

    今回は以上です。

    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

    【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士  大場 保男
    E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp     Tel.090-5521-7427

     

     

    2部制の朝市やってみませんか?

    2017年10月15日

    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    25年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでも
    お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。

    さて、今回のテーマは
    「2部制の朝市やってみませんか?」です。

    鉄道記念日の昨日、“鉄道の町 山北”では、
    小雨がぱらつく中、「D52フェスティバル」が行われました。

    全国唯一の動くD52 が設置されている
    ここ山北でD52を汽笛とともに実際に動かしました。

    その脇では、子供を乗せたミニSL
    ミニでも実際に石炭を燃やして走ります。

     

     

     

     

     

     

    同時開催として駅前商店街では夕市を実施
    箱根から初出店したミートボール専門店など
    県内各地から20店が出店しました。

     11年続いている山北駅前朝市

    山北では、2006年11月より
    毎月第一日曜日に山北駅前朝市を実施しています。

    第1回目の朝市、私も5時に起きて行きました。
    果たして人は来るかなと心配しながら行ったら
    会場は黒山の人だかり、朝市の集客効果に驚きました。

    私自身、このあと神奈川県内の朝市の連携を目的に
    「かながわ朝市ネットワーク」を立ち上げましたが、
    朝市にかかわるきっかけとなったのが、山北の朝市でした。

    朝市は少ない費用で実施でき
    多くのお客様を集めることができますが
    やっているうちに、だんだんマンネリ化してきます。

    そうすると、お客様の数も減少し
    出店者も減少するというマイナスサイクルに入ってしまいます。

    山北の朝市も同じような状況に陥ってしまい
    お客様も出店者も減少してしまいました。

    また、新しく出来た駅前のマンションに移住してきた
    若い客層をとらえることが出来ないでいました。

    朝市を2部制にして新たな客層を開拓!

    そこで思い切って、2部制の朝市にすることにしました。
    今までは7時から8時30分までだけでしたが
    これを7時から8時15分までの第1部
    8時30分から12時までの第2部の2回実施するようにしました。

    出店者は第1部だけ、第2部だけの出店
    第1部、 第2部を通しての出店もOKです。
    これによって、新しい出店者が増えました。

    第2部は12時までやっているので、
    ブランチを兼ねて朝市にやってくる
    若い家族連れ、観光のお客様も来るようになりました。

    出店者にも、お客様にも選択肢の多い朝市を!

    ある朝市は、6時30分から8時30分まで
    非常に朝早い時間にやっています。

    8時30分に終了すれば、
    そのあと、自分の店を通常通り
    開店させることが出来るというのが大きな理由です。

    しかし、こんなに朝が早いと
    高齢者しか来ないという出店者の意見もあります。

    早い時間帯と遅い時間帯の2部制にすれば
    出店者は、どちらかの時間帯を選ぶことができます。
    遅い時間帯には、今まで来なかったお客様も呼び込むことができます。

    つまり、出店者にもお客様にも
    選択肢の多い朝市にすれば、
    その分活性化した朝市にすることが出来ます。

    もちろん、会場の都合によって、
    長時間使えない場所もあるでしょう。

    でも、朝市だからといって朝早くから実施するという
    固定観念にとらわれないことも大事だと思います。

    今回は以上です。

    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

    【発行者】経済産業大臣登録中小企業診断士     大場 保男
    E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp   Tel.090-5521-7427

     

     

    商店街を地獄に導く三原則とは?

    2017年8月31日

    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでも
    お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。

    先日の日曜日、横浜市栄区の
    新大船商店街で夏まつりを実施しました。

    神奈川新聞に予告記事が大きく掲載され
    問合せ先が私の携帯になっていたので
    「場所はどこですか?」という電話が何本かありました。

    新大船という名が付いた商店街ですが
    大船駅からはバスで20分ほどの交通が不便な場所にあります。

    約40店中、半分以上が空き店舗という
    シャッター通り化している商店街ですが
    20年ほど前までは、買物客で賑わっていました。

    83歳の商店会長が
    その当時やっていた夏まつりを20年振りに
    復活させたいというので、今回の企画になりました。

    県内各地から30店が出店し
    地元の商店街からの出店と合わせて
    約40店が通りに並んだ様は壮観でした。

    午後4時のスタート時は客数もボチボチでしたが、
    時間とともに客数が増え、終了の午後8時までには約5,000名の
    来場者で賑わい、商店街の人たちも大変喜んでいました。

    さて、今回のテーマは「商店街を地獄に導く三原則とは?」です。

    まちづくりの大御所である石原武政先生の言葉!

