今年の“スーパー総選挙”、第1位はどこか?
こんにちは
中小企業診断士の大場保男です。
私は平成4年から今に至るまで
25年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。
その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを
商店街や地域の活性化に少しでも
お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。
今回のテーマは
「今年の“スーパー総選挙”、第1位はどこか?」です。
“スーパー総選挙”は、
TBSラジオが昨年に引き続いて今年も実施。
5月14日から1ヶ月間
インターネットなどで投票を受け付け、投票総数は5149。
注目の第1位と2位はどこか?
昨年と同様に第1位は「オーケー」
第2位は「ヤオコー」という結果になりました。
投票者からのコメントを見ると
第1位の「オーケー」に対しては
「ここに来れば損することはない」「顧客に対する正直、誠実さを感じる」など。
安さだけでなく、
販売するのに不利な情報でも正直に書く
「オネストカード」が支持されているようです。
第2位の「ヤオコー」に対しては
「クッキングサポートが参考になる」
「陳列やレイアウトに工夫がある」などのコメント。
クッキングサポートとは
旬の食材やスタッフがお勧めの調味料を
使った料理を紹介して、試食もOK.
その場で店員に作り方を聞くこともできるというサービスです。
第3位から5位までには、こんなスーパーが!
第3位:「ライフコーポレーション」
第4位:「サミット」、第5位:「マルエツ」となっています。
「ライフコーポレーション」は、
一般のスーパーには出回りにくい
魚も積極的に仕入れており、築地の卸売業者からは
「大手スーパーで鮮魚と言えばライフ」と評価されているそうです。
「サミット」には、「チラシのセンスがいい」というコメント。
選挙ポスターや週刊誌風、あえて白紙にしたチラシなど
広告宣伝に力を入れたのがファンづくりにつながったようです。
店員の熱量がファンを生む!
スーパー総選挙を企画した
TBSラジオの番組でパーソナリティを
務めているジェーン・スーさんは、理想のスーパー像を聞かれて
「やっぱり人なんでしょうね。
店員さんのこの押しがあるから行くとか
人の熱量がより求められる気がします。
ネットで何でも買えるし、アルゴリズムで
薦められるものもすぐ出てくる時代だからこそ
自分が知らないものを知るには、人の推薦しかないので」
と話しています。
人の熱量で勝負するならば
商店街の個店こそ得意領域ではないでしょうか。
大型スーパーやネットとは違った強みを
もっと活かせる領域、それは人と人のつながりだと思います。
このことは、あっちこっちで朝市をやっていての実感です。
今回は以上です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
【発行者】
経済産業大臣登録中小企業診断士 大場 保男
E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp Tel.090-5521-7427