商店街を地獄に導く三原則とは?


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでも
お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。

先日の日曜日、横浜市栄区の
新大船商店街で夏まつりを実施しました。

神奈川新聞に予告記事が大きく掲載され
問合せ先が私の携帯になっていたので
「場所はどこですか?」という電話が何本かありました。

新大船という名が付いた商店街ですが
大船駅からはバスで20分ほどの交通が不便な場所にあります。

約40店中、半分以上が空き店舗という
シャッター通り化している商店街ですが
20年ほど前までは、買物客で賑わっていました。

83歳の商店会長が
その当時やっていた夏まつりを20年振りに
復活させたいというので、今回の企画になりました。

県内各地から30店が出店し
地元の商店街からの出店と合わせて
約40店が通りに並んだ様は壮観でした。

午後4時のスタート時は客数もボチボチでしたが、
時間とともに客数が増え、終了の午後8時までには約5,000名の
来場者で賑わい、商店街の人たちも大変喜んでいました。

さて、今回のテーマは「商店街を地獄に導く三原則とは?」です。

まちづくりの大御所である石原武政先生の言葉!

「地獄に導く……」、何とも過激な言葉ですよね。
もちろん私の言葉ではありません。
まちづくりの大御所と言われている石原武政先生の言葉です。

石原武政先生は、次のように述べています。

「まちづくりが形式的な平等主義になっては何も進まない。
全員参加、全員一致、負担の平等は商店街を地獄に導く三原則である。

一番底辺に合わせるのではなく、
まちに思いを入れ、まちを引っ張っていく
温度の高い人たちを少しでも多く作り出していく。
主体づくり、仲間づくりとは、まさにこのことである」

前段の2行だけを読むとビックリしてしまいますが
後段の4行を読むと、納得!という感じですね。

合意を得るのに8割以上のエネルギーが割かれてしまう!

商店街で何かをやろうとする場合
全員参加、全員一致を求めても、徒労に終わります。

会合に全員参加などは現実にはあり得ません。
さらに、商店主たちは一国一城の主ですから
色々な意見をもっており、全員の意見が一致することも
めったにあり得ません。

商店街には、2:6:2の法則があると言われています。
何かやろうという場合、賛成する人が2割
反対する人が2割、残りの6割が賛成でも反対でもないというのです。

反対の人を説得して賛成にまわってもらうよりも
どちらでもない6割の人に賛成してもらうように説得する
この方が効率的だと言われています。

いずれにしても、商店街活動において
何かをやることよりも、その前の合意形成に
8割のエネルギーを割かれてしまうと
多くの商店会長たちが嘆いています。

同じ金額の商店会費を払っているのだから
何ごとも平等に!という意識が強いのも商店街です。

そうなると、商店街活動に消極的な店主
に合わせるようになってしまい、活動は低調になってしまいます。

商店街の活性化は、熱い思いを持った商店主たちが引っ張っていく!

多くの商店街が衰退化していく中で
数は少なくても、元気で活気のある商店街はあります。

そんな商店街のリーダーたちは
例外なく、街に対する熱い思いを抱いています。

しかし、そのリーダーが役員をやめた場合でも
その後を若手のリーダーが引き継いでやっていけるように
今のリーダーが現役のうちに若手を育てていくことが求められます。

ハード整備に当たり、まず掘り炬燵を作った商店街

ソフト事業なら全員一致でなくてもやっていけますが
アーケードの整備やセットバックなどのハード事業は
全員の意見が一致しないと事業が前に進みません。

関西のある商店街では
ハード事業を行うにあたって最初にやったこと
それは商店街事務所の中に堀炬燵を作ったことです。

堀炬燵で互いに膝を交えてじっくり話し合う
時には、炬燵を囲んで酒を酌み交わす
とにかく、みんなで根気よく話し合う

こんな場を作って合意形成を図っていったというのです。
ですから、ハード事業は時間が掛ります。

どんなに困難な状況の中でも
どんなに時間が掛ってもみんなをまとめていく
こんなリーダーが求められているのです。

熱い思いで引っ張っていくリーダー
根気よくみんなをまとめていくリーダー

このような人活かし、街活かしに
努力しているリーダーを、ある人は
街商人(まちあきんど)と呼んでいます。

今回は以上です。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士 大場保男
E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp   Tel.090-5521-7427

 

 

今、商店街は何をしていけばいいのか?


 

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

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教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでも
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8月27~28日に小田原城では
「風魔まつり」が行われます。

風魔といえば、風魔小太郎
北条氏康の時代における相模国の忍者集団
相州乱破の頭目である人物をこのように呼んでいるそうです。

忍者は外国人に非常に人気があるそうですが
「風魔まつり」には、多くの外国人が来るのかな。

今回のテーマは「今、商店街は何をしていけばいいのか?」です。

コンビニでの生鮮野菜の品揃えの狙いは?

ここ1~2年でしょうか
コンビニでの生鮮野菜の品揃えが目に付きますね。
実はこれ、コンビニの高齢者対応の一環なのです。

高齢者世帯は、他の年代の世帯より
生鮮野菜の購入率が高いことが統計上分かっています。

高齢者が買物で出掛ける距離は
300~500メートルの範囲です。

そうすると、高齢者にとっては
総合スーパーや食品スーパーは遠すぎる
コンビニならば歩いて行ける距離になる。

つまり、生鮮野菜の品揃えが
コンビニの高齢者集客策の一つだったのです。

同じ商店街のお店にはなぜ行かない?

歩いて2~3分の場所にあるコンビニが
リニューアルのため、2ヶ月ほど休業した時がありました。
この時は本当に不便な思いをしました。

私は、コンビニではほとんど物を買いません。

でも、不便な思いをしたのは、買物以外に
税金などの支払い、宅配便の発送、預貯金の出し入れ
コピーなどにコンビニを活用しているからです。

今や、コンビニは私たちの生活する上での
インフラとして欠かせないものになっていますね。

だから、コンビニは幅広い
年代層の人たちに利用されています。

同じように小商圏で商売しているのに
コンビニには客が行くが、商店街の店には行かない

この現実を考えると
本当に地域生活者が求めている機能や役割を
商店街の店が果たしているのかという点を考える必要があります。

キーワードは専門性とアナログ性の2つ

商店街の個店の機能・役割を考えると
キーワードは、生活者の課題に対応した専門性と
face to face のアナログ性の2つだと思います。

ある靴の専門店では
外反母趾に対応した靴の品揃えを強化し
悩みを持った客に対応策を丁寧に説明しています。

ある乾物専門店では
乾物を使った料理教室を定期的に開催し
特に若い世代に対して、乾物メニューの提案を行っています。

商売とは、提供する商品やサービスを通じて
客の持っている課題の解決業だと言われています。
それぞれの業種において、この原点を再度見直す必要があります。

もう一つのキーワード、それはアナログ性
このことは、朝市をやっていると良く分かります。

クリック一つで商品を自宅まで届けてくれる時代
なぜ、人々は朝早くから朝市に来るのでしょうか?

朝市に行くと、そこには交流や触れ合いがあるからです。
どんな人がどんな物を売っているのか、ワクワク感があるからです。

アナログ性は、前回ご紹介した“ライブ感”にもつながります。
face to face のアナログ性、そして5感に訴える“ライブ感”
これらをもっと前面に出していくことが必要だと思います。

商店街の店に決定的に足りないものは?

それは、情報発信力、商店街を歩いて
それぞれの店を見ていると、このことを痛感します。

情報発信力というと、ホームページを作らなきゃ
いけないのかと思われるかも知れませんが、
ホームページだけが情報の発信手段ではありません。

一番やって欲しいこと、そして誰でもできること
それはPOPです。それも店頭のPOPです。

商店街を歩いている人の足を止めさせ
この店に入ってみようかと思わせるもの
それが店頭に設置した黒板POPやA字型POPなのです。

店頭からの店主から客に呼び掛ける挨拶
生活便利情報、この季節のお薦め商品、本日の特売品
どんどん発信していきましょう。あまり経費は掛かりません。

そして、店内に入ったら商品POP
なぜ、その商品をお勧めするのか
その理由を45文字程度で表現したのか商品POPです。

POP以外にも、紙媒体によるニュースレター
ブログ、メールマガジン、フェイスブックなど
情報発信のための手段は色々ありますが、
まずはPOP、商店街の店がやるべき私からの提案です。

今回は以上です。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

【発行者】  経済産業大臣登録中小企業診断士   大場 保男
E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp  Tel.090-5521-7427

 

 

若者の酒離れは本当か?


