個人商店が次々と閉店し商店街が衰退していく…活力を失った地域がどんどん増えていく。このまま放置していていいのだろうか?
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商店街活性化

    プレミアムフライデーって何?

    2017年2月9日

    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
    このブログを配信しています。

    今回のテーマは
    「プレミアムフライデーって何?」です。

    今月末の金曜日(2月24日)から
    プレミアムフライデーと呼ばれる消費喚起の運動が行われます。

    経済産業省、経団連や小売りなどの業界団体などが
    旗振り役となって、毎月末の金曜日には午後3時に仕事を
    終えるよう呼び掛けて消費喚起を促す運動

    これがプレミアムフライデーです。

    金曜日の夕方から旅行に出掛けたり
    余裕をもって買物したりすることで
    消費を喚起することを狙った取り組みで

    昨年6月に政府が閣議決定した
    「日本再興戦略2016」の中に国内総生産600兆円
    を達成するため、個人消費を喚起する
    官民連携プロジェクトとして位置付けられました。

    でも、月末の金曜日の午後3時に
    仕事を終えることはできるのでしょうか?

    大手の製造業などは可能かも知れませんが
    そんな余裕がある企業は
    少ないのが現状ではないかと思います。

    では、官民あげて旗振りをしても
    この運動は効果がないのでしょうか?

    実は、昨年11月の第4金曜日(11月25日)
    この日は、関東地方に雪が降った翌日でしたが
    ブラックフライデーというセールが
    イオンなどの一部の小売業で実施されました。

    家計調査によると、この日の消費支出は
    過去5年の同じ金曜日の中で最高であり
    2015年に比べると20%増だったそうです。

    商品別に15年比を見ると、次のようになっています。

    ・被服および履物が24%増
    ・生鮮魚介が19%増
    ・外食が18%増

    2月から始まるプレミアムフライデーには
    居酒屋チェーン店が開店時間を前倒ししたり
    ビールを半額にするなどの手を打つ準備をしているようです。

    デパートでは単にモノを買ってもらうだけでなく
    イベントや講座などを組み込んだコト消費を
    盛り上げようとしているとのことです。

    旅行業界では、金曜日をうまく使って
    アジアなどの近距離旅行商品を用意しているようです。

    さて、商店街の取組みはどうでしょうか?
    これから準備しても2月24日に
    間に合わせるのは時間的に無理かも知れません。

    しかし、これから毎月末の金曜日に行われますので
    3月以降のプレミアムフライデーを狙ってはいかがでしょうか。

    特に飲食店にとってはチャンスになるでしょう。
    ファミリー層を対象にした「まちゼミ」もいいかも知れません。

    日が長くなる4月、5月、6月には
    商店街で“夕市”なども面白いと思います。

    量販店やチェーン店は、
    必ずセールを仕掛けてくると思います。
    商店街もこのチャンスを活かしましょう!

    最後までお読みいただきましてありがとうございました。
    【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                           大場 保男
    E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp     Tel.090-5521-7427

    朝市にはこんな効果が!(その2)

    2017年2月6日

    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
    このブログを配信しています。

    3月26日には、神奈川県内各地の朝市が
    一堂に会する「かながわ朝市サミット」が
    秦野の駅前商店街で実施されますが

    それに先立って、3月5日には
    横浜市・栄区の新大船商店街で
    「朝市まつり」が行われます。

    かつては賑わった商店街ですが
    ここも他の商店街と同様に
    近年は、すっかり賑わいがなくなり、活気が乏しくなりました。

    そんな商店街を元気にしようと
    各地の朝市の有志が集まて「朝市まつり」を実施します。

    朝市サミットは100以上が出店する
    大規模なものになりますが、こちらは40~50店規模になります。

    併催イベントとして
    「かながわあきんどの祭典」も行われます。

    さて、前回のテーマは
    「朝市にはこんな効果が!」でしたが
    今回は、その続きです。

    前回、朝市には9つの効果が
    期待されることをご紹介しました。
    それは、次の9つでしたね。

    朝市に期待される9つの効果

    1 小売りの原点の見直し
    2 地域の事業者の連携(農商連携)
    3 出店者同士の連携
    4 地域住民の交流

    5 地産地消の推進
    6 ワンストップショッピング
    7 新製品のテストマーケティング
    8 新規創業者のテスト出店
    9 商店街・個店への来店促進

    このうちの4つまでは
    前回のブログでご紹介しましたので、
    今回は5つ目の効果からご紹介します。

    5つ目は、地産地消の推進

    地域住民に対して「朝市の魅力は何ですか?」
    というアンケートを実施したとき
    「地域の採れたての野菜を安く買うことができる」
    という回答が一番多かったです。

