個人商店が次々と閉店し商店街が衰退していく…活力を失った地域がどんどん増えていく。このまま放置していていいのだろうか?
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タグ : 商店街活性化

    アメリカでは“ファーマーズ・マーケット”が地域活性化の切り札!

    2019年6月18日

     

    こんにちは
    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    26年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでも
    お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。

    スーパーがなくなってしまった、さあどうする?

    シャッターが閉まった店が目立つ横浜市栄区の新大船商店街
    商店街の近くにあったスーパーが閉鎖になってしまいました。
    高齢者が多いこの地域、大型スーパーまではかなり遠い。

    さあ困った、どうしよう…というので
    地域の人たちから商店街に要望がありました。

    定期的に野菜を出張販売して
    くれる人を呼んでもらえないだろうか?

    そこで、茅ヶ崎の湘南野菜を販売している
    人にお願いして販売してもらうことにしました。

    せっかく出張販売しても
    そのことを知ってもらわなければ…と

    チラシを1000枚印刷し、自治会の協力を得て
    地域の各世帯に配布してもらいました。

    その第1回が先週の日曜日(6月9日)、
    果たしてお客様は来てくれるだろうか?

    9時から販売開始予定だったのですが
    8時半ごろからお客様が集まり始め
    私が会場に着いた10時頃にはほぼ完売状態

    後から来たお客様は買うものがない状態だったので、
    販売者は、「申し訳ありません!」と平謝りの繰り返しでした。

    飲食店が地元の野菜を使ったメニューの提案!

    大和市の桜ヶ丘駅前の商店街
    昨年から年に2回ほど朝市を実施しています。

    この朝市で大人気なのが地元の久田の野菜
    毎回、ブースの前には長蛇の行列が出来ます。

    今年の5月の朝市を実施したときに、
    初めての試みとして
    商店街周辺の飲食店5店が、地元の野菜を使ったメニューを提供

    ほとんどの店が多くの来店客で賑わいました。
    これをきっかけに、朝市の時ばかりではなく、
    今後も農家と提携して、地元の野菜を使ったメニューを
    提供していく店が何店か出てきました。

    このような地元農家と飲食店のネットワークによって
    近所の畑でその日の朝に収穫された新鮮な地場野菜が
    その日のうちにメニューとなって飲食店で提供できるようになります。

    ファーマーズ・マーケットは地域コミュニティの核!

    アメリカでは市街地などで
    地元の農産物とその加工品などを販売し
    地域住民の交流拠点となっている
    ファーマーズ・マーケットが盛んに行われているそうです。

    農業者と商業者、地域住民が一体となった
    地域コミュニティが、ファーマーズ・マーケットなのです。

    アメリカでは近年、ファーマーズ・マーケットが
    中心市街地再生の重要な役割を果たすという
    認識が深まっていると言われているとのことです。

    私たちは、朝市の集客のために
    農家に出店してもらおうと考えてきましたが

    これだけにとどまらず、
    商店街の新たなコミュニティづくりのために
    農業者と商業者のネットワークをもっと
    もっと強くしていく必要があると思います。

    そこに商店街や地域活性化の
    一つの方向性があるように思います。

    さて、このブログは「商店街・地域活性化」がテーマですが
    私のもう一つのライフワークがシニアの方々の起業の応援です。

    地域の活性化には、
    起業する人をもっと増やしていくことが大切だと考え
    4年前から今までに250本近くの起業応援のブログを発信しています。

    今回、その集大成として
    50代・60代の方の起業が成功するポイントを
    90分の動画にまとめ、7月から期間限定で公開することにしました。

    周りの方で、起業してみたい方や
    起業に興味を持っているか方がいましたら、
    動画を見ていただくようご紹介ください。

    下のURLをクリックすると
    どんな内容の動画か詳しいことをご覧になることが出来ます。

    http://lifework-kigyo.net/lp/web_seminar.html

    今回は以上です。
    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

    【発行者】
    経済産業大臣登録中小企業診断士
    大場 保男
    E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp  Tel.090-5521-7427

     

     

    商店街で“買物難民”対応を始めました

    2019年6月3日

     

    こんにちは
    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    26年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでも
    お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。

    近くのスーパーがなくなった。さぁ、どうしよう…

    横浜市栄区の新大船商店街
    ここでは3年前から年に3回朝市を実施しています。

    この商店街の周辺には、高齢者が多いのですが
    近くにあった食品スーパーが閉鎖になり
    買物が不便な、いわゆる“買物難民”が生まれてしまいました

    野菜だけでも出張販売してくれる人を
    呼んで欲しいという要望が商店街に寄せられました。

    そこで、朝市に出店している人にお願いしたところ
    定期的に出張販売してもいいですよという返事
    本当は毎週来て欲しかったのですが、月に1回ということになりました。

    彼は、地味が肥えた茅ヶ崎の山側の畑で収穫された
    最小限の農薬しか使っていない野菜を農家から直接仕入れて販売しています。

    チラシを1,000枚印刷し、自治会の協力によって
    各家庭に配布して告知していくことになりました。

    毎月第三日曜日の9時から11時まで
    6月からスタートしますが、果たしてお客様は何人来てくれるかな?

    “買物難民”は全国で約700万人も!

    高齢化の進展と近くの店の閉鎖で
    買物が不便な“買物難民”が増えています。

    テレビでも特集をやっており、
    その番組では、“買物難民”を次のように定義していました。

    65歳以上で半径500m圏内に
    スーパーなどがなく、車の利用ができない買物困難者

    経産省の統計では全国で約700万人いるそうで
    高齢者の車の運転は危険だからと免許の返上が進むと
    この数はもっと増えていき、大きな社会問題になっていくでしょう

    この問題は、地方だけの問題ではありません。
    先日のテレビでは、原宿のアパートの“買物難民”を紹介していました。

    創業相談に「移動スーパー」をやりたいという青年が…

    私は毎週、創業相談をやっていますが、
    そこに「移動スーパー」をやりたいという青年が来ました。

    買物に困っている高齢者の役に立ちたい
    こんな願いから始めたいというのです。

    何と奇特な青年だと感心しつつ
    今まで商売をやったことがないということに
    志は良いけれど、本当にやっていけるかなと心配でした。

    ところが、彼は対象としている地区のお宅を
    1軒、1軒訪問して、果たしてニーズがあるのか
    どんな商品が求められているのかという市場調査をやっていました。

    品揃えや仕入れのノウハがないので
    「移動スーパー・とくし丸」と提携して始めるというのです。

    「移動スーパー・とくし丸」ってどんな商売?