中小企業診断士の大場保男です。

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今回のテーマは「若者の酒離れは本当か?」です。

ずいぶん以前より、若者の酒離れが
進んでいるという話を良く聞きますが
果たして本当でしょうか。

日本酒造組合中央会が
約30年ぶりに日本人の
飲酒動向調査を行い、その結果が発表されています。

調査は全国の20~79歳を対象に
インターネットで今年1月に実施
約3000人から回答を得たものです。

酒を飲める人は増えている!

88年の調査では、お酒を「飲む」と
「飲めるがほとんど飲まない」という回答を
合計した「飲酒率」は67.7%だったのに対し

今回の調査では78.0%と
10.3ポイントも上昇しています。

男女比では、男性はほとんど変わっていませんが
女性は52.6%から72.9%へと
何と20.3ポイントも上昇しています。

酒離れではなく、日本酒離れ!

飲酒者のなかで一番好きな酒類として
日本酒を選んだ人は、88年には
31.2%だったのに対し、今回は13.0%に激減

酒を飲み始めた頃の酒類として
日本酒は46.4%から25.7%に低下

酒離れではなく、日本酒離れが顕著になっています。

しかし、近年は新しい感覚の日本酒が
かなり出てきており、今後はこの傾向が変化していくかも知れません。

ちなみに私は日本酒が大好きですが
血糖値が高いので、日本酒は飲まないようにしています。

ビール以外は20代が“酒豪”だ!

今回の調査で世代別に
1回当たりの平均飲酒量を見ると

ビール以外では、日本酒、焼酎
ワイン、カクテルなど他の種類全てで
20代が最も多かったという結果になっています。

つまり、今まで言われてきたように
若者の酒離れは進んでいないという
意外な結果になっていることが分かったのです。

酒販店と居酒屋の連携を!

若者をはじめとして飲酒率は上昇している
だったら、これをもっと積極的に捉えていくべきです。

各地で行われている「バル」と呼ばれている
はしご酒大会のようなイベントもその一つです。

もう一つ、以前にご紹介した
好きな酒の持ち込みOKという
システムの導入の検討も必要だと思います。

居酒屋の平均的な売上構成比は
飲料が4割、つまみや食事が6割となっています。

飲物持ち込みOKにすると
飲料4割の売上げがなくなってしまうことになります。

しかし、持ち込みOKの「かき屋」では
飲料売上が16%、つまみと食事が78%
持ち込み料が6%となっています。

飲料売上が16%というのは
飲料のすべてが持ち込みにはならない
ことを示しています。

持ち込み料は原価が掛からないので
持ち込み料の売上は全額粗利になります。

つまみや食事を充実させて売上アップを図り
妥当な持ち込み料を設定すれば、利益は確保できます。

商店街の酒販店と居酒屋が連携して
持ち込みOKのシステムを
考えてみてはいかがでしょうか。

ただし、しっかりした
シミュレーションを行うことが求められます。

今回は以上です。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
大場 保男
E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp  Tel.090-5521-7427

商店街イベントの6つの構成要素とは?


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでも
お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。

7月16日の日曜日、鎌倉市の山崎商店会で
午後4時から7時まで「ぼんぼりフェスティバル」
というイベントを実施しました。

初めての試みなので、お客様は来てくれるだろうかと
心配していましたが、予想をはるかに上回る来場者で
大変な賑わいになり、子供たちにも楽しいイベントになったようです。

さて、今回は「商店街イベントの6つの構成要素とは?」
というテーマで、このイベントを振り返ってみたいと思います。

今までの私の経験より、商店街イベントには
次の6つの要素が必要だと思っています。

第1の要素:買物の楽しみやお買得感を訴求する要素
第2の要素:イベントとしての楽しみを提供する要素
第3の要素:地域の人たちにイベントに参加してもらう要素

第4の要素:社会性やメッセージ性を訴求する要素
第5の要素:商店街のお店を知ってもらう要素
第6の要素:賑わいや華やぎを演出する要素

第1の要素→買物の楽しみやお買得感を訴求する要素

イベントは祭りです。祭りは華やいだ雰囲気の中で
買物や飲食を楽しんだり、祭りならではのお買得な買物が
できる要素が不可欠です。

“屋台”や“市”などが一般的ですが、
それぞれの店が日頃のご愛顧への感謝を込めて
ワゴンセールなどを実施すると販売促進にもつながります。

“ぼんぼりフェスティバル”では、
100円で野菜をポリ袋に詰め放題をやりました。
始まる前から行列ができ、30分で完売でした。

また、神奈川県内各地から20店が出店し、
自慢の逸品やお買い得商品を販売しました。

第2の要素→イベントとしての楽しみを提供する要素

ゲームや遊び、パレード、ショーなど、
イベントとしての楽しみを提供する要素によって、
集客力を高めることができます。

これにはゲームや遊びのように参加して楽しむものと、
パレードやショーのように見て楽しむものがあります。
限定された予算の中で実施するにはタイアップも考える必要があります。

“ぼんぼりフェスティバル”では、
エアースライダーと紙芝居に来てもらい
子供たちに楽しんでもらいました。

 

第3の要素→地域の人たちにイベントに参加してもらう要素

地域住民一体型イベントでは、地域の人たちに
参加してもらうことがキーポイントになります。

地域の自治会、子供会、ボーイスカウトやガールスカウト、
老人会、少年野球やサッカーチーム、ママさんバレーなどの
スポーツや趣味の会、幼稚園や学校、地域の事業所などに
働きかけてイベントに参加してもらうと、
地域住民が自分たちで作るイベントだという雰囲気が盛り上がります。

“ぼんぼりフェスティバル”では、
地域の子供たちに“ぼんぼり”を描いてもらい
これをイベント会場に飾り付けました。

第4の要素→社会性やメッセージ性を訴求する要素

交通遺児へのチャリティ、被災地への支援などが考えられます。
また、地域の歴史や文化遺産を掘り起こして
イベントに組み込むなどの方法も考えられます。

この要素を組み込むことによって、
商店街に対する共感性を高めることができるとともに、
企業の協賛が得やすくなったり、
マスコミに取り上げられたりする効果も期待できます。

“ぼんぼりフェスティバル”では、
子供を対象にした抽選会の券を50円で販売し
その売上げを熊本城復興のチャリティにすることにしました。

第5の要素→商店街のお店を知ってもらう要素

商店街の人たちは、自分の店は地域の人たちに
知ってもらっていると思っていますが、
地域の人に聞いてみると、意外に知らない方が多いのが現状です。

イベントには大勢の人が集まってくるので、
商店街のお店を知ってもらう大きなチャンスです。
お店紹介のチラシ、ご来店サービス券の配布などを
行うことも効果的でしょう。

“ぼんぼりフェスティバル”では、
この点が不十分だったので、今後実施する際には
しっかり取り組んでいくことが必要だと思われます。

第6の要素→賑わいや華やぎを演出する要素

イベントが実施されている空間は、賑わいや
華やぎに満ちた非日常的な空間でなければなりません。

風船や花の飾り付け、音楽や呼び声などによる演出は、
イベントを盛り上げる脇役として不可欠です。

“ぼんぼりフェスティバル”では、
出店者が様々なノボリを立て、
元気な売り声によって雰囲気を盛り上げました

今回は以上です。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

なお、「商店街イベントの6つの構成要素」について
詳しい資料が欲しい方は、下記のメルアドまでご連絡ください。
無料にてデータをお送りします。
【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
大場 保男
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新しい“街の八百屋モデル”とは?


中小企業診断士の大場保男です。
私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでも
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この写真は何だと思いますか?

正解は寿司の形をした印鑑です。
街のハンコ屋は減ってきているようですが、
私たちはハンコを使う機会は減ってきているのでしょうか?

