プレミアムフライデーって何?


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
このブログを配信しています。

今回のテーマは
「プレミアムフライデーって何?」です。

今月末の金曜日(2月24日)から
プレミアムフライデーと呼ばれる消費喚起の運動が行われます。

経済産業省、経団連や小売りなどの業界団体などが
旗振り役となって、毎月末の金曜日には午後3時に仕事を
終えるよう呼び掛けて消費喚起を促す運動

これがプレミアムフライデーです。

金曜日の夕方から旅行に出掛けたり
余裕をもって買物したりすることで
消費を喚起することを狙った取り組みで

昨年6月に政府が閣議決定した
「日本再興戦略2016」の中に国内総生産600兆円
を達成するため、個人消費を喚起する
官民連携プロジェクトとして位置付けられました。

でも、月末の金曜日の午後3時に
仕事を終えることはできるのでしょうか?

大手の製造業などは可能かも知れませんが
そんな余裕がある企業は
少ないのが現状ではないかと思います。

では、官民あげて旗振りをしても
この運動は効果がないのでしょうか?

実は、昨年11月の第4金曜日(11月25日)
この日は、関東地方に雪が降った翌日でしたが
ブラックフライデーというセールが
イオンなどの一部の小売業で実施されました。

家計調査によると、この日の消費支出は
過去5年の同じ金曜日の中で最高であり
2015年に比べると20%増だったそうです。

商品別に15年比を見ると、次のようになっています。

・被服および履物が24%増
・生鮮魚介が19%増
・外食が18%増

2月から始まるプレミアムフライデーには
居酒屋チェーン店が開店時間を前倒ししたり
ビールを半額にするなどの手を打つ準備をしているようです。

デパートでは単にモノを買ってもらうだけでなく
イベントや講座などを組み込んだコト消費を
盛り上げようとしているとのことです。

旅行業界では、金曜日をうまく使って
アジアなどの近距離旅行商品を用意しているようです。

さて、商店街の取組みはどうでしょうか?
これから準備しても2月24日に
間に合わせるのは時間的に無理かも知れません。

しかし、これから毎月末の金曜日に行われますので
3月以降のプレミアムフライデーを狙ってはいかがでしょうか。

特に飲食店にとってはチャンスになるでしょう。
ファミリー層を対象にした「まちゼミ」もいいかも知れません。

日が長くなる4月、5月、6月には
商店街で“夕市”なども面白いと思います。

量販店やチェーン店は、
必ずセールを仕掛けてくると思います。
商店街もこのチャンスを活かしましょう!

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                       大場 保男
E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp     Tel.090-5521-7427

朝市にはこんな効果が!(その2)


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
このブログを配信しています。

3月26日には、神奈川県内各地の朝市が
一堂に会する「かながわ朝市サミット」が
秦野の駅前商店街で実施されますが

それに先立って、3月5日には
横浜市・栄区の新大船商店街で
「朝市まつり」が行われます。

かつては賑わった商店街ですが
ここも他の商店街と同様に
近年は、すっかり賑わいがなくなり、活気が乏しくなりました。

そんな商店街を元気にしようと
各地の朝市の有志が集まて「朝市まつり」を実施します。

朝市サミットは100以上が出店する
大規模なものになりますが、こちらは40~50店規模になります。

併催イベントとして
「かながわあきんどの祭典」も行われます。

さて、前回のテーマは
「朝市にはこんな効果が!」でしたが
今回は、その続きです。

前回、朝市には9つの効果が
期待されることをご紹介しました。
それは、次の9つでしたね。

朝市に期待される9つの効果

1 小売りの原点の見直し
2 地域の事業者の連携(農商連携)
3 出店者同士の連携
4 地域住民の交流

5 地産地消の推進
6 ワンストップショッピング
7 新製品のテストマーケティング
8 新規創業者のテスト出店
9 商店街・個店への来店促進

このうちの4つまでは
前回のブログでご紹介しましたので、
今回は5つ目の効果からご紹介します。

5つ目は、地産地消の推進

地域住民に対して「朝市の魅力は何ですか?」
というアンケートを実施したとき
「地域の採れたての野菜を安く買うことができる」
という回答が一番多かったです。

やっぱりお客様が求めているのは
地域の採れたての野菜です。

地域の農家に出店してもらうことによって
地産地消を推進することができ、
お客様のニーズに応えることができます。

6つ目は、ワンストップショッピング

スーパーに行けば、1カ所で買物が済むのに
商店街では、肉は肉屋、野菜は八百屋
というように1カ所で買物できない
これが商店街が衰退した一因とも言われています。

朝市では1カ所に色々な店が出店するので、買い回ることができます。
つまり、スーパーのようなワンストップショッピングが可能になります。

また、思わぬ掘り出し物を
見つけることができるという魅力もあります。

7つ目は、新製品のテストマーケティング

新しい弁当や総菜を作ってみた場合
まずは朝市に出品してみて
お客様の反応を見ることができます。

このような新製品のテストマーケティングは
お店でもできますが、より多くのお客様が集まる場で実施することで
より多くの反応を得ることができます。

8つ目は、新規創業者のテスト出店

新規に店を持ちたい人が
いきなり店を出すことはリスクを伴います。

まず、朝市に出店し、そこで品揃え、陳列の仕方
価格設定、POPの内容などについて
色々と試してみることがリスクの軽減につながります。

朝市によって新規創業者を積極的にバックアップし
その店が商店街に出店してくれれば、
商店街の空き店舗解消にもつながります。

最後の9つ目は、商店街・個店への来店促進

朝市で買った商品を気に入り
そのお客様が店にも来ていただくようになった
という話はよく聞かれます。

朝市の本来の目的は
朝市で商品の良さを知ってもらい
店主に親しみを感じてもらって
店に足を運んでもらうことです。

したがって、朝市を通して
いかに商店街や店に足を運んで
もらうかが課題と言えるでしょう。

今回は以上です。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                      大場 保男
          E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp Tel.090-5521-7427

朝市にはこんな効果が!(その1)


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

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年に1回、神奈川県内各地の朝市が
一堂に集まって実施する「かながわ朝市サミット」
8回目の今回は、3月26日に秦野の駅前商店街で行います。

同時に「かながわ朝市グルメコンテスト」や
地域活性化のためのシンポジウムも併催します。

さて、今回と次回のテーマは
「朝市にはこんな効果が!」について
2回に分けてご紹介していきます。

アメリカではファーマーズ・マーケットが人気!

アメリカにおける
朝市とも言えるのがファーマーズ・マーケットです。

アメリカ農務省によると
定期的に実施されているファーマーズ・マーケットは
2010年の時点で全米に6,131ヶ所あり、10年間で2倍に増えているそうです。

効率や便利さだけが追求されるのがアメリカだと思っていましたが
やっぱり地元で採れた野菜などを買うことができ
会話や交流があるファーマーズ・マーケットが人気なのですね。

アメリカでは近年
ファーマーズ・マーケットが中心市街地再生の
重要な役割を果たすという認識が深まっていると言われています。

朝市に期待される9つの効果

今まで10年以上、朝市にかかわって来て
朝市には、次の9つの効果が期待できると感じています。

1 小売りの原点の見直し
2 地域の事業者の連携(農商連携)
3 出店者同士の連携
4 地域住民の交流

5 地産地消の推進
6 ワンストップショッピング
7 新製品のテストマーケティング
8 新規創業者のテスト出店
9 商店街・個店への来店促進

1つ目は、小売の原点の見直し

小売りの原点は対面販売です。
「これは、こうして食べるとおいしいよ」
「買って帰ったらこうして保存しておきなよ」

など、昔の商店街ではこんな会話が
お客様との間で交わされていました。

朝市は、このような会話や交流を楽しむことができ、
小売りの原点を見直す場でもあります。

2つ目は、地域の事業者の連携(農商連携)

朝市をきっかけとして
地域の農家の野菜を並べる青果店
地域で採れた野菜を使ったメニューづくりを行う
飲食店などが出てきました。

朝市に地域の農業者に出店してもらうことによって
商業者との交流が始まり、それが新しい
農商連携につながっていくことが期待できます。

3つ目は、出店者同士の連携

朝市に出店しているパン屋と肉屋が
手を組んで新たなハンバーガーを作ったという事例がありました。
同じ商店街の店同士でも、普段はなかなか交流ができません。

ところが、朝市に出店すると
それぞれの店の商品を互いに見ることができ
説明を聞くことができます。そこから出店者同士の連携が始まります。

4つ目は、地域住民の交流

「月に一度の朝市に行って友達と会い
おしゃべりをするのが楽しみだ」という高齢者がいました。

朝市に行って地域住民同士でラジオ体操や
ダンベル体操をやるのを楽しみにしている人もいます。

かつて、商店街は地域住民の交流の場と言われていました。
朝市にはこのような商店街が
果たしてきた役割を期待することができます。

今回は以上です。
次回は、朝市にはこんな効果が!
その2をご紹介します。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
大場 保男
E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp Tel.090-5521-7427

寂しかった商店街に黒山の人だかり!