    やっぱりお客様が求めているのは
    地域の採れたての野菜です。

    地域の農家に出店してもらうことによって
    地産地消を推進することができ、
    お客様のニーズに応えることができます。

    6つ目は、ワンストップショッピング

    スーパーに行けば、1カ所で買物が済むのに
    商店街では、肉は肉屋、野菜は八百屋
    というように1カ所で買物できない
    これが商店街が衰退した一因とも言われています。

    朝市では1カ所に色々な店が出店するので、買い回ることができます。
    つまり、スーパーのようなワンストップショッピングが可能になります。

    また、思わぬ掘り出し物を
    見つけることができるという魅力もあります。

    7つ目は、新製品のテストマーケティング

    新しい弁当や総菜を作ってみた場合
    まずは朝市に出品してみて
    お客様の反応を見ることができます。

    このような新製品のテストマーケティングは
    お店でもできますが、より多くのお客様が集まる場で実施することで
    より多くの反応を得ることができます。

    8つ目は、新規創業者のテスト出店

    新規に店を持ちたい人が
    いきなり店を出すことはリスクを伴います。

    まず、朝市に出店し、そこで品揃え、陳列の仕方
    価格設定、POPの内容などについて
    色々と試してみることがリスクの軽減につながります。

    朝市によって新規創業者を積極的にバックアップし
    その店が商店街に出店してくれれば、
    商店街の空き店舗解消にもつながります。

    最後の9つ目は、商店街・個店への来店促進

    朝市で買った商品を気に入り
    そのお客様が店にも来ていただくようになった
    という話はよく聞かれます。

    朝市の本来の目的は
    朝市で商品の良さを知ってもらい
    店主に親しみを感じてもらって
    店に足を運んでもらうことです。

    したがって、朝市を通して
    いかに商店街や店に足を運んで
    もらうかが課題と言えるでしょう。

    今回は以上です。

    最後までお読みいただきましてありがとうございました。
    【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                          大場 保男
              E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp Tel.090-5521-7427

    朝市にはこんな効果が!(その1)

    2017年2月2日

    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
    このブログを配信しています。

    年に1回、神奈川県内各地の朝市が
    一堂に集まって実施する「かながわ朝市サミット」
    8回目の今回は、3月26日に秦野の駅前商店街で行います。

    同時に「かながわ朝市グルメコンテスト」や
    地域活性化のためのシンポジウムも併催します。

    さて、今回と次回のテーマは
    「朝市にはこんな効果が!」について
    2回に分けてご紹介していきます。

    アメリカではファーマーズ・マーケットが人気!

    アメリカにおける
    朝市とも言えるのがファーマーズ・マーケットです。

    アメリカ農務省によると
    定期的に実施されているファーマーズ・マーケットは
    2010年の時点で全米に6,131ヶ所あり、10年間で2倍に増えているそうです。

    効率や便利さだけが追求されるのがアメリカだと思っていましたが
    やっぱり地元で採れた野菜などを買うことができ
    会話や交流があるファーマーズ・マーケットが人気なのですね。

    アメリカでは近年
    ファーマーズ・マーケットが中心市街地再生の
    重要な役割を果たすという認識が深まっていると言われています。

    朝市に期待される9つの効果

    今まで10年以上、朝市にかかわって来て
    朝市には、次の9つの効果が期待できると感じています。

    1 小売りの原点の見直し
    2 地域の事業者の連携(農商連携)
    3 出店者同士の連携
    4 地域住民の交流

    5 地産地消の推進
    6 ワンストップショッピング
    7 新製品のテストマーケティング
    8 新規創業者のテスト出店
    9 商店街・個店への来店促進

    1つ目は、小売の原点の見直し

    小売りの原点は対面販売です。
    「これは、こうして食べるとおいしいよ」
    「買って帰ったらこうして保存しておきなよ」

    など、昔の商店街ではこんな会話が
    お客様との間で交わされていました。

    朝市は、このような会話や交流を楽しむことができ、
    小売りの原点を見直す場でもあります。

    2つ目は、地域の事業者の連携(農商連携)

    朝市をきっかけとして
    地域の農家の野菜を並べる青果店
    地域で採れた野菜を使ったメニューづくりを行う
    飲食店などが出てきました。

    朝市に地域の農業者に出店してもらうことによって
    商業者との交流が始まり、それが新しい
    農商連携につながっていくことが期待できます。

    3つ目は、出店者同士の連携

    朝市に出店しているパン屋と肉屋が
    手を組んで新たなハンバーガーを作ったという事例がありました。
    同じ商店街の店同士でも、普段はなかなか交流ができません。