かつては貯金をおろす時には
ハンコは欠かせませんでしたが
今は使うことはほとんどありません。

逆に増えたのは
宅配便を受け取る時のハンコです。
ネット通販の影響で頻繁に使っている人が多いようです。

世界で印鑑を使っているのは
日本と韓国だけだそうです。

印鑑発祥の地である中国では
サインで済ませているそうです。
日本もそのうちサインだけになってしまうのかな?

さて、今回のテーマは
「新しい“街の八百屋モデル”とは?」です。

八百屋、魚屋の数は40年前に比べてたった2割!

商店街の衰退化は
生鮮三品の店、特に八百屋と魚屋が
なくなると急速に進んでいきます。

総務省の商業統計によると
「野菜・果実小売業」と「鮮魚小売業」の
事業所数は、この40年間で8割減少しています。

8割に減少したのではありません。
8割減少して、残ったのが2割なのです。

かつて、活気があった頃の商店街には
必ず八百屋と魚屋があり、特に夕方は買物客で賑わいました。
多くの商店街にとっては、今は昔の話のようになってしまいました。

ネット通販がリアルの八百屋を運営!

ところが、新しいタイプの生鮮の店が
登場し、活気を呈しているようです。

その一つが、2013年に第1号店をオープンしてから
都内9店舗まで拡大している「旬八」という八百屋、
2~6坪という狭い売場で、月商は300~500万円です。

売場には、大きく曲がったキュウリ
大きさが不揃いなものも並んでおり
それを店員がお薦めの食べ方を説明しています。

手書きのポップには、産地や味、食べ方が
紹介されており、購買意欲をそそるようにしています。

「農家と野菜について直接やり取りしている。
商品の魅力も伝えられるし、規格外も売り切っている」

と話しているのは「旬八」を運営しているアグリゲートの左今克憲社長
この会社はネット通販から始まった農産物ベンチャーです。

「旬八青果店」では、自ら全国の生産者を開拓して仕入れるケースが多く
珍しい野菜や規格外の青果も特徴を知った上で、消費者に直接説明しています。

ユニクロや良品計画では、生産と販売が連動した
「SPA」というビジネスモデルと展開していますが
「旬八青果店」では、これを参考にした農の世界で
生産と販売を連動させた「SPF」というモデルを展開しています。

農家と飲食店をつなぐフードネットワーク

神奈川県内でも、農家と飲食店をつなぐ
フードネットワークという連携があります。

飲食店が地元の農家と連携し
その日に収穫された新鮮な農産物を
使ったメニューを提供しているのです。
まさに「地産地消」「旬産旬消」です。

「旬八青果店」では、販売店と生産者との連携
フードネットワークでは、飲食店と生産者の連携

そして、「旬八青果店」では、接客時のコミュニケーションと
ポップによって、生産者からの情報や食べ方などを徹底的に伝えています。

商店街でも参考にすべき点が多々あるように思います。
ひょっとしたら、近くの商店街の空店舗に
「旬八青果店」が出店してくるかも知れませんね。

今回は以上です。

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【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                       大場 保男
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ネットスーパーはどの程度利用されている?


中小企業診断士の大場保男です。

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先日、浅草に行ったら
こんな風格のある銭湯がありました。

最近、外国の観光客に銭湯が人気があるようですが、
やはり、他人に裸を見せることには抵抗があるようです。

しかし、古代ローマ時代には
カラカラ帝の浴場に代表されるように
多くの公衆浴場があり、皇帝と庶民が
裸の付き合いをしていたという話もあります。

その後は、キリスト教によって
他人に裸を見せることを悪とする
考え方が広まったと言われています。

さて、今回のテーマは
「ネットスーパーはどの程度利用されている?」

ネットスーパーのネックは何か?

買物に行くのが大変な高齢者や
共働き・子育て世帯の需要を開拓しようと
多くのスーパーが、ネットで注文を受けて
宅配するというネットスーパーを始めています。

今年の1月、日本政策金融公庫が実施した
全国の20~70歳代の男女2千人を対象にした
消費者動向調査に利用状況がまとめられています。

これによるとネットスーパーの
ショッピングサイトによる宅配は7.2%
生協等による宅配は13.2%

デパート・スーパーが96.7%
ドラッグストア、八百屋、肉屋
魚屋等の商店が2割前後という結果でした。

ネットスーパーで食品を購入しない理由は
「商品を見て選べない」が60.9%で最も多く
次いで「価格が高い」が33.4%、
「受取りが面倒」が24.1%の順となっています。

商店街の共同宅配事業は…

もっと高齢者を商店街の顧客に取り込もうと
電話やファックスで注文を受けて
宅配するという商店街の共同宅配事業

私が聞く限りでは
成功している事例はほとんどないようです。
やはり、直接商品を目で確認して選びたいという
ニーズに対応できないことが原因の一つかも知れません。

宅配ではなく、買物が不便な場所まで
軽トラックで行って買物してもらうという
出張商店街を実施しているのが小田原橘商店会

肉、魚、野菜・果物、豆腐、バーガー、雑貨
などの店が1か所15~30分程度の時間留まり
7か所を巡るという事業で、毎月第2日曜日に行われています。

この方法ならば、商品を見て選ぶことができます。
しかし、月に1回なので、それをカバーするために
店によっては宅配にも対応しているようです。

買物難民への対応をどうするか?

先日、町田市にお住いの高齢者から
近くにあった店がなくなってしまって
買物にとても困っているという電話がありました。

このように、近くに店がなくなって
買物ができないという買物難民が増えています。
これにどのように対応していくか?

橘商店会の出張商店街は
その対応の一つかも知れません。

シャッター通りのように
なってしまった横浜市の新大船商店街では
空き店舗の前に、他の地域から店が出張してきて
月に2回、魚や野菜を販売している事例もあります。

今後、ますます増えていくことが
予測される買物難民への対応
利用者のニーズを踏まえて考えていくことが必要ですね。

今回は以上です。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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                       大場 保男
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愛川朝市の新たな試みとは?


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今回のテーマは
「愛川朝市の新たな試みとは?」

神奈川県愛川町の朝市
正式名は朝市ではなく「にぎわいマルシェ」
毎月第一日曜日に約30店が出店して行われています。

6時半から8時半までと、とても早いので
昨日の日曜日に私も早起きして行って来ました。

愛川町の役場の裏の広場でやっていますが
会場に到着すると、朝市で買った惣菜などを
座って食べている方が大勢いました。

ここの朝市、いくつか特徴がありますが
その第一は、畳屋さんが出店するなど
他の朝市ではあまり見掛けないような業種が出店していることです。

畳屋さんは、畳表を使ったインテリア
畳の縁を使った小物などを販売しています。

この他、印鑑の店、文房具店、石材店、パチンコ店
カイロプラクティックサロンなどが出店しています。

第二の特徴は、町内の店だけでなく
いつも、三崎や川崎、相模原など
町外から4~5店が出店していることです。

町内にはない業種が出店するので
お客様にとっては魅力的であり
朝市全体の集客力が高くなっています。

海のない愛川では、三崎の海産物の店などの人気が高く
朝市に大勢の来場者が集まる大きな要因となっています。

第三の特徴は、出店者毎の客数や売上げなどの
データをしっかり把握していることです。

私もあちこちの朝市に行っていますが
このようなデータをきちんととっている
朝市は、ほん一握りしかありません。

町外からの出店者も例外ではありません。
三崎からの出店者も海産物がどの程度売れたのか
しっかりデータがとられています。

第四の特徴は、告知をしっかりやっている点です。
出店している店にポスターが貼られているのではなく
店の前に、朝市を告知した大きな看板が設置されているのです。

同じ看板が町内の公共施設の前とか
目に付きやすい場所に設置されているので、
次の朝市はいつやるのか、自然に目に入ってきます。
これだけでなく、チラシの折込みもやっています。