    買物困難者を対象にした「移動スーパー・とくし丸」
    徳島県からスタートして、全国に広まりつつあります。

    冷蔵庫を搭載した軽トラックに
    野菜、果物、肉、総菜、刺身、寿司、パン、菓子から
    日用品まで約400品目、1,200~1,500点を積み込んで販売しています。

    そのコンセプトは、“ネット・スーパー”ではなく
    対面販売によるコミュニケーションを重視した“ヒト・ネット・スーパー”
    お客さんとの信頼関係を保つために、“売り過ぎない”ことを重視しています。

    週に2回の出張販売を行うとともに
    各地域の自治体等と“見守り協定”を結んで
    独り住まいの高齢者の安否確認も行っています。

    農商連携と自治会の協力で“買物難民”対応を!

    「とくし丸」による“買物難民”対応だけでなく
    商店街としても、もっと対応を考えていく必要があると思います。

    新大船商店街では、月に1回の出張販売からスタートしますが
    地元の農家と連携して、週に1回程度の頻度での販売は考える必要があるでしょう。
    さらに、自治会の協力によって、告知活動を積極的に行うことも重要でしょう。

    せっかく出張販売を行っても、知らない人が多くて
    あまり売れなかったら、「二度とあそこには行かないよ」
    と言われてしまったら、中途で挫折してしまいます。

    私たち「かながわ朝市ネットワーク」では
    今後はこのような活動の輪をもっと広げていきたいと考えています。

    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

    【発行者】
    経済産業大臣登録中小企業診断士   大場 保男
    E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp  Tel.090-5521-7427

     

     

    “谷中ぎんざ”で聞いた商店街活性化に向けての10のポイント(その4)

    2019年5月26日

     

    こんにちは
    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    26年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでも
    お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。

    3月初めから入院していた妻が退院しました。
    80日間にわたる入院でしたが、まだ歩行が十分ではありません。
    そこで、デイケアを受けるために、地域包括支援センターに相談に行きました。

    65歳未満ですが、主治医の意見書と訪問調査を受ければ
    介護保険に認定されて、保険制度が使えるようです。

    今まで、保険料が高いなどと文句を言っていましたが
    いざ、自分たちが使えるようになると、有難いものですね。

    さて、今回は、「“谷中ぎんざ”で聞いた
    商店街活性化に向けての10のポイント」の4回目
    第8から第10のポイントについてご紹介します。

    第8のポイント
    イベントはタイミングが重要…話題性や創造性を併せれば効果大

    先日、横浜市栄区の新大船商店街で実施した朝市
    長野県栄村の人たちが、季節の山菜やキノコ類を販売しました。
    やはり、旬のものなので、大変な人気でブースには黒山の人だかり

    5月というこのタイミングで
    長野県の山菜、横浜の人にとっては
    山国からの嬉しい贈り物、1時間ちょっとで完売しました。

    かなり以前になりますが、
    やはりこの時期に、南足柄で「金太郎のふるさとツアー」を実施
    地元のおばあちゃんたちと、山菜を摘んで天ぷらにして食べようという企画です。

    新聞に大きく取り上げられ、
    東京・横浜方面から参加したいという人たちの申込みが殺到
    申込んだ人たちの半分くらいは
    断わざるを得ないほどの人気でした。
    これも、タイミングが良かったので、話題性が大きくなったのでしょうね。

    第9のポイント
    若者は失敗を恐れろ!…計画を綿密に。自己中心的な考えを捨てよ!

    ある商店街では、「イベントが若者を育てる!」
    というポリシーを持っており、商店街のイベントは
    若者に任せており、彼らが商店街のリーダーに育っているそうですs。

    若者がイベントに係わることによって
    自分の店のことだけを考えている時とは違って
    彼ら自身にとっても、色々なメリットがあります。

    自分の商売だけでは接する機会がなかった
    幅広い人たちと交流することができます。
    このことによって、自然に視野が広がります。

    また、イベントを通して
    人をまとめていく能力や
    リーダーシップを身に付けることができます。
    この他にも多くのメリットがあり、大きく成長することができます。

    ポイントは、彼らに任せたら、
    彼らを信じて、あれこれ口を出さないことです。
    口を出されると、「だったら自分たちでやれば…」という気持ちになってしまいます。

    ただし、イベントが終わったときの検証は極めて重要です。
    どんな点が良かったか?どんな点が反省点か?
    これをしっかりと検証していかないと、次につながりません。

    若者に対する商店街の役員たちの態度には
    次のような2つのパターンがあります。

    一つ目は、若者が商店街活動に参加してくれた
    ことに意義があるとして、「良かった!良かった!」と
    何の検証を行わないこと、これでは若者の成長につながりません。

    最も良くないのは、失敗したら担当した若者のせいにし、
    うまくいったら、自分の手柄にするという商店街の役員の態度です。
    こんなことでは、若者が育つわけがありませんね。

    第10のポイント
    「本音」を重視、「建前論」に耳を貸すな!