    「地獄に導く……」、何とも過激な言葉ですよね。
    もちろん私の言葉ではありません。
    まちづくりの大御所と言われている石原武政先生の言葉です。

    石原武政先生は、次のように述べています。

    「まちづくりが形式的な平等主義になっては何も進まない。
    全員参加、全員一致、負担の平等は商店街を地獄に導く三原則である。

    一番底辺に合わせるのではなく、
    まちに思いを入れ、まちを引っ張っていく
    温度の高い人たちを少しでも多く作り出していく。
    主体づくり、仲間づくりとは、まさにこのことである」

    前段の2行だけを読むとビックリしてしまいますが
    後段の4行を読むと、納得!という感じですね。

    合意を得るのに8割以上のエネルギーが割かれてしまう!

    商店街で何かをやろうとする場合
    全員参加、全員一致を求めても、徒労に終わります。

    会合に全員参加などは現実にはあり得ません。
    さらに、商店主たちは一国一城の主ですから
    色々な意見をもっており、全員の意見が一致することも
    めったにあり得ません。

    商店街には、2:6:2の法則があると言われています。
    何かやろうという場合、賛成する人が2割
    反対する人が2割、残りの6割が賛成でも反対でもないというのです。

    反対の人を説得して賛成にまわってもらうよりも
    どちらでもない6割の人に賛成してもらうように説得する
    この方が効率的だと言われています。

    いずれにしても、商店街活動において
    何かをやることよりも、その前の合意形成に
    8割のエネルギーを割かれてしまうと
    多くの商店会長たちが嘆いています。

    同じ金額の商店会費を払っているのだから
    何ごとも平等に!という意識が強いのも商店街です。

    そうなると、商店街活動に消極的な店主
    に合わせるようになってしまい、活動は低調になってしまいます。

    商店街の活性化は、熱い思いを持った商店主たちが引っ張っていく!

    多くの商店街が衰退化していく中で
    数は少なくても、元気で活気のある商店街はあります。

    そんな商店街のリーダーたちは
    例外なく、街に対する熱い思いを抱いています。

    しかし、そのリーダーが役員をやめた場合でも
    その後を若手のリーダーが引き継いでやっていけるように
    今のリーダーが現役のうちに若手を育てていくことが求められます。

    ハード整備に当たり、まず掘り炬燵を作った商店街

    ソフト事業なら全員一致でなくてもやっていけますが
    アーケードの整備やセットバックなどのハード事業は
    全員の意見が一致しないと事業が前に進みません。

    関西のある商店街では
    ハード事業を行うにあたって最初にやったこと
    それは商店街事務所の中に堀炬燵を作ったことです。

    堀炬燵で互いに膝を交えてじっくり話し合う
    時には、炬燵を囲んで酒を酌み交わす
    とにかく、みんなで根気よく話し合う

    こんな場を作って合意形成を図っていったというのです。
    ですから、ハード事業は時間が掛ります。

    どんなに困難な状況の中でも
    どんなに時間が掛ってもみんなをまとめていく
    こんなリーダーが求められているのです。

    熱い思いで引っ張っていくリーダー
    根気よくみんなをまとめていくリーダー

    このような人活かし、街活かしに
    努力しているリーダーを、ある人は
    街商人(まちあきんど)と呼んでいます。

    今回は以上です。

    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

    【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士 大場保男
    E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp   Tel.090-5521-7427

     

     

    今、商店街は何をしていけばいいのか?

    2017年8月25日

     

    私は平成4年から今に至るまで
    24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでも
    お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。

    8月27~28日に小田原城では
    「風魔まつり」が行われます。

    風魔といえば、風魔小太郎
    北条氏康の時代における相模国の忍者集団
    相州乱破の頭目である人物をこのように呼んでいるそうです。

    忍者は外国人に非常に人気があるそうですが
    「風魔まつり」には、多くの外国人が来るのかな。

    今回のテーマは「今、商店街は何をしていけばいいのか?」です。

    コンビニでの生鮮野菜の品揃えの狙いは?