そして、これから取組もうとしている新たな試みがあります。

それは、朝市に来たお客様を
積極的に自店に来店してもらうための取組みです。

地域の店が集まって実施している朝市
朝市自体での売上を上げることも必要ですが

朝市で自分の店や商品を知ってもらい
自店にも足を運んでもらうことが
朝市実施の大きな目的の一つです。

そのために、朝市では各出店者が
店主や店のこと、商品やサービスを紹介した
ニュースレターをお客様に配布します。

このニュースレターにはクーポン券が付いており
これを持って店に行くと、商品やサービスが割引になります。

ニュースレターは朝市でしか配布しないので
お客様が持ってきたクーポン券の数えると
朝市に来たお客様の何人が店に来たかが分かります。

この新たな試み、これから本格的にスタートするので
どんな成果が出るのか楽しみにしています。

今回は以上です。

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地域ブランドで地域の活性化を考える


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
このブログを配信しています。

今回のテーマは
「地域ブランドによる地域活性化を考える」です。

3月26日に小田急線秦野駅前商店街で
「第8回かながわ朝市サミット」を実施しました。

あいにく朝から雨のため、当日のキャンセルもあり
いつもよりかなり少ない66店の出店
来場者は約6,000名でした。

「かながわ朝市サミット」と同時開催しているシンポジウム
今回のテーマは「地域ブランドで地域の活性化を考える」でした。

福島大学の地域ブランド戦略研究所の
西川和明教授による基調講演と
3つの事例紹介が行われました。

今回のブログでは、西川教授の基調講演の
一部をシェアしたいと思います。

株式会社吉田ふるさと村

旧吉田村は、現在の島根県雲南市吉田町のこと
19世紀の後半に西洋から近代製鉄技術が導入されるまで
「たたら製鉄」による和鉄生産の中心として栄えてきました。

平成13年1月、地域の鶏卵業者から
「卵と抱き合わせで売れるような商品はないか?」
という話が出ました。

さっそく、商品開発会議に掛けられ
「卵掛けご飯は、子供から年配者まで
みんなが食べるよね」という話が出ました。

そこで考えられたのが
卵掛けご飯専用の醤油を開発しようというテーマです。

卵本来の味を活かすため
辛みを抑えた丸みのある上品な味に仕上げるよう
全国の一流と呼ばれるメーカーから素材を集めました。

また、安全性の確認のため
原料メーカーへの調査も行いました。

幾度となく試作品を作り
ようやく、ほぼ満足できる味が仕上がり
東京でもモニター調査

でも結果は散々
なぜ?地元では好評であったにもかかわらず
東京では「美味しくない」との評価です。

ある日、その原因に気付きました。
「日本の東西での醤油文化の違い」でした。
東日本には東日本用の味の醤油を開発しよう!

三か月後に満足のいく味が仕上がり
平成14年5月に、日本初の卵掛けご飯専用の醤油
「おたまはん」を販売開始しました。

発売して10年で累計300万本を突破する大ヒット
今では、全国各地で60種類の
卵掛けご飯専用醤油が販売されていますが
「日本初」と名乗れるのは「おたまはん」だけです。

地域団体商標制度とは?

歴史や伝統がある地域ならば
それをテーマにしたブランド化を行い
地域団体商標として登録することができます。

これは、地域+商品名のみからなる
文字商標を保護する制度です。

神奈川県には、次のような地域団体商標が登録されています。

足柄茶、小田原かまぼこ、小田原ひもの、鎌倉彫
松輪サバ、湯河原温泉、横濱中華街の7種類です。
京都府では61種類が登録されています。

目玉がない地域のブランド化はどうする?

「かまぼこ」や「ひもの」などの
目玉がない地域で地域ブランドを作っていくには
どうしたらいいのか?

西川教授は、最初からブランド化を目指すのではなく
まず新価値づくりを目指そうと説いています。

安心できる銘柄であるという情報
他社商品と区別する特別な名前
新しいと思わせる不可視的な価値

この3つの条件を満たす価値づくりを
目指していこうというのです。

そして、必要なのが話題づくり
「おたまはん」は
日本人のソウルフードとも言うべき
卵掛けご飯に着目し、「日本初の専用醤油」を開発しました。

事例発表があった「横須賀ブラジャー」も
話題づくりに成功した典型例です。

ちなみに、「横須賀ブラジャー」とは
ブランデーのジンジャー割のことです。

西川教授は、
少子高齢化がますます進行していく今後
定年退職者を地域ブランドの開発や

地域の文化活動、生産活動の担い手にしていく
戦略が求められると話していました。

今回は以上です。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                       大場 保男
                 E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp   Tel.090-5521-7427

商店街でも“フードドライブ”を!


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
このブログを配信しています。

今回のテーマは
「商店街でも“フードドライブ”を!」です。

カーブスでは地域貢献策として“フードドライブ”を実施

異性の目を気にしないで済む
女性だけのスポーツクラブとして
あちこちに見られるようになったカーブス

地域社会への貢献策として
2007年よりチェーン全体として
“フードドライブ”を実施しています。

“フードドライブ”って何でしょうか?
家庭で余っている食べものを持ちより
地域の福祉団体や施設に寄付する活動です。

アメリカでは1960年代にアリゾナ州で始まり
今では全米に広がっており、とてもポピュラーな
チャリティ活動として定着しているそうです。

「もったいない」を「ありがとう」に変えるチャンス!

日本では、1年に2,797トンの食品廃棄物が出され
このうち食べることができる食品「食品ロス」は632トン

これは、日本の食用の魚介類の量と同じくらいであり
おにぎりにすると、日本人が毎日一人一個半のおにぎりを
捨てていることに相当すると言われています。

実にもったいない話ですね。

一方、生活が苦しく、子供に満足な食事を与える
ことができない家庭が増加しているという現実があります。

捨ててしまいには「もったいない」ものを
求められているところに届けることによって
「ありがとう」に変える活動、これが“フードドライブ”です。

カーブスだけでなく
東京の江戸川区、文京区、渋谷区
小平市、横浜の西区などの自治体でも行われています。

回収できる食品の条件は?

余っている食品ならば、何でもいいという訳ではありません。
回収できる食品は次のような条件のものとされています。

・未開封で包装や外装が破損していないもの
・賞味期限が明記されており、
 まだそれが1ヶ月以上先のもの
・生鮮食品以外のものなど

商店街でも“フードドライブ”を!

地域の人たちにとって商店街は身近な存在です。
自分の家にある余った食品を
気軽に持ち込めることができるのが商店街です。

商店街でも“フードドライブ”をやりましょう!
というのが、今回の私からの提案です。
これをやることによって、
地域の人たちが商店街に足を向ける機会が多くなります。

エコな活動に取り組んでいる商店街
地域社会に貢献している商店街という
イメージを抱いてもらうことができます。

ポイントカードやセールとの連動も!

食品を持ってきてくれたら
ポイントをプレゼントする
次回来店時の割引券をプレゼントする
などのセールと連動させることもできます。

このような地域貢献的な販売促進は
マスコミが取り上げてくれる可能性があります。

ぜひ検討してみてください。

今回は以上です。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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                       大場 保男
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高校生考案の味、店頭に!


中小企業診断士の大場保男です。

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今回のテーマは
「高校生考案の味、店頭に!」です。
コンビニが各地の高校生と組み
開発した「ご当地メニュー」が相次いで発売されています。





























ファミリーマートは
農林水産省などが主催する料理コンテスト
の入賞高校のレシピを生かした商品を発売しました。

料理コンテストで優勝したのは
和歌山県立神島高校の生徒が考案した
「紀州産カリカリ梅のタルタルチキンバーバー」
これは全国で発売されています。

各地の選抜大会の優勝校の
レシピを生かしたラーメンなど7種類の商品も
それぞれの地域限定で発売されています。

ローソンとミニストップでも
宮城県の高校生と開発した弁当を売出しました。

かなり前になりますが
横須賀の商店街で関東学院大学の
学生たちに商品開発の提案をしてもらったことがあります。

提案してもらった商品が
全部良かったわけではありません。

なかには、「ちょっと…」と首を
ひねるようなものもありましたが、
学生らしい斬新な切り口で考えられた商品もありました。
高校生や大学生と商品開発しても
必ずしも売れるような物が提案されるとは限りません。
単なる彼らの思い付きの提案に終わってしまうこともあります。
この場合、3つのやり方があります。

一つ目は、商店主と学生が
何度も意見交換し、商品開発のプロセスを
互いに共有し、学生のアイデアや発想と
商店主の経験をうまく活かしていくやり方です。

二つ目は、学生に
完全に任せてしまうやり方です。
ただし、事前にターゲットや使用する材料の
原価を決めてから任せることが求められます。

提案してもらっても
1回で満足できる商品が提案されるとは限りません。
不満な場合は、何度もダメ出しをして再提案してもらいます。

三つ目はコンテスト方式です。
何人かの学生にメニューを応募してもらって

何人かで味見して良いものを
選んでいきます。

さらに、良いものを3点ほど選び出し、
それを一定の期間販売して
売上げの良かったものをグランプリにする方法も考えられます。

以前、商店街のある惣菜店で
学生ではなく、地域のお母さん方から
メニューを提案してもらい、

その中からコンテスト方式で
商品化していくメニューを決めていく
ということをやろうとしましたが
結局は実現できませんでした。

どこか、この話に乗って来る商店街や
お店はないでしょうかねぇ~。

今回は以上です。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。


【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                       大場 保男
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アンケートじゃ分からない本音の把握を!


