個人商店が次々と閉店し商店街が衰退していく…活力を失った地域がどんどん増えていく。このまま放置していていいのだろうか?
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月別アーカイブ: 2017年12月

    農家の直売所を商店街に設置できないか?

    2017年12月16日

    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    25年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでも
    お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。

    さて、今回のテーマは
    「農家の直売所を商店街に設置できないか?」です。

    相模原の聖護院大根がスーパーに!

    今日、久し振りに相模原・古淵のイオンに行って来ました。
    スーパーの野菜売場とは別の場所に、農家の直売所がありあました。
    そこでこんなPOPが目に付きました。

    「これは大きな株ではありません。
    相模原の〇〇さんが栽培した
    聖護院大根です。煮物にすると美味しいです」

    聖護院大根と言えば、京都の野菜
    関東地方ではあまり馴染みがないので
    こんなPOPが付けられていたのかも知れません。

    周囲を見ると、スーパーの野菜売場では
    あまり見掛けないような西洋野菜なども並んでおり
    生産者の名前もしっかり表示されていました。

    12月13日の日経MJにも農家の直売所の記事が!

    東京都杉並区のサミットストア善福寺店
    通常の青果売場とは別に設けられている
    「農家の直売所」には、主に埼玉、千葉、栃木
    3県の生産農家から届く約100点の野菜や果物が並ぶ。

    生産農家とスーパーの売場を
    直接つなぐシステムを提供しているには
    農業ベンチャーの農業総合研究所(農総研)だ。

    サミット青果部の斎藤秀人バイヤーは
    「珍しい西洋野菜、形がいびつな低価格品など、
    消費者にとっては“宝探し”のようなコーナー。
    集客にはつながっている」と話す。

    ハヤマステーションの集客の核は野菜!

    昨年9月にオープンした
    神奈川県葉山町のハヤマステーション

    商工会が経営主体となっている
    “道の駅”のような商業施設ですが

    ここでも、集客の核は
    地元の農家の野菜なのです

    昨年のオープン時にはちょうど野菜の端境期であり、
    品薄が続いて大変でしたが、野菜が安定して供給されるようになると
    全体の売上げも好調に推移しているようです。

    出品する農家の手取りは極めて高い!

    生産農家と小売店の間に
    JA、市場、仲卸といった中間流通業者が入った場合

    農家の手取りは店頭販売価格の
    おおむね3割程度とされています。

    この場合は、売り切りなので
    農家にとって売れ残りのリスクはありません。

    一方、農総研の直売システムでは
    手数料を差し引いた手取りは販売価格の65%
    ただし、売れ残りのリスクは農家が負うことになります。

    ハヤマステーションに出品している
    農家の手取りは企業秘密になっていますが(笑い)
    売れ残りリスクは、やはり農家が負っています。

    商店街の空店舗に農家の直売所はできないか?

    商店街が活性化していた頃は
    青果店、鮮魚店、精肉店の生鮮三品が揃っていました。

    ところが、スーパーの進出などで
    生鮮三品の店がなくなってしまうと
    商店街の集客力は激減しました。

    そこでです。商店街の空店舗に
    農家に直売所を設置したらいかがでしょうか。

    課題はたくさんあると思いますが
    挑戦してみる価値はあると思います。

    常設が無理ならば
    週に1回くらいから始めたらどうでしょうか。
    私たち「かながわ朝市ネットワーク」も協力させていたさきます。

    今回は以上です。

    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

    【発行者】
    経済産業大臣登録中小企業診断士           大場 保男
    E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp  Tel.090-5521-7427

     

    印刷広告とデジタル広告、どちらが効果的か?

    2017年12月10日

    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    25年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでも
    お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。

    横須賀・久里浜の黒船朝市に行って来ました。
    フェリーに乗って千葉県からの出店もありました。

    沢山のテーブルと椅子を設置してあるので
    ペリーが来航した海を眺めながら、ゆったりと飲食できます。

    私が行ったのは10時半過ぎ
    開始直後の9時ごろはすごい人出だったそうです。

    それにしても、朝市ってなんでこんなに
    賑わうのだろうと、不思議な思いに駆られます。

    さて、今回も前回に引き続いて
    脳科学マーケティングからの情報で
    テーマは「印刷広告とデジタル広告、どちらが効果的か?」です。

    印刷広告はもう時代遅れか?

    印刷広告に比べてデジタル広告は
    効率的で、比較的低コストで、動画や音声などを
    組み込むことができるので、印刷広告は太刀打ちできない。

    さらに、デジタル広告を見る人の
    興味関心や過去の行動履歴などに基づいた
    広告を打つことも可能なので、的を絞ることができる。

    さあ、どうでしょうか。このように見てみると
    これからはデジタル広告が圧倒的に有利であり、印刷広告は
    もはや時代遅れだと言われても、グーの音も出ませんね。

    紙媒体の印刷広告は、感情に訴えることができる!

    ここで脳科学マーケティングの登場です。
    大手広告代理店ミルワード・ブラウンの調査によると
    印刷広告の方が脳に「より深い痕跡」を残すことが分かったというのです。

    紙は、物として私たちの目の前に存在しているので
    脳内の空間記憶にかかわる神経回路網を活性化するので

    紙媒体の広告の方が、より鮮明であり
    感情を伴って残ることが実証されたというのです。

    これは、どういうことでしょうか。
    感情に訴えるメッセージは、
    紙媒体による広告の方が、より記憶されるということです。

    チラシでは何を訴えていけばいいのか?