    もう遠い昔のことになりましたが
    私が大学を卒業して会社に入った時の研修で
    今でも覚えている先輩社員の言葉があります。

    それは、「5時までだけが仕事ではないぞ、
    5時からが本当の仕事だと思えよ!」という言葉でした。

    社内の会議でも、セミナーの時にも
    出張先でも、5時に終わったあと飲み会があります。

    5時までの仕事では「建前」しか出ないけれど
    飲み会の席では「本音」が出ます。

    あくまでも「本音」を重視せよ!という
    先輩の教えでしたが、私は、「飲み会」を重視せよ!
    と受け止めてしまい、酒ばかり飲んでいたサラリーマン生活でした。

    ある商店街、活性化に向けてやったこと
    それは、商店街事務所に掘り炬燵を作ったことだそうです。

    みんなで炬燵を囲んで「本音」で
    話合っていこうという願いからです。

    みんなで「本音」を語り合う場を作ること
    「本音」を話合う時間を共有すること
    このようなコミュニケーションが何よりも大切だと思います。

    商店街の活性化に向けての10のポイント
    4回目の今回が最後となりました。
    もう一度、10のポイントの項目だけをあげておきます。

    1 個店の魅力と商店街活動は車の両輪
    顧客は個店を目指してやってくる。
    2 商店街リーダーの育成は簡単にはできない?
    商店街に活性化は「商店街バカ」の数で決まる!

    3 1店で2世帯分の所得が得られれば後継者不足は解消!
    4 リピーターの確保は絶対必要!
    5 ニーズよりウォンツ(=それなら欲しい、遠くでも買いに行く)

    6 商店街は目立たなければならない!メディアを有効利用
    7 商店街の性格は、顧客によって変えられていく
    顧客ニーズ優先

    8 イベントはタイミングが重要
    話題性や創造性を併せれば効果大
    9 若者は失敗を恐れろ!計画を綿密に、自己中心的な考えを捨てよ!
    10 「本音」を重視、「建前論」に耳を貸すな!

    これらの10項目についての私の説明
    いささかピントがずれていた点もあったかと思いますが
    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

     

    【発行者】
    経済産業大臣登録中小企業診断士
    大場 保男
    E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp  Tel.090-5521-7427

     

     

    “谷中ぎんざ”で聞いた商店街活性化に向けての10のポイント(その3)

    2019年5月14日

     

    こんにちは
    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    26年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでも
    お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。

    先月、「かながわ経済新聞」にインタビューを受け
    その記事が掲載された5月号が、今日届きました。

    朝市の話を中心に、商店街活性化に向けて
    あれこれ話した内容をうまくまとめていただきました。

    さて、今回は、「“谷中ぎんざ”で聞いた
    商店街活性化に向けての10のポイント」の3回目です。

    第6のポイント
    商店街は目立たなければならない!…メディアの活用

    昔に比べれば、新聞をとっている家庭も少なくなり
    テレビを見る人も減ってしまっていますが
    マスコミに取り上げられると、その反響は大きいものがあります。

    一昨年、横浜市栄区の新大船商店街が
    テレビ朝日の夕方の番組「Jチャンネル」で
    15分間の特集として取り上げられました。

    かつては賑わっていたこの商店街
    今では、来街者が減少して、シャッター通り化しています。

    ここで朝市をやったところ、
    なんと6千人の来街者で通りは満ち溢れ
    「昔の賑やかな商店街に戻ったようで嬉しい」
    と、涙を流して喜んでいる高齢者もいました。

    この商店街の会長、当時83歳の腰が曲がった和菓子職人
    特集のタイトルが「83歳の商店街会長による商店街の奇跡」でした。

    私も20分ほどのインタビューを受けましたが
    私が出ている場面の放映は、1分あるかないかでした。
    でも、その反響は大きなものがあり、多くの人から声を掛けられました。

    メディアに取り上げられるには
    ニュース価値があることが必要です。

    ニュース価値とは、時流に合った内容であること
    社会貢献につながる内容であること、この2つの要素があると思います。

    高齢化に対応していること、
    地産地消や地域資源の活用、環境問題をテーマにしていること
    そして、これらによって地域活性化につながる活動であること

    これらの内容が含まれていると
    時流に合っているということで
    ニュースとして取り上げられる可能性が高いと思います。

    もう一つ、社会貢献という要素も
    ニュースとして取り上げられる可能性が高くなります。

    かつて、横須賀海軍カレーのイベントをやったとき
    アメリカでの災害に売上げの一部をチャリティにして
    マスコミに取り上げられました。

    東日本大震災、熊本地震などの被災地支援チャリティ
    障がい者支援として、盲導犬協会へのチャリティ
    このようなことも社会貢献につながると思います。

    ただし、マスコミ受けを狙ってチャリティを行うのは本末転倒
    あくまでも、純粋な気持ちでチャリティに取組むことが求められます。
    やはり、“動機が不純”なのは良くないですね。

    第7のポイント
    商店街の性格は、顧客によって変えられていく…顧客ニーズ優先

    昭和30年代には
    あの上野のアメ横と並び称されるほどの
    賑わいを見せていた相模原市のある商店街
    かつての賑わいは、「今は昔の物語」というのが現状

    この商店街の八百屋や魚屋、ひと山いくらで
    大盛りの商品がとても安く、これが多くの買物客を惹きつけていました。

    しかし、今では「こんなに沢山あっても
    わが家は家族が少ないから食べきれない…」
    というお客さまの声が多く聞かれるのです。

    昔と今では、環境が大きく変わっています。
    環境が変われば、お客さまのニーズも変わるのは当然のことです。
    しかも、今や大型店だけでなく、ネットにお客さまを奪われています。

    こんな時代だからこそ、お客さまが求めているものは何か?
    このことをしっかり見極めないと、商店街の生き残りは難しいでしょう。

    人は今までやってきたことを
    変えることには、抵抗感があります。

    さらに、環境が徐々に変わることには
    危機感が乏しく、ぬるま湯から茹で上げられる蛙のように
    気が付いたときには、もう遅いということになりかねません。

    では、どうしたらいいのか?
    必要なことは“不”の排除の考え方だと思います。

    お客さまが、不便なことは、不満なことは
    不都合なことは、不合理だと感じることは
    お客さまの立場に立って、このような“不”をリストアップしていきます、
    そして、この“不”を排除していくことを考えていきます。