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
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先日、茅ヶ崎のサザン通り商店街の
前会長の小林健二さんに商店街の話を伺ってきました。

小林さんの弟さんが
サザンオールスターズの桑田佳祐と
幼稚園時代からの同級生、中学では野球部で一緒でした。

小林さんは野球部の先輩で
桑田佳祐が子供の頃から野球を教えていました。

商店街には、桑田佳祐が結婚指輪を買った宝飾店等
彼と縁がある店が多くあります。

そんなご縁より、
2008年、小林さんの発案で
商店街事務所だった場所に「サザン神社」を建てました。

全国からサザンのファンが
参拝に訪れ、商店街ではサザンの
コピーバンドによるイベントなどを行っています。

さて、前回のブログで、神奈川県内の朝市が一堂に会する
「かながわ朝市サミット」が3月26日に秦野で
行うことが決まったことをお知らせしました。

そんなわけで今回も朝市がらみのお話しをさせていただきます。
テーマは「寂しかった商店街に黒山の人だかり!」です・。

私が最初に朝市にかかわったのは、
御殿場線山北駅前通りの商店街です。

かつては鉄道の町として大変賑わっていた
山北駅前通りの商店街、今は駅も無人駅になってしまい
日中の人通りも少なく寂しい商店街となっています。

何とか賑わいを取り戻そうと
朝市を始めたのが平成18年11月5日。

お客様は来ているだろうかと
心配しながら会場に着いてみると黒山の人だかり。

日中の商店街の寂しさとはうって変わった
雰囲気にビックリ、両手に買物袋を下げて
嬉しそうに帰っていくお年寄りの姿が印象的でした。

店が飛び飛びの商店街でも
朝市では1か所に色々な商品を販売する店が集まります。
だから会場を買い回る楽しさがあります。

元気な声が行き交っています。
「袋に詰め放題でいくら」というような
お得な企画もあります。

「朝市に行ったら久しく会えなかった
友だちを会うことができた」という声も聞かれました。

朝市の魅力が人を呼び、それが賑わいを作ります。
これが出店者の喜びや自信につながります。

お客様も朝から活気のある朝市の
雰囲気に浸ると元気になります。
だから朝市では、売る方も買う方も笑顔になります。

あれから10年以上経った山北の朝市
一時はマンネリ化した時期もありましたが
もちろん、今も続いています。

それどころか、朝市だけでなく夕市も実施しています。
山北には全国で唯一、動くD52(SLです)が設置されています。
昨年10月、D52が動く日に合わせて夕市をやりました。

神奈川県内各地の店に応援出店してもらい
駅前商店街に約50店の臨時商店街ができました。

動くD52の効果と相俟って
8千人くらいのお客様が来ました。

今回は以上です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。

【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                            大場 保男
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“ヒト”が主役の朝市は小売りの原点!


 

中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
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今年度の「かながわ朝市サミット」は秦野に決定!

毎年、神奈川県内の朝市が一堂に会して行われる
「かながわ朝市サミット」、8回目の今回は
3月26日(日)小田急線秦野駅前商店街に決定しました。

写真は前回の寒川での朝市サミット
金太郎ふるさと会のブースです。

 

神奈川県内では50か所以上で朝市が行われています。
この朝市の横の交流を図ることを目的に、平成21年に
「かながわ朝市ネットワーク」を立ち上げました。

その活動の一環として行われるのか「かながわ朝市サミット」
今まで、横浜、平塚、小田原、相模原、座間、茅ヶ崎、寒川で
実施してきました。

毎回、東は三崎から西は湯河原まで
神奈川県内各地より約100店が出店し、
2~3万人の来場者で賑わいます。

そこで今回のテーマは
「“ヒト”が主役の朝市は小売りの原点!」です。

寒い日のある朝市での会話

次のお話しは、
朝市でパンを販売している髙山さんと
ある女性との会話です。

現在はお店を辞めて、
お一人で暮らしているそうですが、
とてもお元気なある年配の女性

あんた達、このところ朝から寒いのにご苦労さんだね~
若いのにね~頑張っている姿を見てたら、買わずにいれらないよ!

いゃ~買っていただかなくても
朝市に来ていただいて、お話しするだけでも私たちは嬉しいですよ!

何言ってんだよ!そんなことできないよ
わたしゃ、パンは嫌いだけど、人にあげるから…

来ていただいただけでも嬉しいのに
とてもかっこいい女性でした。
嬉しさのあまり、黒糖のパンをお家に届けたら

これサービス?

サービスと言うか、とにかく食べてもらいたくて…

そうけ、ありがとよ!寒いけど、頑張りなよ

だから朝市は楽しい、嬉しい!
クセになる!

朝市は小売りの原点!

ある商店街の会長が朝市が終わったあと
紺がことを言っていました。

「朝市をやると大勢のお客様が来てくれます。
安さや新鮮さに惹かれてという面もありますが
朝市では売る方も買う方も笑顔です。

お客様と商人の間に会話や交流があります。
昔の活気ある商店街の雰囲気が朝市にはあります。

笑顔や会話がなくなってから
商店街の衰退化が始まったのかも知れません」と。

“モノからコトへ”という言葉があります。
良いモノを販売して、それにより顧客を満足させていた時代は終わり

近年の考え方は、そのモノを使ってどのようなコトができるのかを
重要視するようになってきています。

人を介さずに居ながらにして
便利に買物できるネット通販を利用している人が
増えてきている現代、小売業が生き残っていくには

ネット通販ができないことを
前面に打ち出していくことが必要だと思います。

それは何か、「ヒト」だと思います。
“モノからコトへ”をさらに一歩進めた
“コトからヒトへ”が時代の求めているキーワードの一つであり

朝市を通して小売りの原点である
“対面販売”の良さを見直すことが必要だと思います。

今回は以上です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。

今回に引き続き、
今後、数回にわたって朝市の
話をしていきたいと思います。
【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                      大場 保男
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小売業とは“人間関係業”!