    ところが、朝市に出店すると
    それぞれの店の商品を互いに見ることができ
    説明を聞くことができます。そこから出店者同士の連携が始まります。

    4つ目は、地域住民の交流

    「月に一度の朝市に行って友達と会い
    おしゃべりをするのが楽しみだ」という高齢者がいました。

    朝市に行って地域住民同士でラジオ体操や
    ダンベル体操をやるのを楽しみにしている人もいます。

    かつて、商店街は地域住民の交流の場と言われていました。
    朝市にはこのような商店街が
    果たしてきた役割を期待することができます。

    今回は以上です。
    次回は、朝市にはこんな効果が!
    その2をご紹介します。

    最後までお読みいただきましてありがとうございました。
    【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
    大場 保男
    E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp Tel.090-5521-7427

    寂しかった商店街に黒山の人だかり!

    2017年1月26日

    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
    このブログを配信しています。

    先日、茅ヶ崎のサザン通り商店街の
    前会長の小林健二さんに商店街の話を伺ってきました。

    小林さんの弟さんが
    サザンオールスターズの桑田佳祐と
    幼稚園時代からの同級生、中学では野球部で一緒でした。

    小林さんは野球部の先輩で
    桑田佳祐が子供の頃から野球を教えていました。

    商店街には、桑田佳祐が結婚指輪を買った宝飾店等
    彼と縁がある店が多くあります。

    そんなご縁より、
    2008年、小林さんの発案で
    商店街事務所だった場所に「サザン神社」を建てました。

    全国からサザンのファンが
    参拝に訪れ、商店街ではサザンの
    コピーバンドによるイベントなどを行っています。

    さて、前回のブログで、神奈川県内の朝市が一堂に会する
    「かながわ朝市サミット」が3月26日に秦野で
    行うことが決まったことをお知らせしました。

    そんなわけで今回も朝市がらみのお話しをさせていただきます。
    テーマは「寂しかった商店街に黒山の人だかり!」です・。

    私が最初に朝市にかかわったのは、
    御殿場線山北駅前通りの商店街です。

    かつては鉄道の町として大変賑わっていた
    山北駅前通りの商店街、今は駅も無人駅になってしまい
    日中の人通りも少なく寂しい商店街となっています。

    何とか賑わいを取り戻そうと
    朝市を始めたのが平成18年11月5日。

    お客様は来ているだろうかと
    心配しながら会場に着いてみると黒山の人だかり。

    日中の商店街の寂しさとはうって変わった
    雰囲気にビックリ、両手に買物袋を下げて
    嬉しそうに帰っていくお年寄りの姿が印象的でした。

    店が飛び飛びの商店街でも
    朝市では1か所に色々な商品を販売する店が集まります。
    だから会場を買い回る楽しさがあります。

    元気な声が行き交っています。
    「袋に詰め放題でいくら」というような
    お得な企画もあります。

    「朝市に行ったら久しく会えなかった
    友だちを会うことができた」という声も聞かれました。

    朝市の魅力が人を呼び、それが賑わいを作ります。
    これが出店者の喜びや自信につながります。

    お客様も朝から活気のある朝市の
    雰囲気に浸ると元気になります。
    だから朝市では、売る方も買う方も笑顔になります。

    あれから10年以上経った山北の朝市
    一時はマンネリ化した時期もありましたが
    もちろん、今も続いています。

    それどころか、朝市だけでなく夕市も実施しています。
    山北には全国で唯一、動くD52(SLです)が設置されています。
    昨年10月、D52が動く日に合わせて夕市をやりました。

    神奈川県内各地の店に応援出店してもらい
    駅前商店街に約50店の臨時商店街ができました。

    動くD52の効果と相俟って
    8千人くらいのお客様が来ました。

    今回は以上です。
    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

    【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                                大場 保男
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    “ヒト”が主役の朝市は小売りの原点!

    2017年1月19日

     

    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
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    今年度の「かながわ朝市サミット」は秦野に決定!

