愛川朝市の新たな試みとは?


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
このブログを配信しています。

今回のテーマは
「愛川朝市の新たな試みとは?」

神奈川県愛川町の朝市
正式名は朝市ではなく「にぎわいマルシェ」
毎月第一日曜日に約30店が出店して行われています。

6時半から8時半までと、とても早いので
昨日の日曜日に私も早起きして行って来ました。

愛川町の役場の裏の広場でやっていますが
会場に到着すると、朝市で買った惣菜などを
座って食べている方が大勢いました。

ここの朝市、いくつか特徴がありますが
その第一は、畳屋さんが出店するなど
他の朝市ではあまり見掛けないような業種が出店していることです。

畳屋さんは、畳表を使ったインテリア
畳の縁を使った小物などを販売しています。

この他、印鑑の店、文房具店、石材店、パチンコ店
カイロプラクティックサロンなどが出店しています。

第二の特徴は、町内の店だけでなく
いつも、三崎や川崎、相模原など
町外から4~5店が出店していることです。

町内にはない業種が出店するので
お客様にとっては魅力的であり
朝市全体の集客力が高くなっています。

海のない愛川では、三崎の海産物の店などの人気が高く
朝市に大勢の来場者が集まる大きな要因となっています。

第三の特徴は、出店者毎の客数や売上げなどの
データをしっかり把握していることです。

私もあちこちの朝市に行っていますが
このようなデータをきちんととっている
朝市は、ほん一握りしかありません。

町外からの出店者も例外ではありません。
三崎からの出店者も海産物がどの程度売れたのか
しっかりデータがとられています。

第四の特徴は、告知をしっかりやっている点です。
出店している店にポスターが貼られているのではなく
店の前に、朝市を告知した大きな看板が設置されているのです。

同じ看板が町内の公共施設の前とか
目に付きやすい場所に設置されているので、
次の朝市はいつやるのか、自然に目に入ってきます。
これだけでなく、チラシの折込みもやっています。

そして、これから取組もうとしている新たな試みがあります。

それは、朝市に来たお客様を
積極的に自店に来店してもらうための取組みです。

地域の店が集まって実施している朝市
朝市自体での売上を上げることも必要ですが

朝市で自分の店や商品を知ってもらい
自店にも足を運んでもらうことが
朝市実施の大きな目的の一つです。

そのために、朝市では各出店者が
店主や店のこと、商品やサービスを紹介した
ニュースレターをお客様に配布します。

このニュースレターにはクーポン券が付いており
これを持って店に行くと、商品やサービスが割引になります。

ニュースレターは朝市でしか配布しないので
お客様が持ってきたクーポン券の数えると
朝市に来たお客様の何人が店に来たかが分かります。

この新たな試み、これから本格的にスタートするので
どんな成果が出るのか楽しみにしています。

今回は以上です。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                       大場 保男
             E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp       Tel.090-5521-7427

ライブ感のある店が生き残る!


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
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今回のテーマは
「ライブ感のある店が生き残る!」

店内コンサートをやっている文具店

神奈川県愛川町役場の向かいに
「たまのや」というユニークな文具店があります。

文具や事務用品の中でも、ポチ袋
のし紙、折り紙、ハサミ、筆類、写経道具などの品揃えが充実しており
文具店なのに飴玉も販売しています。

猫グッズやアマチュアやプロの
CDのコーナーもあります。

 

 

 

 

店主の市川直久さん
若い頃、商業界ゼミに参加して
須田泰三先生の「効率だけを追ってはいけない」
という教えに影響を受け

「売れるもの」ではなく、
「自分が面白いと思ったもの」を販売する、

「ビッグビジネス」より「グッドビジネス」を
目指すことを持論に経営を行っています。

店内で落語会やコンサートを実施しています。

落語会は、最初は店内でやっていましたが
狭いので、今では商工会館を借りています。

コンサートは店内の特設ステージで実施しており、
自分でかっぽれを踊ったり
オリジナル曲を歌ったりしています。

とにかく店にいることが
楽しくてしかたがないという市川さんです。

売上や効率だけを追い求めるのではなく
楽しい経営を目指していると
こんなに面白い店になるのかと、目からウロコです。

対面販売やイベントで活気ある売場づくり

2016年度の優良経営食料品
小売店等コンクールで農林水産大臣賞を受賞した
東京・練馬の鮮魚店「シュン」では

毎日数百種類の海産物を揃え
スーパーとの違いを打ち出しています。

買物客のデータ分析で男性客が半数を
占めていたため、対面販売コーナーで
男性客にも食べ方や調理のコツを説明

「あんこう祭」など年間60回以上開く
週末のイベントも男性客に好評です。

旬の魚やイベントの情報は
メールマガジンや手書きのポスターで告知

「顧客との会話を大事にする対面販売
に注力してきたことが良かった」と話すのは
大川戸健代表取締役です。

これからはライブ感のある店が生き残る!