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
このブログを配信しています。

前回のブログは、手違いがあり、
ほとんど見られることがありませんでした。

したがって、前回ご紹介した
イラン人のトニーの店について再掲載させていただきます。

昨年の11月にイラン人のソルト・アミール(通称トニー)が
飲食店を開業、場所は藤沢本町駅からすぐの白旗交差点の角です。

img_2033

彼は今から30年近く前に来日し、
狭いタコ部屋のようなところに宿泊して
電機メーカーの下請けで働いていました。

その後、ケバブの移動販売などを行い、
私たちが実施する朝市にもよく出店してくれました。
その彼が今回、店を持ったのです。

ケバブを中心にしたメニューで
テイクアウトもやっています。

ケバブの海苔巻きのような
独自に開発したメニューもあります。

彼の隣にいるのは
パートで働いているカンボジア人
国際色豊かな彼の店
一度行ってみてはいかがでしょうか。

さて、今回のテーマは
「小売業とは“人間関係業”!」です。

ネットでの販売とリアルの店との一番の違いは
リアルの店は、お客様とフェイス・ツウ・フェイスで
商売をしている点であり、ここにネット販売にはない強さの秘密があります。

つまり、お客様との人間関係を築くことが極めて重要なことになります。
また、商店街の店主たちとの人間関係づくりにも気を遣わなければなりません。

そんなわけで、今回はカーネギーの
人間関係づくりの秘訣を学んでいきたいと思います。

デール・カーネギーと言えば
「人を動かす」「道は開ける」などの著書で知られていますが
今回は「人を動かす」の中から、人間関係の秘訣を学んでいきます。

人を動かすための3つの基本原則

原則 1  批判しない、非難しない、文句を言わない

こんなこと、
カーネギーに言われなくても分かっている
という声が聞こえてきそうです。

私もそう思いますが、
人を批判したり、非難したり、文句を言うことは
しばしばあります。

それは、自分は間違っていないという
心理があるからだとカーネギーは説いています。

でも、誰かを批判したり、非難しても
相手の行動が改善されることはありません。
それどころか、嫌われるだけです。

人は自分を嫌いな人を決して好きになりません。
自分を嫌いな相手に対しては
自分も相手を嫌いになります。

これを「嫌悪の報復性」と言います。

面と向かってお客様を批判する商店主はいませんが
帰ってから、「あのお客は…」と批判する人は時折見掛けます。

でも、自分に気に入らないことがあっても
そこから何を学ぶのかという気持ちが大切なんでしょうね。

原則 2  真心を持って素直にほめる

カーネギーは
「人は、自分の欲しいものを手に入れようとする時に
積極的に行動する」と言っています。

そのため、人を動かすには
「その人の欲しがっているものを与えてやればいい」ということになります。

では、人は何を欲しがっているのでしょうか?

カーネギーは
人間の持つ最も根の深い衝動は
「重要人物たらんとする欲求」だと言っています。

これは「自分はなかなかの人間であり
社会で十分価値のある、重要視されるべき人間である」
という自己認識です。

こう指摘されると
「うん、うん」と頷いてしまいますね。

このような誰でもが持っていて
しかも満たされにくい欲求を満たしてやれば
人を動かすことができる、というのです。

この「自己重要感」の欲求は
周りの人からほめられたり、評価されることで
満たされます。

私がその昔、化粧品の訪問販売をやっていた時
お客様に対して「ほめて、尋ねて、またほめて」を励行するよう教わりました。

「ごめんください」と訪問すると、奥さんが出てきます。
ほめなければ…と焦って、どこをほめようかと迷っているうちに
お客様の「けっこうです」の言葉です。

「ほめる」といっても、これはけっこう難しいですね。
ほめるためには、相手に対して関心を持つこと
これが第一条件でしょう。

次に、ほめようと思わずに、
相手を素直な気持ちで見つめること
これがポイントではないかと思います。

原則 3  相手に強い欲求を起こさせる

人は強い欲求を起こせば、
その欲求を満たすために行動します。
問題は、どうやって相手に強い欲求を起こさせるかです。

本人が自らそれをやりたいと思って行動する
そういう心を相手の心に芽生えさせることこそが
「人を動かす極意だ」と、カーネギーは言っています。

そのためには「相手の立場に立って考える」ことが必要だ…
言われてみれば、当たり前のことですよね。

接客では「お客様の立場に立って」
と口を酸っぱくして言われます。
交渉事でも、「相手の立場だったらどう思うか?」
を考えるよう言われます。

ここでも思い出すのが、
化粧品の訪問販売の時にやらされたロールプレイングです。

二人が一組になり、一人は客役、もう一人はセールスマン役で
セールスマン役は化粧品の販売を、お客様役はその受け答えをやります。
次に役割を交代します。

セールスマン役の人は、一生懸命売り込もうとしますが
その人が客役になった時、そのような売り込みをどう感じたかを
話し合います。

つまり、役割を交代して
互いに相手役になった時に、どう感じるか
「相手の立場にだったらどう思うか?」のための訓練だったのです。

徹底的に相手の立場に立ってみる
そして、相手が何を求めているかを考える
これは、営業でも交渉事でも非常に大切なことですね。

今回は以上です。
当たり前のことばかりですが、私自身も心掛けていきたいと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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                      大場 保男
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モノが売れないのは、人にフォーカスしないから!


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
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昨年の11月にイラン人のソルト・アミール(通称トニー)が
飲食店を開業、場所は藤沢本町駅からすぐの白旗交差点の角です。

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彼は今から30年近く前に来日し、
狭いタコ部屋のようなところに宿泊して
電機メーカーの下請けで働いていました。

その後、ケバブの移動販売などを行い、
私たちが実施する朝市にもよく出店してくれました。
その彼が今回、店を持ったのです。

ケバブを中心にしたメニューで
テイクアウトもやっています。

ケバブの海苔巻きのような
独自に開発したメニューもあります。

彼の隣にいるのは
パートで働いているカンボジア人
国際色豊かな彼の店
一度行ってみてはいかがでしょうか。

さて、今回のテーマは
「モノが売れないのは、人にフォーカスしないから!」です。

このままではネット通販にやられてしまうのか?

クリック一つでほとんどのモノを注文でき
しかも、自宅まで届けてくれるネット通販

商店街に行って店主と話すと、
かつては大型店に客を取られているという声が良く聞かれましたが
今は、ネット通販にやられているという声が多くなっています。

このままではネット通販によって
商店街の店は淘汰されてしまうのでしょうか?
単に商品だけにフォーカスしていたら、やられてしまうでしょう。

客という人にフォーカスする!

商品というハードを販売するのではなく、
客という人にフォーカスするのです。

最初に考えるのは
やはり、その商品の良さは何かということです。
通常は、その良さをダイレクトに訴えてしまいます。

そうではなく、その良さは
誰のどんな悩みを解決するのか?
それによって、その人が得られるものは何か?

というように人にフォーカスし
商品によって、その人がどんな
体験ができるのかを考えるのです。

考えたことをPOPにして
店頭や店内で情報発信していくのです。

店主という人にフォーカスする!

客という人にフォーカスするだけでなく、
店主という人にフォーカスして
コミュニケーションしていくことも必要です。

例えば、「kiso bar」というビルの2階にある飲食店
この目立ちにくい店が西麻布の新名所になっているそうです。

1階の入口に、こんな黒板POPを設置してあります。

昨日は六本木のケバブ屋のスタッフの方がいらっしゃいました。
新しい出会いに感謝!!
オープンして1ヶ月!!
木曽信介(38)神戸出身です。
お気軽にどうぞ!!

この黒板POPは、店主という人にフォーカスし
ビルの前を通る人とのコミュニケーションツールとして使われているのです。

自分の出身地や趣味
好きな食べものや好きな場所
家族や従業員のこと

最近読んで面白かった本
どんな気持ちで商売をしているかなど
店主の“人となりや考え方”を伝えていくのです。

今、私はある商店街の各店の
ニュースレターを作成しています。
店主を前面に出した内容にしています。

こうすることによって、
それを見た人は親近感を持ちます。
そこから人間関係づくりが進んでいきます。

信頼できる人間関係ができると
ネット通販も入り込めません。

あの人が薦めるモノならばと、
それだけでモノが売れてしまうのです。

このように、
客という人、店主という人にフォーカスし
それを店頭や店内のPOP
ニュースレター、Facebookで情報発信していきます。

今回は以上です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                      大場 保男

        〒252-0226 神奈川県相模原市中央区陽光台2-12-8
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100円のコーラがなぜ1000円で売れるのか?」


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
このブログを配信しています。

御殿場線の山北駅
ここの鉄道公園には全国で唯一動く
D52(デゴニというSL)が設置されています。

これにちなんで駅前商店街では
それぞれの店でD52関連の商品を開発しています。

田中屋肉店では
黒煙を吐いて走るSLをイメージして
「黒いカラアゲ」を開発しました。

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国産若鶏の手羽先を
特製の黒ダレに漬け込み高温でカラッと揚げた逸品
冷めても美味しいのが特徴です。

さて、今回のテーマは
「100円のコーラがなぜ1000円で売れるのか?」です。

本当に100円のコーラが1000円で提供されている!