    毎年、神奈川県内の朝市が一堂に会して行われる
    「かながわ朝市サミット」、8回目の今回は
    3月26日(日)小田急線秦野駅前商店街に決定しました。

    写真は前回の寒川での朝市サミット
    金太郎ふるさと会のブースです。

     

    神奈川県内では50か所以上で朝市が行われています。
    この朝市の横の交流を図ることを目的に、平成21年に
    「かながわ朝市ネットワーク」を立ち上げました。

    その活動の一環として行われるのか「かながわ朝市サミット」
    今まで、横浜、平塚、小田原、相模原、座間、茅ヶ崎、寒川で
    実施してきました。

    毎回、東は三崎から西は湯河原まで
    神奈川県内各地より約100店が出店し、
    2~3万人の来場者で賑わいます。

    そこで今回のテーマは
    「“ヒト”が主役の朝市は小売りの原点!」です。

    寒い日のある朝市での会話

    次のお話しは、
    朝市でパンを販売している髙山さんと
    ある女性との会話です。

    現在はお店を辞めて、
    お一人で暮らしているそうですが、
    とてもお元気なある年配の女性

    あんた達、このところ朝から寒いのにご苦労さんだね~
    若いのにね~頑張っている姿を見てたら、買わずにいれらないよ!

    いゃ~買っていただかなくても
    朝市に来ていただいて、お話しするだけでも私たちは嬉しいですよ!

    何言ってんだよ!そんなことできないよ
    わたしゃ、パンは嫌いだけど、人にあげるから…

    来ていただいただけでも嬉しいのに
    とてもかっこいい女性でした。
    嬉しさのあまり、黒糖のパンをお家に届けたら

    これサービス?

    サービスと言うか、とにかく食べてもらいたくて…

    そうけ、ありがとよ!寒いけど、頑張りなよ

    だから朝市は楽しい、嬉しい!
    クセになる!

    朝市は小売りの原点!

    ある商店街の会長が朝市が終わったあと
    紺がことを言っていました。

    「朝市をやると大勢のお客様が来てくれます。
    安さや新鮮さに惹かれてという面もありますが
    朝市では売る方も買う方も笑顔です。

    お客様と商人の間に会話や交流があります。
    昔の活気ある商店街の雰囲気が朝市にはあります。

    笑顔や会話がなくなってから
    商店街の衰退化が始まったのかも知れません」と。

    “モノからコトへ”という言葉があります。
    良いモノを販売して、それにより顧客を満足させていた時代は終わり

    近年の考え方は、そのモノを使ってどのようなコトができるのかを
    重要視するようになってきています。

    人を介さずに居ながらにして
    便利に買物できるネット通販を利用している人が
    増えてきている現代、小売業が生き残っていくには

    ネット通販ができないことを
    前面に打ち出していくことが必要だと思います。

    それは何か、「ヒト」だと思います。
    “モノからコトへ”をさらに一歩進めた
    “コトからヒトへ”が時代の求めているキーワードの一つであり

    朝市を通して小売りの原点である
    “対面販売”の良さを見直すことが必要だと思います。

    今回は以上です。
    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

    今回に引き続き、
    今後、数回にわたって朝市の
    話をしていきたいと思います。
    【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                          大場 保男
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    「“まちゼミ”はセミナーではない!

    2016年11月10日

    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
    このブログを配信しています。

    15年前から始まった「まちゼミ」
    今では全国260か所で実施されており、
    14,000店が参加しています。

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    今週の月曜日(11月7日)に
    「まちゼミ」発祥の地である岡崎から
    松井洋一郎さんを講師に招いて「まちゼミ」のセミナーが行われました。

    川崎市役所が実施した
    このセミナーを聞きに行って来ました。

    そこで今回のテーマは
    「“まちゼミ”はセミナーではない!」です。

    10店舗からスタートした岡崎の“まちゼミ”

    岡崎と言えば徳川家康ゆかりの地
    そのため、歴史のある老舗が多いのが特徴

    しかし、郊外に大型店が出店してきて
    閉店が相次ぎ、800店以上の店が500店になってしまいました。

    代々続いた歴史のある店を
    自分たちの代で閉鎖してはならない

    イベントをはじめ、各地の商店街で
    行われている様々な事業を実施したけど
    売上げや本業には直接つながらない。

    そこで始めたのが“まちゼミ”
    参加店10店舗、参加客190人からスタートしました。

    15年後の今では
    参加店150店、参加客4,000人の規模に成長しました。

    あらためて“まちゼミ”とは何か?

    “バル”、“100円商店街”と並んで
    商店街活性化の3種の神器と言われている“まちゼミ”
    そもそも“まちゼミ”とは、どのような事業でしょうか?

    商店街の店主が講師となり
    自分の店を会場にし、
    5人程度という少人数のお客様を対象に
    生活提案をしたり、その店ならではの
    体験してもらう集まりです。

    例えば、川崎大師まちゼミでは
    米屋さんが「初めてのぬか床づくり」
    そば屋さんが「そばとなぜか?ワインの話」
    パン屋さんが「オリーブオイルでパンを食べる」

    “まちゼミ”でやってはいけないことがあります。
    それは、商品を販売することです。
    売り込もうとすれば、お客様は引いてしまいます。

    その場で販売しなくても
    参加したお客様は後から来店して商品を買っていくのです。

    再来店して商品を買う人の比率は約3割だと言われています。
    ここで、商売につながるわけです。

    “まちゼミ”はセミナーではない!