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24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

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今回のテーマは
「アンケートじゃ分からない本音の把握を!」です。

「不満買取センター」って何?

主婦たちの「不満」に着目して
本音に迫るビジネスが登場しました。

その名はズバリ「不満買取センター」
この会社は消費者からの不満の声・改善案を
1件当たり1~50円で買取って企業に販売しています。

約35万人の会員のうち主婦が5割を占めており、
毎日約4万件の不満が投稿され、累計で500万件の
不満データベースを持っています。

集めた不満は企業に1000件当たり30万円で販売
大手メーカーも含め100社近くが利用しているそうです。

不満」をきっかけに改善を図った「てんや」

自宅の近くにあるので
私も良く利用する「てんや」には
次のような表示が書いてあります。

「てんやの天ぷら油は植物油100%、コレステロールゼロ」

「てんや」では「不満買取センター」を通じて不満を収集
「てんや」に行かない理由について、女性から「油で太る」
などと油に関する負のイメージがあがっていました。

「店内が何か油っぽい」という指摘もあり
改装時には床がべたつかないように材質を変えました。

顧客からの声を収集した焼肉チェーン店

ある焼肉チェーン店
オープン時に客が殺到し、大混乱に陥りました。
そのせいか、翌日からは客足は途絶え、店内はガラガラ

そこで始めたのが、顧客の声をレジで収集しました。
声を聞かせてくれた顧客にはお礼の割引券などを渡しました。

集めた顧客の声を活かして改善した結果
繁盛店に変身することができたというのです。

商店街でも顧客の本音の把握を!

ある商店街周辺に住んでいる方々を対象に
グループインタビューを行ったことがあります。

そのときに出た子育て中の
若いママの意見です。

独身の頃は、近所の商店街なんて
目にも掛けず、意識もしなかった。

しかし、子育て中の今は
近所の商店街で買物せざるを得ない。

子育てをしていると
育児ブルーになるときもある。
そんな気持ちで商店街の買物に行っても
やさしい声一つ掛けてくれない。

この人たちは、売ることだけを考えて
お客様のことを本当に考えているのかと思ってしまう。

グループインタビューを行うと
こんな顧客の本音を聞くことができます。

不満やクレームだけでなく
大型店にはない商店街の個店に
良さは何ですか?というグループインタビューもやりました。

そのときに出された意見をもとに
個店の強みを次の4つの
5文字熟語にまとめたことがあります。

第1の強み→自由裁量性
第2の強み→意向受容性
第3の強み→独自伸張性
第4の強み→人的交流性

ポイントカードを導入している商店街ならば
声を聞かせてくれたらポイントをプレゼント
という方法も考えられます。

顧客の本音を引き出し
それをもとに改善していく仕組みづくり
商店街でもぜひ考えていただきたいと思います。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。


【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                       大場 保男
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もっとシニア層に商店街に来て欲しい!


中小企業診断士の大場保男です。

 

私は平成4年から今に至るまで

24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

 

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、

教えてもらったり、学んだことを

 

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから

このブログを配信しています。

 

今回のテーマは

「もっとシニア層に商店街に来て欲しい!」です。

 

シニアの孫への支出は増加している!

 

ソニー生命保険がまとめた

「シニアの生活意識調査2016」によると

 

孫のために1年間に使った金額は

回答者の平均で12万2904円と前年調査より

6433円の増加、不況のなかで随分増えていますね。

月平均では、孫への支出が1万円を超えています。

自分のことは我慢しても孫には

何かしてあげたいというのがシニアの心理ですね。

 

孫が対象のイベントでシニアに商店街に来てもらう!

 

ある商店街で、小学生に花を育ててもらい

それをプランターに移植し、花を育てた小学生の

メッセージの立札を立てて、それを商店街に設置しました。

 

プランターを設置した前の店が、

朝晩の出し入れや水遣り管理をしました。

 

あの店の前にボクが育てた花のプランターを

置いてあるよと孫たちがおじいちゃんや

おばあちゃんを商店街に連れてきました。

 

店の前に来ると、そのプランターを

管理している店の人とも話すようになりました。

 

孫たちに商店街活動に参加してもらうと

孫に引かれてシニア層が商店街に来るようになります。

 

これもある商店街の事例です。

子供たちに俳句を作ってもらい

それを笹竹に吊るして商店街の通りに飾りました。

 

やはり、先ほどの事例と同じように

孫に引かれてシニア層が商店街に来るようになりました。

 

プレミアム商品でシニア層を集客!

 

「なか卯」が2015年10月に

「天然いくら丼」を発売しました。

 

価格は790円と大半の商品が500円以下の

同店にとってはかなり高いメニューでした。

 

当初の狙いは、主力客層の

40代会社員の需要を取り込むことでした。

 

しかし、発売してみると

60代以上の客層の比率が従来に2倍の

10%にまで増えていました。

 

予期せぬ形でシニア向けの

ファーストフードという立ち位置に

気付いた同社は、「いくら丼」に続いて

 

「サーモン丼」「生うに丼」「ぶり丼」

などを発売、プレミアム商品のシリーズ化によって

シニア層を開拓していっています。

 

「少し高くてもいいから上質のものを食べたい」

というシニア層のニーズをしっかり把握した結果です。

 

これを期間限定で提供すると

より効果が高まるようです。

 

「昭和deハナキン」をテーマに集客!

 

前回、ご紹介したプレミアムフライデー

今月24日のこの日に、秋田市中心部では

飲食店を飲み歩ける

「冬バール プレミアムフライデー」を実施する予定。

 

テーマは「昭和deハナキン」

1ドリンクと昭和にこだわったメニューを提供します。

 

「ハナキン」…懐かしい昭和の響きですね。

このイベント、これから実施予定ですが、

私は大きな反響を呼ぶものと予測しています。

 

なぜなら、ある年齢以上になると

みんなで共通体験したことに懐かしさを感じ

その頃の話で大いに盛り上がるからです。

 

八王子のある商店街で実施した「昔の写真館」

昭和を中心として昔の写真を大きく引き伸ばし

商店街の通りに面して飾りました。

 

写真を前にして、自分が子供の頃の

昔話に大いに盛り上がったそうです。

 

以上の事例をもとに

商店街にシニア層に来てもらうには、

次の3つの要素があるように思いました。

 

1つ目 孫をテーマにしたイベント

 

2つ目 少し高くても上質のものが

欲しいというニーズへの対応

 

3つ目 懐かしさを感じさせるような引き金

 

参考にしていただければ幸いです。

 

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

 

【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士

                       大場 保男

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プレミアムフライデーって何?


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

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今回のテーマは
「プレミアムフライデーって何?」です。

今月末の金曜日(2月24日)から
プレミアムフライデーと呼ばれる消費喚起の運動が行われます。

経済産業省、経団連や小売りなどの業界団体などが
旗振り役となって、毎月末の金曜日には午後3時に仕事を
終えるよう呼び掛けて消費喚起を促す運動

これがプレミアムフライデーです。

金曜日の夕方から旅行に出掛けたり
余裕をもって買物したりすることで
消費を喚起することを狙った取り組みで

昨年6月に政府が閣議決定した
「日本再興戦略2016」の中に国内総生産600兆円
を達成するため、個人消費を喚起する
官民連携プロジェクトとして位置付けられました。

でも、月末の金曜日の午後3時に
仕事を終えることはできるのでしょうか?

大手の製造業などは可能かも知れませんが
そんな余裕がある企業は
少ないのが現状ではないかと思います。

では、官民あげて旗振りをしても
この運動は効果がないのでしょうか?