「100円のコーラを1000円で売る方法」(永井孝尚著)という
思わず手にとってみたくなるような本を見掛けたことがあると思います。

本当かな?と思いつつページを開いてみると
安売りの店では50~60円で売られているコーラが
高級ホテルで有名なリッツカールトンの
ルームサービスで頼むと1035円だったそうです。

ルームサービスでコーラを頼むと
最適な温度に冷やされ
ライムと氷が添えられてコーラが
グラスで運ばれてくるということです。

1035円支払っても
この美味しさならば納得という感想を持つそうです。

安売り戦略と高価値戦略、あなたはどちらを選びますか?

私の妻は、毎日スーパーのチラシを見て
1円でも安い商品を狙って買物に出掛けています。

スーパーで売っているような商品は
どこで買っても同じような品質なので
安いものを買い求めますね。

これは「プロダクトセリング」と言って
大量仕入れで原価を安くし
販売価格も安くしてお客様を獲得する方法です。

この方法は、量が多くなればなるほど
安く仕入れられるので
大きな会社に有利に働きます。

一方、リッツカールトンがやっているのは
「バリューセリング」
お客様満足度を高めるために
徹底的に提供する価値を高めています。

私たちは、どちらの戦略をとったらいいのでしょうか?

「プロダクトセリング」という戦略をとって
価格競争に巻き込まれていったら、
消耗するばかりで、息切れするどころか
倒れてしまうでしょう。

だから、「バリューセリング」戦略をとりたいですね。
でも、次のような場合は、安売り戦略もあり得ます。

一つは、プリンターのリサイクルインクのように
圧倒的な低価格で提供できる仕組みを確立したとき

もう一つは、産直野菜の販売のように
流通経路の短縮によって低価格で提供できるとき

でも、すぐに真似されて
他者が参入し、そこで価格競争が始まってしまうリスクもあります。
もし、このような戦略をとるならば、
他者の参入を防ぐには、高い障壁を用意しておく必要があります。

お客様の未来をありありと想像させる!

あなたが提供する価値に対して
お客様が納得できれば
高い商品でも購入していただけます。

では、お客様に価値を納得していただくには
どうしたらいいのでしょうか?

お客様は、その商品を買っているのではなく、
その商品によって得られる未来の自分を買っているのです。

例えば、英会話教材を販売する場合
「この教材で勉強すれば英語がペラペラになります」

確かに、英語がペラペラになるという未来を語っていますが
これでは弱いですね。

英語がペラペラになると
どんな未来が自分の目の前に広がってくるのかを
ありありと想像させることが必要です。

例えば、海外旅行に行って、現地の人と自由に会話ができる
外資系の会社に就職できる
子供たちを対象にした英会話教室を開くことができるなどです。

さらに、この方法だと
なぜ、英語がペラペラになるのか
お客様が納得できる証拠が必要です。

ただ、英語が話せるようになりますよ
と言っても、本当に?と思われていまいます。

基本はお客様の悩みや困りごとの収集!

世に中には、英会話の教室や教材が溢れています。
でも、なぜ話せない人が多いのでしょうか?
途中で挫折してしまうからです。

かく言う私も何度か英会話に挑戦しましたが
挫折してしまい、いまでは諦めてしまっています。

お客様の悩みや困りごとは
続かない、挫折してしまうことですね。
あなたは、このような悩みをどのように解消していきますか?

英会話に限らず、
お客様の悩みは困りごとを徹底的に収集していくことが重要です。

ある地域の商業者の集まりで
年商4億円の電気店の店主が事例発表していました。

大型家電店でも生き残りが厳しい業界の中で
地域の電気店が、なぜこのような商売ができているのか?
その電気店には、お客様の家庭を訪問し
困りごとを徹底的に調べて商品の提案をしているのです。

この店は商売の基本である
“お客様の困りごと解消業”に徹しているから
厳しい価格競争の中で成果を出し続けていると言えるでしょう。

今回は以上です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
【発行者】                                経済産業大臣登録中小企業診断士
                            大場 保男

        〒252-0226 神奈川県相模原市中央区陽光台2-12-8
                                  E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp Tel.090-5521-7427

「“まちゼミ”はセミナーではない!


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
このブログを配信しています。

15年前から始まった「まちゼミ」
今では全国260か所で実施されており、
14,000店が参加しています。

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今週の月曜日(11月7日)に
「まちゼミ」発祥の地である岡崎から
松井洋一郎さんを講師に招いて「まちゼミ」のセミナーが行われました。

川崎市役所が実施した
このセミナーを聞きに行って来ました。

そこで今回のテーマは
「“まちゼミ”はセミナーではない!」です。

10店舗からスタートした岡崎の“まちゼミ”

岡崎と言えば徳川家康ゆかりの地
そのため、歴史のある老舗が多いのが特徴

しかし、郊外に大型店が出店してきて
閉店が相次ぎ、800店以上の店が500店になってしまいました。

代々続いた歴史のある店を
自分たちの代で閉鎖してはならない

イベントをはじめ、各地の商店街で
行われている様々な事業を実施したけど
売上げや本業には直接つながらない。

そこで始めたのが“まちゼミ”
参加店10店舗、参加客190人からスタートしました。

15年後の今では
参加店150店、参加客4,000人の規模に成長しました。

あらためて“まちゼミ”とは何か?

“バル”、“100円商店街”と並んで
商店街活性化の3種の神器と言われている“まちゼミ”
そもそも“まちゼミ”とは、どのような事業でしょうか?

商店街の店主が講師となり
自分の店を会場にし、
5人程度という少人数のお客様を対象に
生活提案をしたり、その店ならではの
体験してもらう集まりです。

例えば、川崎大師まちゼミでは
米屋さんが「初めてのぬか床づくり」
そば屋さんが「そばとなぜか?ワインの話」
パン屋さんが「オリーブオイルでパンを食べる」

“まちゼミ”でやってはいけないことがあります。
それは、商品を販売することです。
売り込もうとすれば、お客様は引いてしまいます。

その場で販売しなくても
参加したお客様は後から来店して商品を買っていくのです。

再来店して商品を買う人の比率は約3割だと言われています。
ここで、商売につながるわけです。

“まちゼミ”はセミナーではない!

“まちゼミ”とは、
店主が講師となって店内でセミナーを実施し
お客様の生活に役立つ情報を伝えること

このような考え方が一般的です。

しかし、松井洋一郎氏は“違う”というのです。

彼曰く
“まちゼミとは、セミナーではない
コミュニケーション事業である”と。

セミナーならば
一度に多くのお客様を集めてやった方が効率がいいでしょう。

しかし、“まちゼミ”はコミュニケーション事業だから
少人数で実施しているのです。

“まちゼミ”とは
店主とお客様とがコミュニケーションを通して
新しい関係を作っていくことが目的である。

そして、店主という“人”を売っていく事業である
というのです。
彼のこの言葉が非常に印象的でした。

コミュニケーションから
生まれる関係性創造型ビジネス

西麻布のビルの2階にある「kiso bar」
普通だったら入りにくい立地の店ですが
ここが今、西麻布の新名所になっているそうです。

この店、1階の入口に黒板POPが設置されており
店主の木曽さんが毎日書いています。

“昨日は六本木のケバブ屋のスタッフの方がいらっしゃいました。
新しい出会いに感謝!!
オープンして1ヶ月!!
木曽真輔(38)神戸出身です。
お気軽にどーぞ!!”