    “まちゼミ”とは、
    店主が講師となって店内でセミナーを実施し
    お客様の生活に役立つ情報を伝えること

    このような考え方が一般的です。

    しかし、松井洋一郎氏は“違う”というのです。

    彼曰く
    “まちゼミとは、セミナーではない
    コミュニケーション事業である”と。

    セミナーならば
    一度に多くのお客様を集めてやった方が効率がいいでしょう。

    しかし、“まちゼミ”はコミュニケーション事業だから
    少人数で実施しているのです。

    “まちゼミ”とは
    店主とお客様とがコミュニケーションを通して
    新しい関係を作っていくことが目的である。

    そして、店主という“人”を売っていく事業である
    というのです。
    彼のこの言葉が非常に印象的でした。

    コミュニケーションから
    生まれる関係性創造型ビジネス

    西麻布のビルの2階にある「kiso bar」
    普通だったら入りにくい立地の店ですが
    ここが今、西麻布の新名所になっているそうです。

    この店、1階の入口に黒板POPが設置されており
    店主の木曽さんが毎日書いています。

    “昨日は六本木のケバブ屋のスタッフの方がいらっしゃいました。
    新しい出会いに感謝!!
    オープンして1ヶ月!!
    木曽真輔(38)神戸出身です。
    お気軽にどーぞ!!”

    黒板POPで良くあるのが
    “7時までにご来店のお客様、生ビールが半額です”
    というようなものです。

    木曽さんの黒板POPとどこが違うのか?
    店主の年齢や出身地が分かります。
    新しい出会いに感謝しているというあたたかい人柄も伝わります。

    つまり、思い切って“個”が出ているのです。
    “個”を出すことによって、道を歩いている人と
    コミュニケーションをしているのです。

    “まちゼミ”と黒板POP
    全然違うものですね。
    しかし、そこには共通点があります。

    それは、双方とも
    “コミュニケーションから生まれる
    関係性創造型ビジネス”ということです。

    これからの個店のあり方を示しているように思います。

    今回は以上です。
    最後までお読みいただきましてありがとうございました。
    【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                          大場 保男

            〒252-0226 神奈川県相模原市中央区陽光台2-12-8
            E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp Tel.090-5521-7427

    農業者とのネットワークによって商店街の活性化を!

    2016年10月14日

    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
    このブログを配信しています。

    今月は毎週のように神奈川県内各地で朝市をやっています。

    第1日曜日は、川崎市幸区の小倉神社ふれあい朝市
    9月からスタートして今月は2回目

    ここの朝市は商店街と町内会が一体となって実施しています。
    子供会も参加して、出店者のポスターを作ったり
    販売の手伝いをしています。

    写真は9月に実施した朝市
    子供たちがたい焼きづくり体験をしています。
    出店者も子供たちに教えることに張り合いを感じているようです。

    img_1592

    第2日曜日は、「さがみはら朝市まつり in 古淵」
    10時から14時まででしたが、11時近くまで雨が降って
    客足はイマイチ、私もずぶ濡れになって会場を飛び回り
    風邪をひきそうになりました。

    そして明日(15日)は、山北で
    「D52奇跡の復活記念夕市」
    神奈川県内各地から40店が山北に結集して行われます。

    朝市で人だかりが出来ているのは青果物のブース
    どこの朝市でも農家や八百屋のブースが多くのお客様を集めています。
    やはり、新鮮な野菜を求めている人が多いということを実感させられます。

    商店街の衰退化が謂れて久しくなりますが
    その大きな要因が、商店街から生鮮三品の店がなくなったこと
    特に八百屋がなくなると、急速に衰退化が進んで行きます。

    八百屋がなくなって衰退化している商店街を見ると
    もっと農家と連携して商店街を活性化できないかと
    朝市をやるたびに、そんな気持ちを強く抱きます。

    例えば、商店街の空店舗を活用して
    週に1回程度、農家の野菜を販売する青物市を実施する。

    例えば、商店街のちょっとした空地を利用して
    農家とともに商店街から3~4店が出店して
    小規模な朝市を実施する。

    私たちはこれを“まち角朝市”と呼んでいますが
    昨年、横浜のある商店街で実施し
    地域の人たちから、もう一度やって欲しい
    というリクエストが多く寄せられています。