    ここ1~2年でしょうか
    コンビニでの生鮮野菜の品揃えが目に付きますね。
    実はこれ、コンビニの高齢者対応の一環なのです。

    高齢者世帯は、他の年代の世帯より
    生鮮野菜の購入率が高いことが統計上分かっています。

    高齢者が買物で出掛ける距離は
    300~500メートルの範囲です。

    そうすると、高齢者にとっては
    総合スーパーや食品スーパーは遠すぎる
    コンビニならば歩いて行ける距離になる。

    つまり、生鮮野菜の品揃えが
    コンビニの高齢者集客策の一つだったのです。

    同じ商店街のお店にはなぜ行かない?

    歩いて2~3分の場所にあるコンビニが
    リニューアルのため、2ヶ月ほど休業した時がありました。
    この時は本当に不便な思いをしました。

    私は、コンビニではほとんど物を買いません。

    でも、不便な思いをしたのは、買物以外に
    税金などの支払い、宅配便の発送、預貯金の出し入れ
    コピーなどにコンビニを活用しているからです。

    今や、コンビニは私たちの生活する上での
    インフラとして欠かせないものになっていますね。

    だから、コンビニは幅広い
    年代層の人たちに利用されています。

    同じように小商圏で商売しているのに
    コンビニには客が行くが、商店街の店には行かない

    この現実を考えると
    本当に地域生活者が求めている機能や役割を
    商店街の店が果たしているのかという点を考える必要があります。

    キーワードは専門性とアナログ性の2つ

    商店街の個店の機能・役割を考えると
    キーワードは、生活者の課題に対応した専門性と
    face to face のアナログ性の2つだと思います。

    ある靴の専門店では
    外反母趾に対応した靴の品揃えを強化し
    悩みを持った客に対応策を丁寧に説明しています。

    ある乾物専門店では
    乾物を使った料理教室を定期的に開催し
    特に若い世代に対して、乾物メニューの提案を行っています。

    商売とは、提供する商品やサービスを通じて
    客の持っている課題の解決業だと言われています。
    それぞれの業種において、この原点を再度見直す必要があります。

    もう一つのキーワード、それはアナログ性
    このことは、朝市をやっていると良く分かります。

    クリック一つで商品を自宅まで届けてくれる時代
    なぜ、人々は朝早くから朝市に来るのでしょうか?

    朝市に行くと、そこには交流や触れ合いがあるからです。
    どんな人がどんな物を売っているのか、ワクワク感があるからです。

    アナログ性は、前回ご紹介した“ライブ感”にもつながります。
    face to face のアナログ性、そして5感に訴える“ライブ感”
    これらをもっと前面に出していくことが必要だと思います。

    商店街の店に決定的に足りないものは?

    それは、情報発信力、商店街を歩いて
    それぞれの店を見ていると、このことを痛感します。

    情報発信力というと、ホームページを作らなきゃ
    いけないのかと思われるかも知れませんが、
    ホームページだけが情報の発信手段ではありません。

    一番やって欲しいこと、そして誰でもできること
    それはPOPです。それも店頭のPOPです。

    商店街を歩いている人の足を止めさせ
    この店に入ってみようかと思わせるもの
    それが店頭に設置した黒板POPやA字型POPなのです。

    店頭からの店主から客に呼び掛ける挨拶
    生活便利情報、この季節のお薦め商品、本日の特売品
    どんどん発信していきましょう。あまり経費は掛かりません。

    そして、店内に入ったら商品POP
    なぜ、その商品をお勧めするのか
    その理由を45文字程度で表現したのか商品POPです。

    POP以外にも、紙媒体によるニュースレター
    ブログ、メールマガジン、フェイスブックなど
    情報発信のための手段は色々ありますが、
    まずはPOP、商店街の店がやるべき私からの提案です。

    今回は以上です。

    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

    【発行者】  経済産業大臣登録中小企業診断士   大場 保男
    E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp  Tel.090-5521-7427

     

     

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