黒板POPで良くあるのが
“7時までにご来店のお客様、生ビールが半額です”
というようなものです。

木曽さんの黒板POPとどこが違うのか?
店主の年齢や出身地が分かります。
新しい出会いに感謝しているというあたたかい人柄も伝わります。

つまり、思い切って“個”が出ているのです。
“個”を出すことによって、道を歩いている人と
コミュニケーションをしているのです。

“まちゼミ”と黒板POP
全然違うものですね。
しかし、そこには共通点があります。

それは、双方とも
“コミュニケーションから生まれる
関係性創造型ビジネス”ということです。

これからの個店のあり方を示しているように思います。

今回は以上です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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                      大場 保男

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客に興味を持つことが商売の第一歩


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで

24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

 

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、

教えてもらったり、学んだことを

 

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先週、中学のクラス会で帰った静岡県沼津市

仲見世商店街に、こんな看板が立っていました。

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静岡県で一番元気な商店街

沼津仲見世商店街(振)

 

実際の商店街は所々に空き店舗があり

私が子供の頃のような活気はありません。

img_1811

では、あの看板は?

 

“元気だった”という過去形の間違いなのか?

それとも、“元気だった”頃の看板を掲示しているのか?

 

不思議な想いを抱きつつ

“若かった”クラスメイトに会いに行きました。

 

さて、今回のテーマは

「客に興味を持つことが商売の第一歩」です。

 

私は、なぜ売れないセールスマンだったのか?

 

今から30年以上前

化粧品会社にいた私は化粧品のセールスをやっていました。

セールス鞄に化粧品を詰めて、一軒一軒訪問販売です。

 

まったく売れないダメなセールスマンでした。

なぜ売れないのか?

玄関に出て来る客に興味がなかったのです。

 

客に興味を持てば

「どちらの化粧品をお使いですか?」とか

「乾燥肌の方ですか?」と相手に質問を投げ掛けることができます。

そこから会話の糸口がつかめます。

 

しかし私は、自分が持っている商品の

ことしか意識していません。

 

だから「間に合っています」と言われれば

「また、お願いします」を繰り返して帰ってくるばかりです。

これでは売れるわけがありませんね。

 

100人以上の顧客の好みがすべて頭の中に入っている店主

 

コーヒーメーカーの仕事で

ある喫茶店を取材したときのことです。

 

その店の店主は

顧客の顔と名前が一致するだけでなく

コーヒーの好みがすべて頭の中に入っています。

 

だから、席についた顧客が黙っていても

その顧客の好みの味のコーヒーを出すことができます。

その数は100人以上にのぼります。

 

「すごい記憶力ですね!」と驚いて問い掛ける私に対して

「記憶力は良くも悪くもありませんよ」と淡々と答えました。

 

「では、なぜ?」と問うと

「お客様に興味を持つと、自然に頭の中に入って来るのです。

覚えようとしたことはありません」との答えでした。

 

客に興味を持つことが商売の第一歩

 

何かの本で、イトーヨーカ堂の

実質的な創業者である伊藤雅俊さんが

このように言っていることを読んだことがあります。

 

客に興味を持てば、客の姿や生活が見えてきます。

だから、それに合った商品やサービスを提供しようとします。

 

アパレルの店の店主に

こんな話を聞いたことがあります。

 

その店主、商品を仕入れに行ったとき

これはあのお客様に合う商品だなと

一人ひとりのお客様が目に浮かぶそうです。

 

その顧客が来店すると

「あなたにぴったり合うと思って仕入れて来たの」

と、その商品を紹介します。

 

客に興味を持たなければ

こんなことは出来ません。

 

500人の顧客の顔と名前が一致しないと店長になれない!

 

アメリカの流通業の視察に行った日本の商業者たち

あるスーパーの店先で非常に驚いたそうです。

 

スーパーの入口に買物カゴを持った店長が

一人ひとりの顧客の名前を呼んで挨拶している姿を見たのです。

 

このスーパーでは

500人の顧客も顔と名前が一致しないと

店長のなれないのだそうです。

 

スーパーと言えば

安売りで客を集めていると考えがちですが

 

このスーパーでは、顧客の一人ひとりの生活を見ており

それぞれの時期に、それぞれの時間帯に

顧客の生活に合わせた品揃えをしているのです。

 

顧客の生活が見えていれば

POPで何を訴えれば良いのかが明確になります。

そうすると、POPのコピーが顧客の心に響くのです。

 

客に興味を持つ

そうすると、客が求めるものが分かるようになる。

それが品揃えにつながり、情報発信につながる。

 

伊藤雅俊さんは、

このようなことを言いたかったのかも知れません。

 

客に興味を持てずにダメなセールスマンだった私が

彼に胸のうちを考えてみました。

 

今回は以上です。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

 

【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士

                      大場 保男

 

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“心からの思いやり”マーケティングが注目されている!


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
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9月からスタートした川崎市幸区の小倉神社のふれあい朝市
朝市といっても10時から14時までお昼時間にやっています。

ここの朝市は、商店街と町内会、
そして子供会が一体となって推進しています。

10月の朝市は酒樽の鏡割りからスタートしました。

img_1712

11月は6日に実施する予定、場所は小倉神社境内です。
朝市を手伝う子供たちの元気な売声が会場に響くことでしょう。

この地域の他の商店街も町内会と
連携して朝市をやろうという意見があるという話を耳にしました。
ぜひ実現させて欲しいと思います。

これからの商店街活動は、商店街だけでなく
地域の様々な団体や組織とのコラボで実施してくことが重要ではいないでしょうか。

さて、今回のテーマは
「“心からの思いやり”マーケティングが注目されている!」です。

“心からの思いやり”って、マーケティング?

次の文章に目を通してみてください。

顧客のニーズを予測し、企業を発展、成長させていく中で
すべての問題に対する普遍的な答えを見つけた。
それは“顧客への心からの思いやりである”

これは、ホールマーク社の
戦略・開発副社長であるドン・ホール氏の言葉です。

“心からの思いやり”という
日本の道徳の授業のような言葉が
アメリカのビジネスマンの口から発せられているのです。

さらに、こんな言葉が、
アメリカのビジネス界で語られているのです。

人間とは、自分の周囲の世界と
互いに関係を結びたいという
根源的な欲求を持った生き物である。

私たちは、至るところで顧客の
“自分に気付き、大切にし、認めてもらいたい”
という叫び声を耳にしてきた。

顧客は、企業が彼らに感謝しているなど
誰かが気にかけてくれていると知ると
ロイヤリティを持ちたいと心から思うようになる。

このことを実践している日本の会社があります。
テレビ通販でおなじみの再春館製薬がその会社です。

再春館製薬では、台風に見舞われた地域のお客様に
「そちらの方に被害が出たと聞いて心配しておりましたが、
○○様のお宅はいかがでしたか?」と一軒一軒電話しているそうです。

こんな電話をもらうと
「私のことを気に掛けてくれていたんだ」と嬉しくなりますね。

商売っ気なしの心からの思いやり
これにお客様の心は動かされます。

こんな米屋の店主もいました。
明日は、どうやってお客様に喜んでもらおうかと考えると
早く明日にならないかなとワクワクしてしまう。
この米屋さん、とても繁盛しています。

次にご紹介するのは
ホールマーク社とハートハンク社の合同調査の結果です。

“心からの思いやり”“信頼”“取引期間”“総合的満足度”
という4つの変数が顧客ロイヤリティの予測に役立つか調べた。

その結果、“心からの思いやり”の重要度は
他の3つの変数と比較して2倍もあることが分かった。

顧客満足は、顧客ロイヤリティを得るための前提条件である。
ロイヤリティを獲得するためには、“心からの思いやり”が
不可欠な要素である。

“心からの思いやり”が、絆づくりにつながる!

東日本大震災をきっかけに
絆という言葉が再認識されました。

では、絆とはどういう意味でしょうか?