    例えば、商店街の飲食店が、
    地元農家の新鮮な野菜を使った料理を提供する。

    酒などの配達を行っている酒屋が
    農家の野菜を飲食店に配達するフードネットワーク
    づくりを行っている例もあります。

    先日行った焼き肉店
    サラダなどに地元農家の野菜を使っていました。
    さらに、店の一角ではその野菜を販売していました。

    アメリカでは市街地などで
    地元の農産物とその加工品などを販売し
    地域住民の交流拠点となっている
    ファーマーズ・マーケットが盛んに行われているそうです。

    農業者と商業者、地域住民が一体となった
    地域コミュニティが、ファーマーズ・マーケットなのです。

    アメリカでは近年、ファーマーズ・マーケットが
    中心市街地再生の重要な役割を果たすという
    認識が深まっていると言われているとのことです。

    私たちは、朝市の集客のために
    農家に出店してもらおうと考えてきましたが

    これだけにとどまらず、
    商店街の新たなコミュニティづくりのために
    農業者と商業者のネットワークをもっと
    もっと強くしていく必要があると思います。

    そこに商店街や地域活性化の
    一つの方向性があるように思います。

    今回は以上です。
    最後までお読みいただきましてありがとうございました。
    【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
    大場 保男

    〒252-0226 神奈川県相模原市中央区陽光台2-12-8
    E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp
    Tel.090-5521-7427

    ネット全盛の今だからこと、人々は交流を求めている!

    2016年9月3日

    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    23年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
    このブログを配信しています。

    逗子市の「なぎさ通り商店街」
    JR逗子駅を降りて右に入った
    線路沿いの商店街です。

    入口に近い場所にスーパースズキヤ
    出口に近い場所にオーケーストアと、出入口にスーパーがあり
    その間に個性的な飲食店が点在している商店街です。

    商店街の中ほどにある「蒲竹水産」
    おでんやはんぺんなどを自家製造して販売
    外からは目立たない隠れた名店であり
    無添加の伊達巻は全国蒲鉾品評会水産庁長官賞を受賞しています。

    写真は「戸隠そばみなも」
    水車が目印の手打ちそばの旨い店です。

    IMG_1495

    「第6回地域再生大賞」の準優勝に
    「岡崎まちゼミの会」が選ばれました。

    この賞は、地方新聞45社と共同通信社によって設立され
    地域活性化に挑む団体を表彰するものです。

    岡崎で始まった「まちゼミ」
    現在、全国の200を超える地域で実施されています。

    神奈川県でも実施されていますが、
    まだ実地地域が少なく、今後さらに多くの地域で
    実施されることが期待されます。

    今回のテーマは
    「ネット全盛の今だからこと、人々は交流を求めている!」です。

    ザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニー日本支社長の
    高野登さんのこんな言葉を目にしたことがあります。

    「光り輝く国」を意味する「ジパング」、
    しかし今、日本の社会は非接触サービスであふれ、輝きを失いつつある。

    自販機、音声サービス、ATMなど。
    言葉を交わすことなく日常が過ぎ、心の交流が希薄になっていく社会。
    そして、増え続ける悲しい事件。
    今こそ日本人のやさしさと慈しみの心を見つめなおす時だろう。

    私たちの毎日は、まさに「非接触サービス」であふれていますね。

    欲しいものは何でも
    言葉を一切交わすことなく
    クリック一つで自宅まで届けてくれます。

    このような世の中の流れに抗するように
    アナログ販売の極とも言える朝市をやると
    大勢の人たちが集まってきます。

    対面販売の良さを再認識しよう
    もっと、地域の人たちが交流できるコミュニティをつくろう

    こんな狙いのもとに
    私たちは、「かながわ朝市ネットワーク」を立ち上げ
    各地の朝市の立ち上げ支援や、朝市同士の情報交換を行っています。
    活動の一環として
    年に1回、神奈川県内の朝市が一同の会する
    「かながわ朝市サミット」を実施しています。

    ほぼ、出店料だけで運営しているので
    ほんの少しの広報予算しか掛けられませんが
    1回当たり2~3万人の人たちが集まってきます。

    時々、不思議に思うことがあります。
    朝市と言っても、特別の安いものが売っているわけではない
    でも、なぜ朝早くからこんなに人が集まってくるのだろうか?と。

    そうなんです。人々は、ふれあいや交流を求めて朝市にやってくるのです。
    「非接触サービス」があふれている日常だからこそ
    「接触サービス」を求めているのです。