    化粧品やサプリメントで有名はファンケルという会社は
    お客さまの感じている“不”をリストアップして
    これを排除する方向で新製品開発を行っているという話を聞いたことがあります。

    商店街でもお客さまの“不”をリストアップしていく
    この行動そのものが現状を変えていく原動力につながっていくと思います。

    また、今回も2つのポイントしか
    ご紹介できませんでしたが続きは次回、今回は以上です。

    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

    【発行者】
    経済産業大臣登録中小企業診断士         大場 保男
    E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp  Tel.090-5521-7427

     

     

    “谷中ぎんざ”で聞いた商店街活性化に向けての10のポイント(2回目)

    2019年4月29日

     

    こんにちは
    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    26年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでも
    お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。

    この写真、絵葉書のようですが
    妻が入院している病院からの眺めです。

    3月初めに倒れて救急車で病院に運び
    そのまま入院し、夏くらいまで掛かりそうです。

    そのため、自分の食事だけでなく
    犬と猫の食事やトイレの世話で
    右往左往している毎日を送っています。

    さて、今回は、「“谷中ぎんざ”で聞いた
    商店街活性化に向けての10のポイント」の2回目です。

    前回は次の3つのポイントについてご紹介させていただきました。

    第1のポイント
    個店の魅力と商店街活動は車の車輪(本質を忘れるな!)
    顧客は個店を目指してやってくる

    第2のポイント
    商店街リーダーの育成は簡単にはできない?
    商店街の活性化は「商店街バカ」の数で決まる!

    第3のポイント
    1店で2世帯分の所得が得られれば後継者不足は解消!

    2回目の今回は
    第4、第5、第6のポイントについてご紹介していきます。

    第4のポイント
    リピーターの確保は絶対必要!…ディズニーランドは何故一人勝ちか?

    新しいお客様に店に来てもらうには、
    大変なコストが掛かります。

    新規客の集客に掛かるコストは
    既存客に比べて10倍とか20倍と言われています。

    新規客を集めるよりも
    リピーターを増やすことの方が
    効率がいいことは誰でも分かりますよね。

    かつての商店街には生鮮三品の店が揃っており
    地域の人たちが、リピーターとして毎日のように
    商店街に足を運んでいました。

    しかし、今や生鮮三品の買物はスーパー
    生鮮三品が揃った商店街は極めて少ないのが現状です。

    では、どうしたらいいのでしょうか?
    お客様と顔馴染みになり、“近所づきあい”を
    することが求められると思います。

    “近所づきあい”と言っても
    物理的な“近所”ではありません。
    心理的な“近所”として考えることが必要だと思います。

    お店から遠いお客様に対しても
    心理的な“近所づきあい”をすることは可能です。

    ドモホルンリンクルという化粧品会社
    ある地方で台風の被害があった場合
    「そちらでは、台風の被害が大きかったそうですが
    お客様のお宅はいかがでしたか?」と電話をするそうです。

    遠方のお客様であっても
    これぞ、心理的な“近所づきあい”ですよね。

    リピーターを増やすのに大切なことは
    お客様とのコミュニケーション、きめ細かなサービス

    そして、商品を販売する前に、店主の人柄や専門知識を売ること

    リピーターを増やすのに有力なツールがLINE@
    でも、うまく使わないとクーポンで景品だけを取られて
    終わりということになりかねません。
    LINE@の活用については、改めてご紹介していきたいと思います。

    第5のポイント
    ニーズよりウォンツ(=それなら欲しい、遠くへでも買いに行く)

    トイレットペーパーがなくなったから、買わなきゃいけない
    これは、必要だから買うというニーズに基づいた購買行動です。

    英語の単語を書いてあって
    英語の勉強ができるトイレットペーパーがあるそうです。

    ある受験生、友だちから話を聞いて
    自分も欲しくなり、母親に買ってと頼み込む。
    これは、欲しいというウォンツに基づいた購買行動です。

    ニーズによる購買の場合は
    同じ品質ならば、安い商品を選びます。

    しかし、ウォンツに基づいた購買行動は
    どうしてもそれが欲しいという気持ちが先立ち
    値段のことは二の次になる場合が多いのです。

    したがって、ニーズ商品は
    量販店で買うケースが多くなります。

    価格競争に巻き込まれないためには
    ウォンツに基づいた商品の品揃えが必要です。

    そのためには、ターゲットの絞り込みが大切になりますが
    絞り込むことに、恐れや恐怖感を抱く店主が多いのが現状です。

    なぜならば、絞り込むと
    客数が減ってしまうと考えるからです。

    積極的に情報発信をせずに
    今までという同じようなやり方をしていたら
    客数は減少してしまうでしょう。

    当店は、このようなお客様にこんな商品と提供しています。
    この商品によって、お客様にはこんなメリットがあります。
    ウォンツ消費を捉えるには、こんな情報発信が不可欠です。

    さて、次に第6のポイントをご紹介しようと思っていたら
    すでに文字数が2,000字近くになってしまいました。
    申し訳ありませんが、第6のポイント以降は次回にさせていただきます。

    今回は以上ですが、この分だと10項目全部を
    ご紹介できるにはいつになってしまうのかなぁ~。

    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

    【発行者】
    経済産業大臣登録中小企業診断士          大場 保男
    E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp  Tel.090-5521-7427

     

     

    “谷中ぎんざ”で聞いた商店街活性化に向けての10のポイント

    2019年4月16日

     

    こんにちは
    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    26年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでも
    お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。

    妻の父親が亡くなり
    実家のある宮崎県高原町に行って来ました。

    人口8千人の過疎の町で
    あちこちに「売地」や「売家」という看板が目に付きます。

    じつはこの町、神武天皇が生まれた地だそうで
    数々の神話や伝説が伝えられています。

    駅の向こうに聳える高千穂峰の山頂には
    「天逆鉾」(あめのさかほこ)があり、かつて坂本竜馬が
    お龍さんとの新婚旅行でこの山に登って
    山頂の「天逆鉾」を引っこ抜いたという話が伝わってます。