私は次のように解釈しています。

絆とは、相手に何をしてあげられるかを思い続けること

これこそ、まさに“心からの思いやり”ですね。

“心からの思いやり”によってお客様に本当によろこんでいただく
そんなお客様との絆によって長いおつきあいをしていく。
そして、お互いにハッピーな関係になる。

そんな綺麗ごとで商売ができるか!と思う人もいるでしょう。
でも、自分をお客の立場に置いてください。

こんな考え方、こんな理念で経営している
お店や会社のファンになりますよね。
商品を買うなら、こんなお店や会社から買いたいですよね。

これが本来のマーケティングではないでしょうか。
本来の商売のあり方ではないでしょうか。
利益は、その結果ついてくるものではないでしょうか。

今回は以上です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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                      大場 保男

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農業者とのネットワークによって商店街の活性化を!


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
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今月は毎週のように神奈川県内各地で朝市をやっています。

第1日曜日は、川崎市幸区の小倉神社ふれあい朝市
9月からスタートして今月は2回目

ここの朝市は商店街と町内会が一体となって実施しています。
子供会も参加して、出店者のポスターを作ったり
販売の手伝いをしています。

写真は9月に実施した朝市
子供たちがたい焼きづくり体験をしています。
出店者も子供たちに教えることに張り合いを感じているようです。

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第2日曜日は、「さがみはら朝市まつり in 古淵」
10時から14時まででしたが、11時近くまで雨が降って
客足はイマイチ、私もずぶ濡れになって会場を飛び回り
風邪をひきそうになりました。

そして明日(15日)は、山北で
「D52奇跡の復活記念夕市」
神奈川県内各地から40店が山北に結集して行われます。

朝市で人だかりが出来ているのは青果物のブース
どこの朝市でも農家や八百屋のブースが多くのお客様を集めています。
やはり、新鮮な野菜を求めている人が多いということを実感させられます。

商店街の衰退化が謂れて久しくなりますが
その大きな要因が、商店街から生鮮三品の店がなくなったこと
特に八百屋がなくなると、急速に衰退化が進んで行きます。

八百屋がなくなって衰退化している商店街を見ると
もっと農家と連携して商店街を活性化できないかと
朝市をやるたびに、そんな気持ちを強く抱きます。

例えば、商店街の空店舗を活用して
週に1回程度、農家の野菜を販売する青物市を実施する。

例えば、商店街のちょっとした空地を利用して
農家とともに商店街から3~4店が出店して
小規模な朝市を実施する。

私たちはこれを“まち角朝市”と呼んでいますが
昨年、横浜のある商店街で実施し
地域の人たちから、もう一度やって欲しい
というリクエストが多く寄せられています。

例えば、商店街の飲食店が、
地元農家の新鮮な野菜を使った料理を提供する。

酒などの配達を行っている酒屋が
農家の野菜を飲食店に配達するフードネットワーク
づくりを行っている例もあります。

先日行った焼き肉店
サラダなどに地元農家の野菜を使っていました。
さらに、店の一角ではその野菜を販売していました。

アメリカでは市街地などで
地元の農産物とその加工品などを販売し
地域住民の交流拠点となっている
ファーマーズ・マーケットが盛んに行われているそうです。

農業者と商業者、地域住民が一体となった
地域コミュニティが、ファーマーズ・マーケットなのです。

アメリカでは近年、ファーマーズ・マーケットが
中心市街地再生の重要な役割を果たすという
認識が深まっていると言われているとのことです。

私たちは、朝市の集客のために
農家に出店してもらおうと考えてきましたが

これだけにとどまらず、
商店街の新たなコミュニティづくりのために
農業者と商業者のネットワークをもっと
もっと強くしていく必要があると思います。

そこに商店街や地域活性化の
一つの方向性があるように思います。

今回は以上です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
大場 保男

〒252-0226 神奈川県相模原市中央区陽光台2-12-8
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ネット全盛の今だからこと、人々は交流を求めている!


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
23年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

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逗子市の「なぎさ通り商店街」
JR逗子駅を降りて右に入った
線路沿いの商店街です。

入口に近い場所にスーパースズキヤ
出口に近い場所にオーケーストアと、出入口にスーパーがあり
その間に個性的な飲食店が点在している商店街です。

商店街の中ほどにある「蒲竹水産」
おでんやはんぺんなどを自家製造して販売
外からは目立たない隠れた名店であり
無添加の伊達巻は全国蒲鉾品評会水産庁長官賞を受賞しています。

写真は「戸隠そばみなも」
水車が目印の手打ちそばの旨い店です。

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「第6回地域再生大賞」の準優勝に
「岡崎まちゼミの会」が選ばれました。

この賞は、地方新聞45社と共同通信社によって設立され
地域活性化に挑む団体を表彰するものです。

岡崎で始まった「まちゼミ」
現在、全国の200を超える地域で実施されています。

神奈川県でも実施されていますが、
まだ実地地域が少なく、今後さらに多くの地域で
実施されることが期待されます。

今回のテーマは
「ネット全盛の今だからこと、人々は交流を求めている!」です。

ザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニー日本支社長の
高野登さんのこんな言葉を目にしたことがあります。

「光り輝く国」を意味する「ジパング」、
しかし今、日本の社会は非接触サービスであふれ、輝きを失いつつある。

自販機、音声サービス、ATMなど。
言葉を交わすことなく日常が過ぎ、心の交流が希薄になっていく社会。
そして、増え続ける悲しい事件。
今こそ日本人のやさしさと慈しみの心を見つめなおす時だろう。

私たちの毎日は、まさに「非接触サービス」であふれていますね。

欲しいものは何でも
言葉を一切交わすことなく
クリック一つで自宅まで届けてくれます。

このような世の中の流れに抗するように
アナログ販売の極とも言える朝市をやると
大勢の人たちが集まってきます。

対面販売の良さを再認識しよう
もっと、地域の人たちが交流できるコミュニティをつくろう

こんな狙いのもとに
私たちは、「かながわ朝市ネットワーク」を立ち上げ
各地の朝市の立ち上げ支援や、朝市同士の情報交換を行っています。
活動の一環として
年に1回、神奈川県内の朝市が一同の会する
「かながわ朝市サミット」を実施しています。

ほぼ、出店料だけで運営しているので
ほんの少しの広報予算しか掛けられませんが
1回当たり2~3万人の人たちが集まってきます。

時々、不思議に思うことがあります。
朝市と言っても、特別の安いものが売っているわけではない
でも、なぜ朝早くからこんなに人が集まってくるのだろうか?と。

そうなんです。人々は、ふれあいや交流を求めて朝市にやってくるのです。
「非接触サービス」があふれている日常だからこそ
「接触サービス」を求めているのです。

朝市をやるたびに、このことを実感させられます。

ある商店街の会長が
朝市の会場で、こんなことを言っていました。

「朝市では、売る方も買う方も笑顔、
お互いに会話を楽しんでいる。昔の商店街はこんな感じだった。
今の商店街にはこれがなくなった。だから衰退してしまったのだろう」

便利さと効率性
これらとともに、人々は
ふれあいや交流、接触サービスを求めています。

ビジネスモデルの中に
このような要素を取り入れていくことも大切だと思います。

明日、9月4日は
川崎市の小倉商栄会での初めての朝市
8時から出店者の受付なので、5時半には起きて出掛ける必要があります。

朝市は大好きなんですが、朝早いのが苦手な私です。
でも、毎日ではないので頑張って早起きして行って来ます。

今回は以上です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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                      大場 保男
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中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを共有することによって