実は、昨年11月の第4金曜日(11月25日)
この日は、関東地方に雪が降った翌日でしたが
ブラックフライデーというセールが
イオンなどの一部の小売業で実施されました。

家計調査によると、この日の消費支出は
過去5年の同じ金曜日の中で最高であり
2015年に比べると20%増だったそうです。

商品別に15年比を見ると、次のようになっています。

・被服および履物が24%増
・生鮮魚介が19%増
・外食が18%増

2月から始まるプレミアムフライデーには
居酒屋チェーン店が開店時間を前倒ししたり
ビールを半額にするなどの手を打つ準備をしているようです。

デパートでは単にモノを買ってもらうだけでなく
イベントや講座などを組み込んだコト消費を
盛り上げようとしているとのことです。

旅行業界では、金曜日をうまく使って
アジアなどの近距離旅行商品を用意しているようです。

さて、商店街の取組みはどうでしょうか?
これから準備しても2月24日に
間に合わせるのは時間的に無理かも知れません。

しかし、これから毎月末の金曜日に行われますので
3月以降のプレミアムフライデーを狙ってはいかがでしょうか。

特に飲食店にとってはチャンスになるでしょう。
ファミリー層を対象にした「まちゼミ」もいいかも知れません。

日が長くなる4月、5月、6月には
商店街で“夕市”なども面白いと思います。

量販店やチェーン店は、
必ずセールを仕掛けてくると思います。
商店街もこのチャンスを活かしましょう!

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                       大場 保男
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朝市にはこんな効果が!(その2)


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
このブログを配信しています。

3月26日には、神奈川県内各地の朝市が
一堂に会する「かながわ朝市サミット」が
秦野の駅前商店街で実施されますが

それに先立って、3月5日には
横浜市・栄区の新大船商店街で
「朝市まつり」が行われます。

かつては賑わった商店街ですが
ここも他の商店街と同様に
近年は、すっかり賑わいがなくなり、活気が乏しくなりました。

そんな商店街を元気にしようと
各地の朝市の有志が集まて「朝市まつり」を実施します。

朝市サミットは100以上が出店する
大規模なものになりますが、こちらは40~50店規模になります。

併催イベントとして
「かながわあきんどの祭典」も行われます。

さて、前回のテーマは
「朝市にはこんな効果が!」でしたが
今回は、その続きです。

前回、朝市には9つの効果が
期待されることをご紹介しました。
それは、次の9つでしたね。

朝市に期待される9つの効果

1 小売りの原点の見直し
2 地域の事業者の連携(農商連携)
3 出店者同士の連携
4 地域住民の交流

5 地産地消の推進
6 ワンストップショッピング
7 新製品のテストマーケティング
8 新規創業者のテスト出店
9 商店街・個店への来店促進

このうちの4つまでは
前回のブログでご紹介しましたので、
今回は5つ目の効果からご紹介します。

5つ目は、地産地消の推進

地域住民に対して「朝市の魅力は何ですか?」
というアンケートを実施したとき
「地域の採れたての野菜を安く買うことができる」
という回答が一番多かったです。

やっぱりお客様が求めているのは
地域の採れたての野菜です。

地域の農家に出店してもらうことによって
地産地消を推進することができ、
お客様のニーズに応えることができます。

6つ目は、ワンストップショッピング

スーパーに行けば、1カ所で買物が済むのに
商店街では、肉は肉屋、野菜は八百屋
というように1カ所で買物できない
これが商店街が衰退した一因とも言われています。

朝市では1カ所に色々な店が出店するので、買い回ることができます。
つまり、スーパーのようなワンストップショッピングが可能になります。

また、思わぬ掘り出し物を
見つけることができるという魅力もあります。

7つ目は、新製品のテストマーケティング

新しい弁当や総菜を作ってみた場合
まずは朝市に出品してみて
お客様の反応を見ることができます。

このような新製品のテストマーケティングは
お店でもできますが、より多くのお客様が集まる場で実施することで
より多くの反応を得ることができます。

8つ目は、新規創業者のテスト出店

新規に店を持ちたい人が
いきなり店を出すことはリスクを伴います。

まず、朝市に出店し、そこで品揃え、陳列の仕方
価格設定、POPの内容などについて
色々と試してみることがリスクの軽減につながります。

朝市によって新規創業者を積極的にバックアップし
その店が商店街に出店してくれれば、
商店街の空き店舗解消にもつながります。

最後の9つ目は、商店街・個店への来店促進

朝市で買った商品を気に入り
そのお客様が店にも来ていただくようになった
という話はよく聞かれます。

朝市の本来の目的は
朝市で商品の良さを知ってもらい
店主に親しみを感じてもらって
店に足を運んでもらうことです。

したがって、朝市を通して
いかに商店街や店に足を運んで
もらうかが課題と言えるでしょう。

今回は以上です。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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                      大場 保男
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朝市にはこんな効果が!(その1)


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

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年に1回、神奈川県内各地の朝市が
一堂に集まって実施する「かながわ朝市サミット」
8回目の今回は、3月26日に秦野の駅前商店街で行います。

同時に「かながわ朝市グルメコンテスト」や
地域活性化のためのシンポジウムも併催します。

さて、今回と次回のテーマは
「朝市にはこんな効果が!」について
2回に分けてご紹介していきます。

アメリカではファーマーズ・マーケットが人気!

アメリカにおける
朝市とも言えるのがファーマーズ・マーケットです。

アメリカ農務省によると
定期的に実施されているファーマーズ・マーケットは
2010年の時点で全米に6,131ヶ所あり、10年間で2倍に増えているそうです。

効率や便利さだけが追求されるのがアメリカだと思っていましたが
やっぱり地元で採れた野菜などを買うことができ
会話や交流があるファーマーズ・マーケットが人気なのですね。

アメリカでは近年
ファーマーズ・マーケットが中心市街地再生の
重要な役割を果たすという認識が深まっていると言われています。

朝市に期待される9つの効果

今まで10年以上、朝市にかかわって来て
朝市には、次の9つの効果が期待できると感じています。

1 小売りの原点の見直し
2 地域の事業者の連携(農商連携)
3 出店者同士の連携
4 地域住民の交流

5 地産地消の推進
6 ワンストップショッピング
7 新製品のテストマーケティング
8 新規創業者のテスト出店
9 商店街・個店への来店促進

1つ目は、小売の原点の見直し

小売りの原点は対面販売です。
「これは、こうして食べるとおいしいよ」
「買って帰ったらこうして保存しておきなよ」

など、昔の商店街ではこんな会話が
お客様との間で交わされていました。

朝市は、このような会話や交流を楽しむことができ、
小売りの原点を見直す場でもあります。

2つ目は、地域の事業者の連携(農商連携)

朝市をきっかけとして
地域の農家の野菜を並べる青果店
地域で採れた野菜を使ったメニューづくりを行う
飲食店などが出てきました。

朝市に地域の農業者に出店してもらうことによって
商業者との交流が始まり、それが新しい
農商連携につながっていくことが期待できます。

3つ目は、出店者同士の連携

朝市に出店しているパン屋と肉屋が
手を組んで新たなハンバーガーを作ったという事例がありました。
同じ商店街の店同士でも、普段はなかなか交流ができません。

ところが、朝市に出店すると
それぞれの店の商品を互いに見ることができ
説明を聞くことができます。そこから出店者同士の連携が始まります。

4つ目は、地域住民の交流

「月に一度の朝市に行って友達と会い
おしゃべりをするのが楽しみだ」という高齢者がいました。

朝市に行って地域住民同士でラジオ体操や
ダンベル体操をやるのを楽しみにしている人もいます。

かつて、商店街は地域住民の交流の場と言われていました。
朝市にはこのような商店街が
果たしてきた役割を期待することができます。

今回は以上です。
次回は、朝市にはこんな効果が!
その2をご紹介します。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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大場 保男
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寂しかった商店街に黒山の人だかり!