    さて、今回は、「“谷中ぎんざ”で聞いた
    商店街活性化に向けての10のポイント」です。

    10個の項目に基づいて
    私なりの解釈を加えながら
    今回をはじめ3回に分けてシェアしたいと思います。

    第1のポイント
    個店の魅力と商店街活動は車の車輪(本質を忘れるな!)
    顧客は個店を目指してやってくる

    30年くらい前の商店街活性化というと
    アーケードやカラー舗装などハード整備がメインでした。
    しかし、ハードを整備しただけでは活性化にはつながりません。

    そこで、もっとソフト事業をやるべきだということで
    商店街に人を集めるイベントが盛んに行われるようになりました。
    ところが、商店街に人が集まっても、店の売上げはあまり上がりません。

    戸越ブランドで有名な戸越銀座商店街
    かつては、人集めイベントに力を入れていました。
    イベントの時には大勢の人で賑わいますが、
    イベントが終わると、普段のような人通りが少ない商店街

    これでは、本当の商店街活性化につながらない
    本当の活性化は、個店の売上げが上がり、
    個店そのものが元気にならなければ、意味がない

    そのためには、個店の魅力を高めるべきだ
    そこで始めたのが、個店の品揃えの独自性の強化

    その結果生まれたのが、各店が独自の商品を開発する
    戸越銀座ブランドづくりだったというのです。

    商店街は、地域コミュニティの核と言われており
    商店街に人が集まって、交流することは非常に大切です。

    しかし、人が集まっても、個店の売上げに結びつかなければ
    売上げ不振による空店舗が増加してしまいます。

    だから、本当の商店街の活性化のためには
    個店の魅力と商店街活動は車の両輪というわけですね。

    第2のポイント
    商店街リーダーの育成は簡単にはできない?
    商店街の活性化は「商店街バカ」の数で決まる!

    商店街の活性化には
    「若者」「女性」「バカ者」が必要だと言われています。

    「商店街バカ」「バカ者」とはどんな人でしょうか?
    短期的な利害得失を超えて、「とにかくやろうよ!」
    と呼び掛けて、自分が先頭に立つ人が「バカ者」であると私は捉えています。

    理屈や論理で考える人は「リコウ者」です。
    「バカ者」は、理屈よりの実践を重視します。

    実践しなければ、次の現実が見えてきません。
    理屈だけあれこれ考えても、何も始まりません。
    「バカ者」は、このように考える人です。

    商店街の会合で、何かやろうと意見を言うと
    「だったら、お前がそれをやれば…」と自分に役割が押し付けられてしまう。
    だから、アイデアや意見があっても黙っている、こんな声をよく聞きます。

    「バカ者」はこんな時に
    「自分がやるよ!」と積極的に手を上げます。
    それが出来るか出来ないかはあまり考えません。

    こんな「バカ者」が商店街の活性化に
    不可欠な人材なのです。口先だけの評論家は要らないのです。

    「バカ者」であっても商店街の店主です。
    そんな「バカ者」の店、繁盛しているケースが多く見られます。

    実践力と積極性に秀でている「バカ者」
    商店街だけでなく、自分の店の活性化にもプラスに働いているのでしょう。

    第3のポイント
    1店で2世帯分の所得が得られれば後継者不足は解消!

    息子は後を継いでくれない、この店も自分の代でお仕舞いだ
    こうなると、もっと店を良くしようという意欲がなくなってしまう
    商店街を歩いていると、こんな商店主が多いように感じられます。

    後継者不足が商店街に活性化に大きな問題になっています。
    では、なぜ後継者がいないのでしょうか?
    生活が出来るほどの売上げが見込めないというのが大きな理由です。

    個人経営の商店主には退職金はありません。
    国民年金だけでは、老後の生活には不十分です。

    親たちの老後の生活資金
    後継者である自分たちの毎日の生活資金
    この2世帯分の資金を確保できる所得が得られそうもない

    こんな現実が目の前にあるならば
    後を継ごうという気持ちにはなりませんよね。

    商店街は地域コミュニティの核だ、地域の人たちの交流の場だ
    店を継いでも、生活できる売上げが上げられないのであれば
    このような言葉は、ただ空虚に響くだけです。
    ここに商店街活性化の原点があるように思います。

    今回は以上です。

    次回は、第4、第5、第6のポイントについてご紹介します。

    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

    【発行者】
    経済産業大臣登録中小企業診断士    大場 保男
    E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp  Tel.090-5521-7427

     

     

    残したいのは商店街という文化!谷中ぎんざ

    2019年2月10日

     

    こんにちは
    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    26年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでも
    お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。

    先日、中小企業診断協会の
    商店街研究会の活動の一環として
    「谷中ぎんざ商店街」に行って、理事長のお話を聞いてきました。

    今回は、それをシェアしたいと思います。
    そこでタイトルは「残したいのは商店街という文化!谷中ぎんざ」です。

    休日には16,000人が押し寄せる商店街!

    「谷中」「根津」「千駄木」
    この3つの商店街は「谷根千」と呼ばれ、
    下町の風情が残っている商店街として人気があります。

    「谷根千」の一つである「谷中ぎんざ商店街」
    休日になると16,000人が押し寄せ、人波で埋まるほどです。

    昭和20年ごろに自然発生的に生まれ
    近隣型の商店街として発展してきましたが
    来街客も少なく、寂れてしまうのではないかという時期もあったようです。

    でも、今では外国の観光客も多く訪れ
    活気に溢れた東京を代表する商店街になっています。

    かつては近隣型の商店街としての戦略を展開

    先々代の堀切理事長は、
    近隣型の商店街として、地域の人たちに足を向かせるよう
    ハード、ソフト両面の整備を図り、商店街の基礎を固めました。

    しかし、2000年ごろより広域型商店街への
    変化の兆しを感じ、広域型の施策に舵を切るか悩みつつ
    広域型としても有効な取組みを行ったとのことです。

    先代の杉田理事長は、近隣型・広域型の
    両方を目指すマーケティング方針を明確にしました。

    客層を三分割し、商店街という文化を残していく!