    朝市をやるたびに、このことを実感させられます。

    ある商店街の会長が
    朝市の会場で、こんなことを言っていました。

    「朝市では、売る方も買う方も笑顔、
    お互いに会話を楽しんでいる。昔の商店街はこんな感じだった。
    今の商店街にはこれがなくなった。だから衰退してしまったのだろう」

    便利さと効率性
    これらとともに、人々は
    ふれあいや交流、接触サービスを求めています。

    ビジネスモデルの中に
    このような要素を取り入れていくことも大切だと思います。

    明日、9月4日は
    川崎市の小倉商栄会での初めての朝市
    8時から出店者の受付なので、5時半には起きて出掛ける必要があります。

    朝市は大好きなんですが、朝早いのが苦手な私です。
    でも、毎日ではないので頑張って早起きして行って来ます。

    今回は以上です。
    最後までお読みいただきましてありがとうございました。
    【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                          大場 保男
                E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp Tel.090-5521-7427

    2016年8月21日

    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを共有することによって

    商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
    このブログを配信しています。

    鎌倉の小町通り商店街、
    真夏の暑い盛りでも多くの人で賑わっています。

    IMG_1498

    これだけ多くの人が集まる商店街
    当然、家賃は高くなり、えっ、そんなに高いの!
    と驚くような坪当たりの賃料です。

    その影響もあって
    小町通りは店の入れ替わりが激しいと言われています。

    他の場所よりも売上げがあがっても
    家賃負担が高いので、利益が出ずに撤退せざるを得ない
    そんな事例が多いというのです。

    神奈川県ではありませんが、
    これとは逆の話を聞いたことがあります。

    商店街内にあったデパートが撤退したため
    人通りが少なくなった商店街
    そのため、家賃が非常に安くなった。

    そのため、資本力があまりない若い商業者が
    その商店街に出店するようになり、
    面白い通りになったというのです。

    鎌倉の小町通りのように
    撤退しても次々に新しい店が出店してくるような商店街は例外であり
    ほとんどの商店街は、店が撤退すればそこは空店舗になってしまいます。

    投資額からスタートしての家賃設定では
    テナントは埋まらない。自分たちの街に誰に来て欲しいのか
    どんな人に入居して欲しいかのか、街をどう変えるのか
    地権者がこんな視点を持つことが大切だ。
    昨日はある集まりで、こんな話を聞いてきました。

    さて、第6回目のブログである
    今回のテーマは「商店街には買いたいものがない!?」です。

    「商店街の過去・現在・未来を考える」と題する
    流通科学大学の石原武政先生の講演を聞きました。

    講演の中で、従来の人集めイベントと違った
    タイプのイベントとして次の6つをあげていました。

    1. 静岡市の呉服町商店街から始まった「一店逸品運動」
    2. 山形県新庄市から始まった「100円(縁)商店街」
    3. 岡崎市から始まった「まちゼミ」

    4. 函館市から始まり、伊丹を基点に関西に普及している「まちバル」
    (神奈川県では「ちょい飲み」と呼んでいます)
    5. 千葉県柏市から始まった「まち歩きマップ」
    6. 島根県出雲市から始まった「商店街人生ゲーム」

    従来のイベントは
    商店街に人を集めることはするが
    それを個店に入店させるのは、個店の努力であるとしていました。

    ところが上記のイベントは
    個店に客を呼び込むことを目的に実施しており
    これが従来型のイベントと違うと言うのです。
    さらに、共通点として次の4つをあげています。

    1. 一過性のイベントに終わらせていない。

    補助金をもらって大々的にやる一過性のイベントではなく
    継続して実施しています。
    実施したら必ず反省する機会を設け、
    次の実施にフィードバックさせるようにしています。

    2. 商店街の全員参加を求めない。

    商店街の役員の悩みの種は
    会員の足並みがバラバラで
    非協力的な会員が多いということです。

    しかし、上記6つのイベントは
    最初から全員参加を求めていません。
    「この指とまれ!」で、やりたい店だけで実施しています。

    3. 小さな予算規模で実施している。

    いずれも小さな予算規模でできるイベントです。
    だから補助金を頼りにしなくても
    行政から独立して自主事業として実施することができます。

    4. 既存の商店街組織にとらわれずに事業ができる。

    商店街以外の外部の人たちを
    サポーターとして巻き込んで実施しています。

    これからの商店街の事業は
    商業者以外の地域の人たちや学生と
    一緒に行っていくことがポイントになります。

    このように見てみると、従来型のイベントとは
    コンセプトそのものが違うように感じます。

    さらに、石原先生は、商店街を利用しない理由として
    「商店街には買うものがない」という声を良く聞くが
    商店街を利用したことがないのに、
    なぜ「買うものがない」と分かるのかと皮肉っていました。

    「商店街には買うものがない」のではなく
    「買いたいものがある」ことを上手く発信できていないだけだ。

    その証拠に「まちゼミ」をやれば
    参加者の2~3割が再来店して店の客になると言っていました。

    「商店街には買うものがない」のではなく
    「買いたいものがある」ことを上手に発信していないだけだ。
    この言葉に大きく頷いている私でした。

    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

    【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
    大場 保男
    E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp Tel.090-5521-7427

    商店街はいま必要なのか?