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
このブログを配信しています。

鎌倉の小町通り商店街、
真夏の暑い盛りでも多くの人で賑わっています。

IMG_1498

これだけ多くの人が集まる商店街
当然、家賃は高くなり、えっ、そんなに高いの!
と驚くような坪当たりの賃料です。

その影響もあって
小町通りは店の入れ替わりが激しいと言われています。

他の場所よりも売上げがあがっても
家賃負担が高いので、利益が出ずに撤退せざるを得ない
そんな事例が多いというのです。

神奈川県ではありませんが、
これとは逆の話を聞いたことがあります。

商店街内にあったデパートが撤退したため
人通りが少なくなった商店街
そのため、家賃が非常に安くなった。

そのため、資本力があまりない若い商業者が
その商店街に出店するようになり、
面白い通りになったというのです。

鎌倉の小町通りのように
撤退しても次々に新しい店が出店してくるような商店街は例外であり
ほとんどの商店街は、店が撤退すればそこは空店舗になってしまいます。

投資額からスタートしての家賃設定では
テナントは埋まらない。自分たちの街に誰に来て欲しいのか
どんな人に入居して欲しいかのか、街をどう変えるのか
地権者がこんな視点を持つことが大切だ。
昨日はある集まりで、こんな話を聞いてきました。

さて、第6回目のブログである
今回のテーマは「商店街には買いたいものがない!?」です。

「商店街の過去・現在・未来を考える」と題する
流通科学大学の石原武政先生の講演を聞きました。

講演の中で、従来の人集めイベントと違った
タイプのイベントとして次の6つをあげていました。

1. 静岡市の呉服町商店街から始まった「一店逸品運動」
2. 山形県新庄市から始まった「100円(縁)商店街」
3. 岡崎市から始まった「まちゼミ」

4. 函館市から始まり、伊丹を基点に関西に普及している「まちバル」
(神奈川県では「ちょい飲み」と呼んでいます)
5. 千葉県柏市から始まった「まち歩きマップ」
6. 島根県出雲市から始まった「商店街人生ゲーム」

従来のイベントは
商店街に人を集めることはするが
それを個店に入店させるのは、個店の努力であるとしていました。

ところが上記のイベントは
個店に客を呼び込むことを目的に実施しており
これが従来型のイベントと違うと言うのです。
さらに、共通点として次の4つをあげています。

1. 一過性のイベントに終わらせていない。

補助金をもらって大々的にやる一過性のイベントではなく
継続して実施しています。
実施したら必ず反省する機会を設け、
次の実施にフィードバックさせるようにしています。

2. 商店街の全員参加を求めない。

商店街の役員の悩みの種は
会員の足並みがバラバラで
非協力的な会員が多いということです。

しかし、上記6つのイベントは
最初から全員参加を求めていません。
「この指とまれ!」で、やりたい店だけで実施しています。

3. 小さな予算規模で実施している。

いずれも小さな予算規模でできるイベントです。
だから補助金を頼りにしなくても
行政から独立して自主事業として実施することができます。

4. 既存の商店街組織にとらわれずに事業ができる。

商店街以外の外部の人たちを
サポーターとして巻き込んで実施しています。

これからの商店街の事業は
商業者以外の地域の人たちや学生と
一緒に行っていくことがポイントになります。

このように見てみると、従来型のイベントとは
コンセプトそのものが違うように感じます。

さらに、石原先生は、商店街を利用しない理由として
「商店街には買うものがない」という声を良く聞くが
商店街を利用したことがないのに、
なぜ「買うものがない」と分かるのかと皮肉っていました。

「商店街には買うものがない」のではなく
「買いたいものがある」ことを上手く発信できていないだけだ。

その証拠に「まちゼミ」をやれば
参加者の2~3割が再来店して店の客になると言っていました。

「商店街には買うものがない」のではなく
「買いたいものがある」ことを上手に発信していないだけだ。
この言葉に大きく頷いている私でした。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
大場 保男
E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp Tel.090-5521-7427

商店街の店はなぜ入りにくい?


IMG_1470中小企業診断士の大場保男です。

 

私は平成4年から今に至るまで

24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

 

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、

教えてもらったり、学んだことを共有することによって

 

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから

このブログを配信しています。

 

八王子市の八幡町商店街

八王子駅と西八王子の中間地点の

甲州街道沿いにあるこの商店街

 

かつては、ここが八王子の中心商店街だったそうで

現在の店の数は約40店、蔵やレトロな雰囲気の店が散見されます。

神仏具店が4店あり、これも他の商店街とは違う印象を与えています。

古いアーケードが撤去され、

すっきりしたイメージの商店街になりましたが

撤去を巡っては、商店街内部でのコンセンサスづくりが大変だったそうです。

 

“街ゼミ”発祥の地である岡崎から

講師を招いて、商店街単独で2回の“街ゼミ”を実施したほか

逸品づくり運動も行ったということです。

 

周辺の住民は高齢化が進んでおり

高齢化に対応した買物の場づくりが課題となっています。

 

さて、第5回目のブログである

今回のテーマは「商店街の店はなぜ入りにくい?」です。

 

数年前に、地域の消費者7~8人で商店街の店を訪問し

消費者の視点から、その店の良さや改善点について話し合い

それをお店にフィードバックする活動を行ったことがあります。

 

その時に「なぜ商店街の店は入りにくいのか?」

ということがテーマになったことがあります。

 

店の中に入ったら手ぶらで出てこられない!

 

参加者のほぼ全員が同じ理由をあげていました。

「一度店の中に入ったら手ぶらで店を出ることはできない。

何かを買わなければならないから、入りにくい」というのです。

 

スーパーやコンビニならば

店内に入っても買うものがなければ

何も買わずに店を出ても気が引けることはありません。

商店街の店の場合は、そうはいかないから入りにくいと言うのです。

 

そう言われてみれば、私にも体験がありました。

探している商品がなかったので、どうしようかと思っていると

店の人がじっとこちらを見ている、

仕方がないので、欲しかった商品とちょっと違ったものを買ってしまったという体験です。

 

「では、入りやすい店にするにはどうしたらいいですか?」

という質問に対しては、「入りやすさを考えるより

大型店にはない商店街の店としての強みを前面に出した方が良い」

という答えが返ってきました。

 

個店としての強みは何か?

 

彼女たちがあげた様々な強みを整理すると

次の4つの5文字熟語が浮かび上がってきました。

 

第1の強み  自由裁量性

         大型店と違って、店主が接客の中で臨機応変に

         自由裁量ができることができ、“おまけ”や特別な

         サービスなどでお客様に喜んでもらえる点

 

第2の強み  意向受容性

         お客様の要望や“わがまま”を聞いて、

         柔軟に対応でき、かゆいところに手が届く

         小回りが利くサービスを提供できる点

 

第3の強み  独自伸長性

         自店の強みや個性を活かして独自な点を伸ばし、

         それを大きな武器にしていくことができるという点

         大型店は総合的な品揃えが求められるが、個店は独自性で勝負できる。

 

第4の強み  人的交流性

         お客様と店の人とのコミュニケーションを通して

         人的な交流ができる点

         人的な交流やつながりが、店に対する信頼感につながっていく。

 

 

このように並べてみると

いずれも小売りの原点ですね。

やはり、原点回帰が重要だということを再認識しました。

 

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

 

【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士

                           大場 保男

        E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp  Tel.090-5521-7427

 

 

 

個店はCAT型ビジネスモデルを目指すべき!


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを共有することによって

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
このブログを配信しています。

最近、「谷根千」という言葉が注目されていますね。
文京区から台東区一帯の谷中・根津・千駄木周辺の地区で
下町風情が漂うこのあたりを散策するのが流行っているようです。

「谷根千」の一つが谷中銀座商店街
レトロな雰囲気が人気の商店街です。

私が行ったときには外国人観光客が多くいました。
その後に行った巣鴨の商店街ではほとんど見掛けず
非常に対照的でした。

酒屋の横にはベンチが置いてあり
酒屋で買ったビールなどを
ベンチに座って昼から飲んでいる人たちがいました。

IMG_1432

熱い日だったので、私も飲みたかったのですが
この後、人と会う予定があったので、グッと我慢しました。

商店街にベンチを置くというこんな
簡単なことで、訪れた人たちの交流を図ることができます。

巣鴨の商店街の個店の店内には
レジ横にイスを置いてある店が多いと聞きます。
高齢者のお客様が多いので、イスに座って茶飲み話をしていくとのことです。

さて、第2回目である今回のブログは
「個店はCAT型ビジネスモデルを目指すべき!」です。

DOG型ビジネスとは?CAT型ビジネスとは?