    40代と若い現理事長の福島正行さん
    理事長となって最初に行ったことは、商店街を見つめること
    その結果、辿り着いたのが「客の三分割」だったとのことです。

    第1の客層
    毎日の食材や家庭用品など
    日常ご利用いただいている近隣のお客様

    第2の客層
    そんな昔ながらの下町レトロを
    楽しみに来ていただいている観光のお客様

    第3の客層
    「谷中ぎんざ」の雰囲気や店・人を気に入り
    ファンとなっていただいている広域のお客様

    それぞれの客層が、「谷中ぎんざ」に何を求めてお越しになるのか
    守るべきもの、直すべきものをしっかり見極め、ミッションを明確にしました。

    そのミッションとは
    地域コミュニティの原点である
    「商店街という文化」を守り残していくことです。

    「若者」と「よそ者」が商店街を担っている!

    商店街の活性化のためには
    「若者」「よそ者」「バカ者」の3つが必要だと言われています。

    現理事長の福島さんは40代
    理事の多くは30~40代、20代の理事もいるそうです。
    若い感覚と行動力が商店街活動を支えています。

    以前から商売している二代目、三代目だけでなく
    この谷中の地で新たに商売を始めたばかりの多くの
    「よそ者」も商店街に参加しているそうです。

    そして、各商店主たちが目指していること
    それは、各店の個性(専門性)、オリジナリティ(独自性)

    そのプロたちが、ショッピングセンターや
    スーパーにはないサービスと品揃えでお客様との
    信頼関係を築いてこその商店街だと考えています。

    このような商店街としての原点を大切にし
    それを実践していること、それが「谷中ぎんざ」の強みだと感じました。

    今回は以上です。

    次回は、「谷中ぎんさ」が大切にしている
    商店街活性化のための10のポイントについてシェアしたいと思います。

    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

    【発行者】
    経済産業大臣登録中小企業診断士          大場 保男
    E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp  Tel.090-5521-7427

     

     

    人込み効果と動きの効果とは?

    2019年1月27日

     

    こんにちは
    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    26年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでも
    お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。

    相模線の原当麻駅の脇に
    豚の慰霊碑「豚霊碑」が立っています。

    このあたりは、養豚が盛んだったので
    このような慰霊碑が立てられたとのことです。

    私たち日本人は
    豚のような動物だけでなく
    植物にも魂が宿っていると考えていました。

    それどころか
    山や川や石ころ、筆や針のような無生物にも
    魂が宿っていると考えて考えており、筆や針を供養する日があります。

    一昨日の1月25日が筆供養、
    そして、2月8日が針供養、この他に人形供養の日もありますね。

    山川草木すべてに魂が宿っている!
    こんな考え方が自然とともに生き
    自然や物を大切にしてきた私たちの心の奥底にあるのですね。

    さて、今回のテーマは
    「人込み効果と動きの効果とは?」です。

    行列が出来ていると、何か分からなくても並んでしまう!

    アメリカの心理学者ミルグラムが
    ニューヨークの繁華街で行った実験です。

    数人が一定の場所で立ち止まって
    ビルの上方を見上げると、
    そばを通った通行人の6割が立ち止まって同じ方向を見上げ

    5人以上の人だかりができた場合には
    8割が立ち止まって
    同じ方向を見上げたという結果が出たそうです。

    このようなことは、私たちもよく経験することですね。
    朝市でも同じようなことがあります。

    行列ができているので、
    何の行列か分からずに、とりあえず並んで
    前の人に「何の行列ですか?」と
    聞いても、その人も分からない、こんなこともありますね。

    人込みには「同調行動効果」と「活性化効果」の2つの効果が!

    人込みには、皆と同じ行動を促す「同調行動効果」と
    その場に活気のある雰囲気をもたらす「活性化効果」があります。

    コンビニの雑誌売場は、通りに面した場所にあり
    店内で雑誌を立ち読みしている人が外から見えますね。

    これは、店の前を通った人の入店を促す「同調行動効果」と
    店に活気を出すために「活性化効果」を狙っているためだと言われています。

    外から店内が見えるレストランでは
    窓際から座ってもらうようにお客様をご案内します。
    これも、人込みの2つの効果を狙っているのです。

    ドン・キホーテでは、間接的な「同調行動効果」を狙っています。
    山積みの商品の一角を減らしておくと
    「それなら私も」という「同調行動効果」を誘引して
    思わず手にとってしまいます。

    ネットを見ると、この商品を買って良かった
    このセミナーを受けて良かったという体験談が出ています。

    「同調行動効果」を狙うには
    1人や2人の体験談でなく
    8人以上の体験談を載せると効果があると言われています。

    思わず立ち寄りたくなるヤキトリ屋!

    残業の帰りに、同僚と駅に向かっていると
    店先でウチワをバタバタさせながらヤキトリを焼いています。
    ヤキトリの良い匂いが漂ってきます。

    こうなると、もうだめですね。
    「ちょっと軽く一杯飲っていくか」ということになります。

    店の奥でヤキトリを焼いていたら
    こうはいきません。
    やはり、動きが見えること、臨場感が感じられること
    これが「行動誘引効果」を生み出します。

    動きや臨場感のことを「シズル感」と言います。
    もともとは、ステーキをジュージュー焼く
    音のことを指していた言葉だそうです。

    動きは、「活性化効果」も生み出します。

    ある喫茶店で聞いた話です。
    客がいなくて暇なときは、ボーっと立っているのではなく
    テーブルやコーヒーカップを拭いていなさいと
    従業員に指導しているのだそうです。

    このように、何かしら動いていると
    店内に活気が出て、お客様が入ってくるそうです。

    朝市でも同じことが言えます。
    商品を並べてある店と
    実際にその場で商品を調理している店とでは
    お客様の寄り付きがまったく違います。

    チラシやネットの写真でも
    ただ店主の笑顔を載せるのではなく
    店主が実際に、料理や物を作っている
    動きのある写真を載せると効果がかなり違ってきます。

    「人込み効果と動きの効果」は、様々な場面で応用できます。
    ぜひ試してみてください。

    3月3日、秦野市役所の駐車場で
    「第2回はだの朝市まつり」をやります。

    現在までに約80店の出店申込みがありました。
    これだけの店が集まり、活気のある雰囲気を出していけば
    きっと「人込み効果と動きの効果」があると期待しています。

    今回は以上です。
    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

    【発行者】
    経済産業大臣登録中小企業診断士   大場 保男
    E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp  Tel.090-5521-7427

     

     

    衰退していた熱海はどうして復活したのか?