    この研究結果をチラシに活かす方法を考えてみましょう。
    多くのチラシが商品の紹介に終始しています。
    これでは、デジタル広告に負けてしまいます。

    印刷媒体では、感情に訴える方が有利であるならば
    商品紹介の前に、“共感”から入ることが重要だと思います。

    例えば、あなたはこんなことで困っていませんか?
    こんな悩みはありませんか?という問い掛けから入ります。

    すると、「そうそう、そんなことあるわ」
    とチラシを読んだ人は共感し、その先を読もうとします。

    最初から、わが社の商品はこんなに素晴らしいですよ
    と訴えても、相手の感情を刺激することはできません。
    読む人の気持ちや立場を考えたメッセージが重要なのです。

    印刷に使用する紙は厚い方が効果的?

    私たちは経験的に
    薄い紙だとすぐ捨てられてしまうから
    予算が許すならば、なるべく厚い紙にしようと思っていました。

    じつは、これは正しいことだと
    脳科学マーケティングが言っているのです。

    紙は手で持つことができ、
    厚さや重さを感じることができます。

    そうすると、そこに表現されている内容も
    厚く、重く印象づけられると言うのです。
    つまり、厚い紙の方が捨てられないというわけです。

    ネットよりも郵送の方が出店者が集まる!

    これは、毎月各地に朝市の
    出店者を募集している私の経験です。

    メールで出店者を募集する場合と
    紙媒体を郵送して募集する場合とでは
    紙媒体の郵送の方が5割近く申し込みが多いのです。

    出店者募集ですから、
    何か感情に訴えているわけではありませんが
    こんな結果になっているのです。

    メールで募集すれば、コストはあまり掛かりませんが
    郵送の場合は1通82円を負担しなければならない
    でも、仕方ないなぁ~と思いつつやっている私です。

    今回は、デジタル広告全盛の今
    印刷広告をもう一度見直してみましょうという内容でした。

    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

    【発行者】     経済産業大臣登録中小企業診断士          大場保男
    E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp  Tel.090-5521-7427

     

    選択肢を増やすと売れない!?

    2017年12月3日

    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    25年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでも
    お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。

    川崎市小倉神社の今年最後の朝市
    最近は、手づくりの布草履を販売する人など
    趣味の作品を販売する地域の人たちの出店が多くなっています。

    朝市と言えば、新鮮な野菜が安く売られている
    というイメージが真っ先に浮かんできますが、

    このように、地域の人たちも出店し
    商店街だけでなく、地域の人同士の交流が行われることも
    朝市の大きな役割の一つだと思います。来年も頑張りましょう!

    さて、今回のテーマは
    「選択肢を増やすと売れない!?」です。

    広告心理学から脳科学マーケティングへ

    人間の思考や心理を理解し
    それに基づいた広告や販売促進を行っていく
    以前も今も、これがメインの手法となっています。

    ところが最近、心理ではなく脳の内側を見つめ
    脳そのものの働きを理解してマーケティングに活かそう
    という脳科学マーケティングが登場してきています。

    今回は、「脳科学マーケティング100の心理技術」
    という本の中から、今までの常識では「?」
    と思うような事例をご紹介していきます。

    選択肢が多いほど商品は売れるのか?

    消費者は選択肢が多いほど
    色々な商品を見比べることができるので、
    少ない場合よりも買ってくれるはずだ。

    私たちはそう思っていますよね。
    だから、売場面積が広くて
    沢山の商品を置いてある方が有利だと。

    コロンビア大学が、高級食料品店で
    グルメジャムを6種類、もしくは24種類から選択する
    場合の消費者行動を比較する研究を行いました。

    その結果、選択肢が増えれば、
    立ち止まって商品をチェックする顧客は多くなり、
    その割合は60%、選択肢が限られている場合は40%

    ここまでは、私たちの予想通りですね。
    ところが、購買行動になると逆の結果になったのです。

    限られた選択肢を提示された場合、
    顧客の30%が商品を購入したのに対し
    豊富な選択肢を目にした顧客で商品を購入したのはわずか3%

    驚くべき結果です。選択肢が少ない方が
    多い場合より10倍売れたわけですから。

    なぜ、こんな結果になるのか
    選択を行うと脳が疲労し、その後の意思決定が
    困難になるからだと言われています。

    ウォルマートでは、ピーナツバターのブランドを
    2つ減らしたところ、このカテゴリーの
    売上げがアップしたそうです。

    なぜ、飲食店のメニューで
      3行目を選んでしまうのか?

    これはアメリカではなく、日本の例です。
    飲食店のメニューを見ると多くのメニューが並んでいますが
    なぜか、3行目のメニューを選ぶケースが多いのだそうです。

    書かれている多くのメニューから
    選ぶとなると脳が疲れてしまうので、無意識のうちに
    自分で少ない選択肢を設定して、その中から選んでいるのでしょうか。

    顧客の品選びにアドバイスする!

    「選択肢を多くするよりも
    少ない方が購買につながりますよ」と言われて
    「はい、そうですか」と言って、品揃えを減らすのは勇気がいりますよね。

    では、どうしたらいいでしょうか?
    顧客の好みについて、1つか2つ質問し
    いくつかの商品を選んでやってお勧めするという方法が効果的です。

    こうすれば、多くの中から選択することによって
    脳が疲労するのを防ぐことができ、
    顧客のストレスを少なくすることができます。

    また、人と人との交流が
    信頼感や癒しにつながります。

    ただし、顧客にとって心地よい接客をすることが
    前提条件になることは言うまでもありません。

    今回は以上です。

    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

    【発行者】  経済産業大臣登録中小企業診断士   大場保男
    E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp     Tel.090-5521-7427

     

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