    2016年8月6日

    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを共有することによって

    商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
    このブログを配信しています。

    多くの商店街が衰退していくなか
    活気があり元気がある商店街の一つが
    川崎市のモトスミブレーメン通り商店街です。

    IMG_1387

    ドイツのロイドパサージュ商店街と連携し
    中世ヨーロッパのロマンと語らいをコンセプトに
    様々な活動を展開しています。

    ブレーメン方式とも言える
    独自のポイントカードを導入しており
    ポイント事業の取組みが評価されたことにより
    平成28年5月、中小企業庁より「はばたく商店街30選」を受賞しました。

    これだけでなく、
    一店一エコ運動、防犯ガーディアン、
    高齢者施設への出張商店街、秋の祭典「フライマルクト」
    商店街の音楽隊など、よくこれだけの活動ができるな
    と思われるくらいの多彩な活動を行っています。

    商店街活動を牽引しているのが理事長の伊藤博さん
    多くの公的役職も兼務していますが
    本業のクリーニング店の仕事もしっかりやっています。

    場所は東横線の元住吉駅前です。
    ちなみにこの駅には急行は止まりません。

    さて、今回のテーマは「商店街はいま必要なのか?」です。

    商店街は利用していないけど、なくなったら困る!

    数年前に、
    ある商店街周辺の地域の方々に集まっていただき、
    商店街の活性化について意見交換会を行ったことがあります。

    「商店街を利用していますか?」という質問に対して
    「以前は利用したが、今はほとんど利用していない」
    という回答が大半でした。

    そこで、「商店街を利用していないのならば
    商店街はなくなってもいいのではないですか?」と質問すると

    一瞬の間を置いて
    ほとんどの方が「商店街がなくなったら困る」と答えたのです。
    すぐにではなく、一瞬の間を置いて答えたという点に、微妙なニュアンスを感じました。

    「利用していないのなら、
    商店街がなくなってもいいのではないですか?」
    と質問すると、「なくなったら地域が寂しくなるから困る」というのです。

    商店街は利用しないけど
    商店街がなくなると地域が寂しくなるから困る。
    これが地域の方々の意見でした。

    学生も商店街の現状を憂えている?

    大学の教授である満薗勇氏が
    「商店街はいま必要なのか」という本を書いています。

    その中に、学生に対して
    商店街について質問した記述があります。

    大学の講義で商店街をテーマで話をすると、
    学生からのコメントは、さびれゆく商店街の現状を憂うもので溢れかえる。

    ・小中学校のときよく使っていた商店街が、
     最近できたショッピングモールの影響で、
     コンビニとパチンコ店以外がなくなって残念だった。

    ・商店街は残ってほしい。あの雰囲気が好きなので。
    ・個人的に商店街は好きなので、
     盛り上がり直してくれると嬉しい。

    このように、商店街がさびれていくことに対しては、
    多くの学生から「残念」「悲しい」「さみしい」といった声が寄せられますし、
    商店街を「好き」だという学生が数多くいます。

    「では商店街で買物をしているか?買物したいと思うか?」と問い掛けると
    学生からは、「していない」「したいと思わない」という答えが返ってきます。

    商店街周辺の地域方々が
    商店街がなくなると街が寂しくなると
    感じていることは理解できますが、

    商店街を利用しない学生までが
    「残念」「悲しい」「さみしい」と
    感じている、このことは大きな驚きでした。

    なくなるのは困るけど、商店街では買物しない!

    学生も地域の方々も、商店街は物を買う場としては利用しないけれど
    街路の賑わいの場、交流の場、地域コミュニティの担い手
    という面から、商店街の存続を望んでいると言えるでしょう。

    しかし、これだけでは経済活動は成り立ちません。

    地域コミュニティの担い手としての役割を果たしつつ
    経済的にも成り立つ商店街にしていくにはどうしたら良いのか
    こんな観点から商店街のあるべき方向を見極めていく

    今後、このブログでは
    この点について考えていきたいと思います。

    最後までお読みいただきましてありがとうございました。
    【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
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