    2019年1月20日

     

    こんにちは
    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    26年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでも
    お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。

    実家が沼津だったので
    子供の頃は、よく連れていってもらった熱海
    駅を降りると、湯煙りがもうもうとしていた記憶があります。

    毎年やっている中学3年のときの
    クラス会も熱海での実施が多くなっており
    私にとって熱海は身近な存在です。

    (写真は、熱海軽便鉄道で使われていたSL)

    そんな熱海はだいぶ前から
    衰退してしまって、「熱海もおしまいだな…」
    という会話がよく交わされていました。

    ところが、その熱海の宿泊客数が
    V字回復して、復活しつつあるというのです。

    なぜあの衰退化した熱海が…と
    復活した秘密が日経流通新聞に出ていたので
    ご紹介し、私自身も勉強したいと思います。

    「熱海銀座商店街」の空店舗が10店から2店へ

    商店街を歩いて、空店舗がどのくらいあるかで
    その地域が衰退しているかを判断する場合が多いですね。

    熱海の場合もかつては空店舗が目立っており
    街の中心部にある「熱海銀座商店街」でも
    10店あった空店舗が、今は2店に減少しているそうです。

    新しく開業したゲストハウスや
    カフェが軒を連ね、活気に溢れた街になり
    観光客の満足度も高まっているようです。

    それに伴って、熱海の宿泊客数も
    平成23年には250万人を切っていましたが
    平成28年以来、3年連続で300万人を超えました。

    起業や働きたい若者を増やすことで活気が生まれる!

    「平成30年7月、熱海銀座にあるビル
    20~30代前半の若者ら17人が熱海での
    新規事業の議論を交わしていた。

    熱海での起業を目指す若者ら向けに
    1泊2日で開催された“スタートアップキャンプ”
    主催したのが、machimoriだ。

    machimoriの市来代表取締役は
    “熱海で起業や働きたい若者を増やすことで
    活気が生まれるだけでなく、地域を活性化する事業も創出できる”と語る。

    平成23年に創業したmachimoriは
    “創業支援プログラム99℃”や
    “リノベーションスクール”を開催し、熱海での起業支援に取り組んできた。

    これまでに介護タクシーやツーリズム関連の
    新規ビジネスが生まれたほか、
    ケータリングサービスも準備中という」

    このように紹介されているmachimoriの活動
    補助金だけに頼らずに、資金は自ら
    稼ぐことで持続的な街づくりに取組んでいるとのことです。

    資金づくり、人材の育成も自分たちで…

    商店街や地域の活性化には
    国や自治体の補助金に頼るケースが多いのですが
    補助金は交付期間が過ぎると財源がなくなってしまいます。

    まさに“カネの切れ目がエンの切れ目”
    長期的な視点に立った街づくり事業には
    補助金だけに頼らずに、自ら資金を稼ぎ出す必要があります。

    machimoriは、ゲストハウスの運営や
    ビル管理などの事業を手掛けており
    年間1億円の売上げを確保しているそうです。

    12人の正社員やインターンシップ、
    アルバイトのスタッフを雇用しています。

    安定した収益があるからこそ、
    街づくりを担う人材の確保や育成に取組むことができるのです。

    関係者が同じ目線で街づくりに取組む

    自ら資金を稼ぎ出すからといって
    彼らだけで街づくりが進めているわけではありません。

    街づくりには、行政や商工会議所、
    商店街が同じ視点で取組むことが不可欠です。

    そのためには、将来の街づくりに向けて
    どのようなビジョンを描くかを明確にし
    それを関係者全員で共有することが必要です。

    私自身、こんな経験がありました。
    「観光客を増やして、もっと地域を活性化しよう」
    というテーマで地域住民を交えて意見交換会を実施しました。

    そこで出たある地域住民の意見
    「観光客が増えても、ゴミや騒音が
    増えるだけで、地元には何のメリットもない」

    このような経験を通して、私自身
    街づくりには、地域住民の理解と共感が欠かせないことを痛感しました。

    熱海の街づくりでは、観光客だけでなく
    住みやすい地域づくりという視点を重視しており
    介護タクシーなどのように、地域住民の利便性も考えられています。

    街づくりの関係者として地域住民は不可欠な存在ですが
    地域活性化の美名のもとに、最も肝腎な地域住民が忘れられてはなりません。

    何よりの必要なのは、場づくりとチャンスづくり

    熱海の復活には、machimoriという
    街づくりの資金確保や人材育成を
    担う組織が大きな役割を果たしています。

    しかし、自分たちの地域には、そんな組織はないし…。
    かと言って、諦めるわけにはいかない…。だったら、どうしたらいいのか?