前回のブログで
商店街がなくなるのは「寂しい」けれど、
買物にはあまり利用しないという人が多いということを書きました。

でも、商店街の個店は買物に利用してもらわないと困りますね。
では、どうしたら個店を利用してもらえるようになるのでしょうか?

「良い値決め 悪い値決め」(田中靖浩著、日本経済新聞出版社)に
DOGビジネスとCATビジネスという話が出ていました。

商店街の個店の生き残りを考えていく上で
ぜひ考えておかなければならない視点なので
その一部をご紹介します。

まずは、DOGです。
  D(デジタル)
     マネやパクリ、コピーが横行する。
  O(オンライン)
     国内外のライバルと安値競争が起こる。
  G(グローバル)
     仕事が安い国に奪われる。
このDOGに噛みつかれると、
マネされた上で、世界を相手に、安値競争をする
消耗戦に巻き込まれるというのです。

つまり、DOGビジネスは無料化に向かうというのです。

これからは、DOGではなく、
CAT(コージー、アナログ、タッチ)を目指すべきと
著者の田中靖浩氏は説いています。

  D(デジタル)からA(アナログ)へ
     コンピュータには作れない魅力(アナログ)を目指す
  O(オンライン)からT(タッチ)へ
     買い手に共感してもらえる触れ合い(タッチ)を目指す
  G(グローバル)からC(コージー)へ
     安さよりも、こじんまりした居心地の良さ(コージー)を目指す

DOGビジネスが無料化に向かうのに対して
CATビジネスは、高い付加価値を付けることができ
それに共感し価値を認める客は
それ相応の料金を支払うというのです。

典型的なアナログ人間である私は
この文章を読んだとき、思わず快哉を叫びました。

オンライン全盛の現在、特にCATのTが重要!

私は、CATの中では
特にT(タッチ)が重要だと考えています。

今では、クリック一つで買物ができ
自宅まで商品を届けてくれます。
しかもペットの墓石まで何でも揃っています。

オンラインによって
本当に便利な世の中になりました。

しかし、アナログの典型例の
朝市をやると、朝早くから大勢の人が集まります。

確かに新鮮で安い商品を
買うことができるという魅力がありますが
朝市には、スーパーの買物では味わえない
触れ合いやコミュニケーションがあるからだと思います。

つまり、T(タッチ)が朝市の大きな魅力になっているのです。

例えば、和倉温泉の高級旅館加賀谷
なぜ、人気があるのでしょうか?

温泉に入り、食事をし、宿泊するなら
安い旅館は沢山あります。

しかし、加賀谷には
“心和む、人穏やか、丁寧!”
と言われるようなT(タッチ)があります。

例えば、ドモホルンリンクルで知られている再春館製薬所
お客様が住んでいる地域が台風に襲われると
「お客様のお宅はいかがでしたか?」と電話を掛けるそうです。

一切売込みなしのお見舞い電話
自分のことを気にかけてくれていたのかと
やっぱり嬉しいですね。

これもT(タッチ)ですね。
チラシ、ニュースレターにもT(タッチ)が必要です。

情報発信にもTの要素を!

私は、情報発信の3つの要素の1つに
パーソナル訴求をあげています。

チラシやニュースレター
ホームページなどで情報発信するとき
発信者の顔写真とともに、
自分の好きなことや趣味のことを載せましょうとお薦めしています。

このことによって
発信者の人柄が伝わります。
これによって、読む人は、より親しみと信頼感を抱きます。

これは、情報発信におけるT(タッチ)だと考えています。

接客、商品紹介、情報発信、アフターサービス
すべての面でT(タッチ)の要素を盛り込めないか
考えていくことが必要だと思います。

「良い値決め 悪い値決め」(田中靖浩著)は
DOGとCATの話だけでなく
値決めの哲学についてなど
きちんと儲けるためのプライシング戦略について書かれています。
一度読まれてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                      大場 保男
 E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp   Tel.090-5521-7427

商店街はいま必要なのか?


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを共有することによって

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
このブログを配信しています。

多くの商店街が衰退していくなか
活気があり元気がある商店街の一つが
川崎市のモトスミブレーメン通り商店街です。

IMG_1387

ドイツのロイドパサージュ商店街と連携し
中世ヨーロッパのロマンと語らいをコンセプトに
様々な活動を展開しています。

ブレーメン方式とも言える
独自のポイントカードを導入しており
ポイント事業の取組みが評価されたことにより
平成28年5月、中小企業庁より「はばたく商店街30選」を受賞しました。

これだけでなく、
一店一エコ運動、防犯ガーディアン、
高齢者施設への出張商店街、秋の祭典「フライマルクト」
商店街の音楽隊など、よくこれだけの活動ができるな
と思われるくらいの多彩な活動を行っています。

商店街活動を牽引しているのが理事長の伊藤博さん
多くの公的役職も兼務していますが
本業のクリーニング店の仕事もしっかりやっています。

場所は東横線の元住吉駅前です。
ちなみにこの駅には急行は止まりません。

さて、今回のテーマは「商店街はいま必要なのか?」です。

商店街は利用していないけど、なくなったら困る!

数年前に、
ある商店街周辺の地域の方々に集まっていただき、
商店街の活性化について意見交換会を行ったことがあります。

「商店街を利用していますか?」という質問に対して
「以前は利用したが、今はほとんど利用していない」
という回答が大半でした。

そこで、「商店街を利用していないのならば
商店街はなくなってもいいのではないですか?」と質問すると

一瞬の間を置いて
ほとんどの方が「商店街がなくなったら困る」と答えたのです。
すぐにではなく、一瞬の間を置いて答えたという点に、微妙なニュアンスを感じました。

「利用していないのなら、
商店街がなくなってもいいのではないですか?」
と質問すると、「なくなったら地域が寂しくなるから困る」というのです。

商店街は利用しないけど
商店街がなくなると地域が寂しくなるから困る。
これが地域の方々の意見でした。

学生も商店街の現状を憂えている?

大学の教授である満薗勇氏が
「商店街はいま必要なのか」という本を書いています。

その中に、学生に対して
商店街について質問した記述があります。

大学の講義で商店街をテーマで話をすると、
学生からのコメントは、さびれゆく商店街の現状を憂うもので溢れかえる。

・小中学校のときよく使っていた商店街が、
 最近できたショッピングモールの影響で、
 コンビニとパチンコ店以外がなくなって残念だった。

・商店街は残ってほしい。あの雰囲気が好きなので。
・個人的に商店街は好きなので、
 盛り上がり直してくれると嬉しい。

このように、商店街がさびれていくことに対しては、
多くの学生から「残念」「悲しい」「さみしい」といった声が寄せられますし、
商店街を「好き」だという学生が数多くいます。

「では商店街で買物をしているか?買物したいと思うか?」と問い掛けると
学生からは、「していない」「したいと思わない」という答えが返ってきます。

商店街周辺の地域方々が
商店街がなくなると街が寂しくなると
感じていることは理解できますが、

商店街を利用しない学生までが
「残念」「悲しい」「さみしい」と
感じている、このことは大きな驚きでした。

なくなるのは困るけど、商店街では買物しない!

学生も地域の方々も、商店街は物を買う場としては利用しないけれど
街路の賑わいの場、交流の場、地域コミュニティの担い手
という面から、商店街の存続を望んでいると言えるでしょう。

しかし、これだけでは経済活動は成り立ちません。

地域コミュニティの担い手としての役割を果たしつつ
経済的にも成り立つ商店街にしていくにはどうしたら良いのか
こんな観点から商店街のあるべき方向を見極めていく

今後、このブログでは
この点について考えていきたいと思います。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                      大場 保男
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