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
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先日、茅ヶ崎のサザン通り商店街の
前会長の小林健二さんに商店街の話を伺ってきました。

小林さんの弟さんが
サザンオールスターズの桑田佳祐と
幼稚園時代からの同級生、中学では野球部で一緒でした。

小林さんは野球部の先輩で
桑田佳祐が子供の頃から野球を教えていました。

商店街には、桑田佳祐が結婚指輪を買った宝飾店等
彼と縁がある店が多くあります。

そんなご縁より、
2008年、小林さんの発案で
商店街事務所だった場所に「サザン神社」を建てました。

全国からサザンのファンが
参拝に訪れ、商店街ではサザンの
コピーバンドによるイベントなどを行っています。

さて、前回のブログで、神奈川県内の朝市が一堂に会する
「かながわ朝市サミット」が3月26日に秦野で
行うことが決まったことをお知らせしました。

そんなわけで今回も朝市がらみのお話しをさせていただきます。
テーマは「寂しかった商店街に黒山の人だかり!」です・。

私が最初に朝市にかかわったのは、
御殿場線山北駅前通りの商店街です。

かつては鉄道の町として大変賑わっていた
山北駅前通りの商店街、今は駅も無人駅になってしまい
日中の人通りも少なく寂しい商店街となっています。

何とか賑わいを取り戻そうと
朝市を始めたのが平成18年11月5日。

お客様は来ているだろうかと
心配しながら会場に着いてみると黒山の人だかり。

日中の商店街の寂しさとはうって変わった
雰囲気にビックリ、両手に買物袋を下げて
嬉しそうに帰っていくお年寄りの姿が印象的でした。

店が飛び飛びの商店街でも
朝市では1か所に色々な商品を販売する店が集まります。
だから会場を買い回る楽しさがあります。

元気な声が行き交っています。
「袋に詰め放題でいくら」というような
お得な企画もあります。

「朝市に行ったら久しく会えなかった
友だちを会うことができた」という声も聞かれました。

朝市の魅力が人を呼び、それが賑わいを作ります。
これが出店者の喜びや自信につながります。

お客様も朝から活気のある朝市の
雰囲気に浸ると元気になります。
だから朝市では、売る方も買う方も笑顔になります。

あれから10年以上経った山北の朝市
一時はマンネリ化した時期もありましたが
もちろん、今も続いています。

それどころか、朝市だけでなく夕市も実施しています。
山北には全国で唯一、動くD52(SLです)が設置されています。
昨年10月、D52が動く日に合わせて夕市をやりました。

神奈川県内各地の店に応援出店してもらい
駅前商店街に約50店の臨時商店街ができました。

動くD52の効果と相俟って
8千人くらいのお客様が来ました。

今回は以上です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。

【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                            大場 保男
E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp Tel.090-5521-7427

“ヒト”が主役の朝市は小売りの原点!


 

中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
このブログを配信しています。

今年度の「かながわ朝市サミット」は秦野に決定!

毎年、神奈川県内の朝市が一堂に会して行われる
「かながわ朝市サミット」、8回目の今回は
3月26日(日)小田急線秦野駅前商店街に決定しました。

写真は前回の寒川での朝市サミット
金太郎ふるさと会のブースです。

 

神奈川県内では50か所以上で朝市が行われています。
この朝市の横の交流を図ることを目的に、平成21年に
「かながわ朝市ネットワーク」を立ち上げました。

その活動の一環として行われるのか「かながわ朝市サミット」
今まで、横浜、平塚、小田原、相模原、座間、茅ヶ崎、寒川で
実施してきました。

毎回、東は三崎から西は湯河原まで
神奈川県内各地より約100店が出店し、
2~3万人の来場者で賑わいます。

そこで今回のテーマは
「“ヒト”が主役の朝市は小売りの原点!」です。

寒い日のある朝市での会話

次のお話しは、
朝市でパンを販売している髙山さんと
ある女性との会話です。

現在はお店を辞めて、
お一人で暮らしているそうですが、
とてもお元気なある年配の女性

あんた達、このところ朝から寒いのにご苦労さんだね~
若いのにね~頑張っている姿を見てたら、買わずにいれらないよ!

いゃ~買っていただかなくても
朝市に来ていただいて、お話しするだけでも私たちは嬉しいですよ!

何言ってんだよ!そんなことできないよ
わたしゃ、パンは嫌いだけど、人にあげるから…

来ていただいただけでも嬉しいのに
とてもかっこいい女性でした。
嬉しさのあまり、黒糖のパンをお家に届けたら

これサービス?

サービスと言うか、とにかく食べてもらいたくて…

そうけ、ありがとよ!寒いけど、頑張りなよ

だから朝市は楽しい、嬉しい!
クセになる!

朝市は小売りの原点!

ある商店街の会長が朝市が終わったあと
紺がことを言っていました。

「朝市をやると大勢のお客様が来てくれます。
安さや新鮮さに惹かれてという面もありますが
朝市では売る方も買う方も笑顔です。

お客様と商人の間に会話や交流があります。
昔の活気ある商店街の雰囲気が朝市にはあります。

笑顔や会話がなくなってから
商店街の衰退化が始まったのかも知れません」と。

“モノからコトへ”という言葉があります。
良いモノを販売して、それにより顧客を満足させていた時代は終わり

近年の考え方は、そのモノを使ってどのようなコトができるのかを
重要視するようになってきています。

人を介さずに居ながらにして
便利に買物できるネット通販を利用している人が
増えてきている現代、小売業が生き残っていくには

ネット通販ができないことを
前面に打ち出していくことが必要だと思います。

それは何か、「ヒト」だと思います。
“モノからコトへ”をさらに一歩進めた
“コトからヒトへ”が時代の求めているキーワードの一つであり

朝市を通して小売りの原点である
“対面販売”の良さを見直すことが必要だと思います。

今回は以上です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。

今回に引き続き、
今後、数回にわたって朝市の
話をしていきたいと思います。
【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                      大場 保男
                                              E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp
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「“まちゼミ”はセミナーではない!


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
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15年前から始まった「まちゼミ」
今では全国260か所で実施されており、
14,000店が参加しています。

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今週の月曜日(11月7日)に
「まちゼミ」発祥の地である岡崎から
松井洋一郎さんを講師に招いて「まちゼミ」のセミナーが行われました。

川崎市役所が実施した
このセミナーを聞きに行って来ました。

そこで今回のテーマは
「“まちゼミ”はセミナーではない!」です。

10店舗からスタートした岡崎の“まちゼミ”

岡崎と言えば徳川家康ゆかりの地
そのため、歴史のある老舗が多いのが特徴

しかし、郊外に大型店が出店してきて
閉店が相次ぎ、800店以上の店が500店になってしまいました。

代々続いた歴史のある店を
自分たちの代で閉鎖してはならない

イベントをはじめ、各地の商店街で
行われている様々な事業を実施したけど
売上げや本業には直接つながらない。

そこで始めたのが“まちゼミ”
参加店10店舗、参加客190人からスタートしました。

15年後の今では
参加店150店、参加客4,000人の規模に成長しました。

あらためて“まちゼミ”とは何か?

“バル”、“100円商店街”と並んで
商店街活性化の3種の神器と言われている“まちゼミ”
そもそも“まちゼミ”とは、どのような事業でしょうか?

商店街の店主が講師となり
自分の店を会場にし、
5人程度という少人数のお客様を対象に
生活提案をしたり、その店ならではの
体験してもらう集まりです。

例えば、川崎大師まちゼミでは
米屋さんが「初めてのぬか床づくり」
そば屋さんが「そばとなぜか?ワインの話」
パン屋さんが「オリーブオイルでパンを食べる」

“まちゼミ”でやってはいけないことがあります。
それは、商品を販売することです。
売り込もうとすれば、お客様は引いてしまいます。

その場で販売しなくても
参加したお客様は後から来店して商品を買っていくのです。

再来店して商品を買う人の比率は約3割だと言われています。
ここで、商売につながるわけです。

“まちゼミ”はセミナーではない!