    私は2つのものが必要だと思っています。
    その一つは、自分たちの地域をどうするか?と話合う場づくり
    その場には、よく言われるように、“若者”“よそ者”“ばか者”の3つが必要です。

    中でも必要なのは、熱く熱く
    街づくりについて考え、語り、行動する“ばか者”の存在です。

    ある商店街が地域活性化のために
    最初にやったこと、それは商店街事務所に堀コタツを作ったこと
    この商店街、まずは話合う場を作ったのです。
    そこでは、何人もの“ばか者”が熱い議論を交わしたことでしょう。

    必要なもののもう一つは、
    熱と意気がある人材が起業できるチャンスづくり
    彼らに、起業できる場所やノウハウを提供すること

    かつてはデパートがあったという商店街
    衰退化してしまったためにデパートが撤退
    すると、ますます衰退に拍車が掛かり空店舗が増えた。

    その結果、店舗の家賃が下落
    そうなると、お金をあまり掛けられない若者や女性が
    出店できる物件が多くなり、そこに新しい店が次々に起業

    そこには、今までにはない
    面白い店が多い新しい顔を持った商店街が出現した。

    空店舗の存在は、衰退化の象徴
    でも、逆に考えるならば、そこに大きな伸び代ができたことになります。

    街づくりについて話合う場づくり
    そして、起業のチャンスづくり
    この2つについて、私自身も考えてみたいと思います。

    話は変わりますが、熱海にある来宮神社
    飲酒による災難除けのご利益があるそうで
    「酒難除け」のお守りが売っているそうです。

    酒を飲む機会が多い私も
    お詣りに行こうかなと思っている次第です。

    今回は以上です。
    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

    【発行者】
    経済産業大臣登録中小企業診断士         大場 保男
    E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp  Tel.090-5521-7427

     

     

    売れるPOPと売れないPOP、どこが違うのか?

    2019年1月13日

     

    こんにちは
    中小企業診断士の大場保男です。

    私は平成4年から今に至るまで
    26年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

    その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
    教えてもらったり、学んだことを

    商店街や地域の活性化に少しでも
    お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。

    今日は、わが自治会のどんど焼き
    正月のお飾りを焼くだけでなく
    豚汁やお汁粉のふるまいもありました。

    お飾りを玄関に吊るすお宅
    わが家の周辺では、2軒に1件程度の割合で
    年々少なくなっているようです。

    昔からのしきたりが減っていくのは
    寂しいことですが、皆さんの周辺ではいかがでしょうか?

    さて、今回のテーマは
    「売れるPOPと売れないPOP、どこが違うのか?」です。

    月に1個しか売れなかったのに…

    昨年11月号の雑誌「商業界」に
    POPについて、こんな記事が載っていました。

    「浅草の合羽橋の料理道具専門店
    ここで爆発的に売上げがあがった商品があります。

    親子丼を作るときに使う親子鍋
    一般的な業務用では柄の部分が上を向いているのですが
    この商品は横向きに付いています。

    この横向きの柄が、実は主婦層に
    “使いやすい”“収納しやすい”などの
    メリットがあるのでは?と目を付けた同店のスタッフ

    そのことをPOPにして付けたところ
    月に1個しか売れていなかった親子鍋が
    月30個まで売れるようになったのです」

    そもそもPOPの役割とは?

    私自身、セミナーなどでPOPの話をすると
    「セルフサービスの店ではPOPは必要かも知れないが

    自分たちのような店では、直接お客に説明するから
    POPなんて要らないよ」という声が少なからずありました。

    そもそもPOPの役割とは何でしょう?
    次の3つの役割があると言われています。

    ① 迷っている人の肩を押してあげる
    ② 選んであげる
    ③ 欲しいものに気付かせてあげる

    このような役割を持ったPOPは
    第二の販売人とも言われています。

    コミュニケーションのきっかけを作るのがPOP

    ある店主が勉強会で「専門店は
    お客様と密接なコミュニケーションが
    できることが強み」と教わってきました。

    そこで、来店したお客様に積極的に話し掛けたところ
    お客様に煩そうな表情をされることが多く
    「話し掛けることも良し悪しだな」と思うようになりました。

    一方的に話し掛けられれば
    お客様はうっとうしく感じるのです。

    しかし、POPに書かれていることに
    お客様が興味を持てば、そこに言葉のやり取りが生まれます。

    そうです、POPはお客様とのコミュニケーションの
    きっかけづくりの役割も担っているのです。

    商品が売れる「コトPOP」とは何か?

    冒頭にご紹介した親子鍋のPOP
    実は普通のPOPではなかったのです。
    「コトPOP」だったのです。

    「POPの学校」校長の山口茂氏が
    提唱しているのが「コトPOP」であり、
    最近、売上げがあがるPOPとして注目されています。

    山口氏は、POPを「モノPOP」と「コトPOP」に分けており、
    商品の機能・特徴・商品名・価格を表示した「モノPOP」では

    お客様の「買いたい」という感情を
    引き出すことはできないと言っています。

    「コトPOP」とは、お客様のメリットを
    前面に打ち出したものであり、次の3つの
    コトを表現したものであると言っています。

    ① 価値が分かるコト(へ~)
    ② 役に立つコト(なるほど!)
    ③ ワクワクするコト(そうだったのか!)の3つです。

    冒頭の親子鍋は「役に立つコト(なるほど!)」
    を表現したPOPだったから月に30個も売れたのでしょう。

    自分が読んだ、使った、味わったという体験を伝える!

    何年か前に「世界の中心で愛をさけぶ」
    という本が爆発的に売れたことがあります。

    売れるきっかけとなったのはPOP
    ある本屋の店員さんが、この本を読んだ
    感想を簡潔に表現してPOPにしたそうです。

    それを読んだお客様がその本に興味を持ち
    それが広まって大きな売上げにつながったということです。

    POPは、お仕着せの文章で
    表現してもお客様に心に響きません。
    あくまでも自分の体験や視点から
    表現して伝えることが重要です。

    POPは、朝に付ければ、その答えは夕方には出ます。
    「さあ、売るぞ!」と気負うのではなく、ゲーム感覚で
    楽しんで取り組んだ方がいいと言われています。

    先週は、店からの情報発信としてLINEについて
    今回は売場からの情報発信としてPOPについてご紹介しました。

    今回は以上です。
    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

    【発行者】
    経済産業大臣登録中小企業診断士   大場 保男
    E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp  Tel.090-5521-7427

     

     

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