“まちゼミ”とは、
店主が講師となって店内でセミナーを実施し
お客様の生活に役立つ情報を伝えること

このような考え方が一般的です。

しかし、松井洋一郎氏は“違う”というのです。

彼曰く
“まちゼミとは、セミナーではない
コミュニケーション事業である”と。

セミナーならば
一度に多くのお客様を集めてやった方が効率がいいでしょう。

しかし、“まちゼミ”はコミュニケーション事業だから
少人数で実施しているのです。

“まちゼミ”とは
店主とお客様とがコミュニケーションを通して
新しい関係を作っていくことが目的である。

そして、店主という“人”を売っていく事業である
というのです。
彼のこの言葉が非常に印象的でした。

コミュニケーションから
生まれる関係性創造型ビジネス

西麻布のビルの2階にある「kiso bar」
普通だったら入りにくい立地の店ですが
ここが今、西麻布の新名所になっているそうです。

この店、1階の入口に黒板POPが設置されており
店主の木曽さんが毎日書いています。

“昨日は六本木のケバブ屋のスタッフの方がいらっしゃいました。
新しい出会いに感謝!!
オープンして1ヶ月!!
木曽真輔(38)神戸出身です。
お気軽にどーぞ!!”

黒板POPで良くあるのが
“7時までにご来店のお客様、生ビールが半額です”
というようなものです。

木曽さんの黒板POPとどこが違うのか?
店主の年齢や出身地が分かります。
新しい出会いに感謝しているというあたたかい人柄も伝わります。

つまり、思い切って“個”が出ているのです。
“個”を出すことによって、道を歩いている人と
コミュニケーションをしているのです。

“まちゼミ”と黒板POP
全然違うものですね。
しかし、そこには共通点があります。

それは、双方とも
“コミュニケーションから生まれる
関係性創造型ビジネス”ということです。

これからの個店のあり方を示しているように思います。

今回は以上です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                      大場 保男

        〒252-0226 神奈川県相模原市中央区陽光台2-12-8
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農業者とのネットワークによって商店街の活性化を!


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
このブログを配信しています。

今月は毎週のように神奈川県内各地で朝市をやっています。

第1日曜日は、川崎市幸区の小倉神社ふれあい朝市
9月からスタートして今月は2回目

ここの朝市は商店街と町内会が一体となって実施しています。
子供会も参加して、出店者のポスターを作ったり
販売の手伝いをしています。

写真は9月に実施した朝市
子供たちがたい焼きづくり体験をしています。
出店者も子供たちに教えることに張り合いを感じているようです。

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第2日曜日は、「さがみはら朝市まつり in 古淵」
10時から14時まででしたが、11時近くまで雨が降って
客足はイマイチ、私もずぶ濡れになって会場を飛び回り
風邪をひきそうになりました。

そして明日(15日)は、山北で
「D52奇跡の復活記念夕市」
神奈川県内各地から40店が山北に結集して行われます。

朝市で人だかりが出来ているのは青果物のブース
どこの朝市でも農家や八百屋のブースが多くのお客様を集めています。
やはり、新鮮な野菜を求めている人が多いということを実感させられます。

商店街の衰退化が謂れて久しくなりますが
その大きな要因が、商店街から生鮮三品の店がなくなったこと
特に八百屋がなくなると、急速に衰退化が進んで行きます。

八百屋がなくなって衰退化している商店街を見ると
もっと農家と連携して商店街を活性化できないかと
朝市をやるたびに、そんな気持ちを強く抱きます。

例えば、商店街の空店舗を活用して
週に1回程度、農家の野菜を販売する青物市を実施する。

例えば、商店街のちょっとした空地を利用して
農家とともに商店街から3~4店が出店して
小規模な朝市を実施する。

私たちはこれを“まち角朝市”と呼んでいますが
昨年、横浜のある商店街で実施し
地域の人たちから、もう一度やって欲しい
というリクエストが多く寄せられています。

例えば、商店街の飲食店が、
地元農家の新鮮な野菜を使った料理を提供する。

酒などの配達を行っている酒屋が
農家の野菜を飲食店に配達するフードネットワーク
づくりを行っている例もあります。

先日行った焼き肉店
サラダなどに地元農家の野菜を使っていました。
さらに、店の一角ではその野菜を販売していました。

アメリカでは市街地などで
地元の農産物とその加工品などを販売し
地域住民の交流拠点となっている
ファーマーズ・マーケットが盛んに行われているそうです。

農業者と商業者、地域住民が一体となった
地域コミュニティが、ファーマーズ・マーケットなのです。

アメリカでは近年、ファーマーズ・マーケットが
中心市街地再生の重要な役割を果たすという
認識が深まっていると言われているとのことです。

私たちは、朝市の集客のために
農家に出店してもらおうと考えてきましたが

これだけにとどまらず、
商店街の新たなコミュニティづくりのために
農業者と商業者のネットワークをもっと
もっと強くしていく必要があると思います。

そこに商店街や地域活性化の
一つの方向性があるように思います。

今回は以上です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
大場 保男

〒252-0226 神奈川県相模原市中央区陽光台2-12-8
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ネット全盛の今だからこと、人々は交流を求めている!


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
23年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
このブログを配信しています。

逗子市の「なぎさ通り商店街」
JR逗子駅を降りて右に入った
線路沿いの商店街です。

入口に近い場所にスーパースズキヤ
出口に近い場所にオーケーストアと、出入口にスーパーがあり
その間に個性的な飲食店が点在している商店街です。

商店街の中ほどにある「蒲竹水産」
おでんやはんぺんなどを自家製造して販売
外からは目立たない隠れた名店であり
無添加の伊達巻は全国蒲鉾品評会水産庁長官賞を受賞しています。

写真は「戸隠そばみなも」
水車が目印の手打ちそばの旨い店です。

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「第6回地域再生大賞」の準優勝に
「岡崎まちゼミの会」が選ばれました。

この賞は、地方新聞45社と共同通信社によって設立され
地域活性化に挑む団体を表彰するものです。

岡崎で始まった「まちゼミ」
現在、全国の200を超える地域で実施されています。

神奈川県でも実施されていますが、
まだ実地地域が少なく、今後さらに多くの地域で
実施されることが期待されます。

今回のテーマは
「ネット全盛の今だからこと、人々は交流を求めている!」です。

ザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニー日本支社長の
高野登さんのこんな言葉を目にしたことがあります。

「光り輝く国」を意味する「ジパング」、
しかし今、日本の社会は非接触サービスであふれ、輝きを失いつつある。

自販機、音声サービス、ATMなど。
言葉を交わすことなく日常が過ぎ、心の交流が希薄になっていく社会。
そして、増え続ける悲しい事件。
今こそ日本人のやさしさと慈しみの心を見つめなおす時だろう。

私たちの毎日は、まさに「非接触サービス」であふれていますね。

欲しいものは何でも
言葉を一切交わすことなく
クリック一つで自宅まで届けてくれます。

このような世の中の流れに抗するように
アナログ販売の極とも言える朝市をやると
大勢の人たちが集まってきます。

対面販売の良さを再認識しよう
もっと、地域の人たちが交流できるコミュニティをつくろう

こんな狙いのもとに
私たちは、「かながわ朝市ネットワーク」を立ち上げ
各地の朝市の立ち上げ支援や、朝市同士の情報交換を行っています。
活動の一環として
年に1回、神奈川県内の朝市が一同の会する
「かながわ朝市サミット」を実施しています。

ほぼ、出店料だけで運営しているので
ほんの少しの広報予算しか掛けられませんが
1回当たり2~3万人の人たちが集まってきます。

時々、不思議に思うことがあります。
朝市と言っても、特別の安いものが売っているわけではない
でも、なぜ朝早くからこんなに人が集まってくるのだろうか?と。

そうなんです。人々は、ふれあいや交流を求めて朝市にやってくるのです。
「非接触サービス」があふれている日常だからこそ
「接触サービス」を求めているのです。

朝市をやるたびに、このことを実感させられます。

ある商店街の会長が
朝市の会場で、こんなことを言っていました。

「朝市では、売る方も買う方も笑顔、
お互いに会話を楽しんでいる。昔の商店街はこんな感じだった。
今の商店街にはこれがなくなった。だから衰退してしまったのだろう」

便利さと効率性
これらとともに、人々は
ふれあいや交流、接触サービスを求めています。

ビジネスモデルの中に
このような要素を取り入れていくことも大切だと思います。

明日、9月4日は
川崎市の小倉商栄会での初めての朝市
8時から出店者の受付なので、5時半には起きて出掛ける必要があります。

朝市は大好きなんですが、朝早いのが苦手な私です。
でも、毎日ではないので頑張って早起きして行って来ます。

今回は以上です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                      大場 保男
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