クリック一つで何でも買えて
自宅まで届けてくれる時代
そのせいか、街に人が出なくなったとも言われています。

こんな時代を生き残っていくには、
交流や触れ合いを大事にし
面白さや意外性がある「たまのや」のような店

年間60回以上もイベントをやっている
鮮魚店「シュン」のような店

このような「ライブ感」が必要ではないかと
しみじみ思いました。

今回は以上です。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                       大場 保男
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地域ブランドで地域の活性化を考える


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

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今回のテーマは
「地域ブランドによる地域活性化を考える」です。

3月26日に小田急線秦野駅前商店街で
「第8回かながわ朝市サミット」を実施しました。

あいにく朝から雨のため、当日のキャンセルもあり
いつもよりかなり少ない66店の出店
来場者は約6,000名でした。

「かながわ朝市サミット」と同時開催しているシンポジウム
今回のテーマは「地域ブランドで地域の活性化を考える」でした。

福島大学の地域ブランド戦略研究所の
西川和明教授による基調講演と
3つの事例紹介が行われました。

今回のブログでは、西川教授の基調講演の
一部をシェアしたいと思います。

株式会社吉田ふるさと村

旧吉田村は、現在の島根県雲南市吉田町のこと
19世紀の後半に西洋から近代製鉄技術が導入されるまで
「たたら製鉄」による和鉄生産の中心として栄えてきました。

平成13年1月、地域の鶏卵業者から
「卵と抱き合わせで売れるような商品はないか?」
という話が出ました。

さっそく、商品開発会議に掛けられ
「卵掛けご飯は、子供から年配者まで
みんなが食べるよね」という話が出ました。

そこで考えられたのが
卵掛けご飯専用の醤油を開発しようというテーマです。

卵本来の味を活かすため
辛みを抑えた丸みのある上品な味に仕上げるよう
全国の一流と呼ばれるメーカーから素材を集めました。

また、安全性の確認のため
原料メーカーへの調査も行いました。

幾度となく試作品を作り
ようやく、ほぼ満足できる味が仕上がり
東京でもモニター調査

でも結果は散々
なぜ?地元では好評であったにもかかわらず
東京では「美味しくない」との評価です。

ある日、その原因に気付きました。
「日本の東西での醤油文化の違い」でした。
東日本には東日本用の味の醤油を開発しよう!

三か月後に満足のいく味が仕上がり
平成14年5月に、日本初の卵掛けご飯専用の醤油
「おたまはん」を販売開始しました。

発売して10年で累計300万本を突破する大ヒット
今では、全国各地で60種類の
卵掛けご飯専用醤油が販売されていますが
「日本初」と名乗れるのは「おたまはん」だけです。

地域団体商標制度とは?

歴史や伝統がある地域ならば
それをテーマにしたブランド化を行い
地域団体商標として登録することができます。

これは、地域+商品名のみからなる
文字商標を保護する制度です。

神奈川県には、次のような地域団体商標が登録されています。

足柄茶、小田原かまぼこ、小田原ひもの、鎌倉彫
松輪サバ、湯河原温泉、横濱中華街の7種類です。
京都府では61種類が登録されています。

目玉がない地域のブランド化はどうする?

「かまぼこ」や「ひもの」などの
目玉がない地域で地域ブランドを作っていくには
どうしたらいいのか?

西川教授は、最初からブランド化を目指すのではなく
まず新価値づくりを目指そうと説いています。

安心できる銘柄であるという情報
他社商品と区別する特別な名前
新しいと思わせる不可視的な価値

この3つの条件を満たす価値づくりを
目指していこうというのです。

そして、必要なのが話題づくり
「おたまはん」は
日本人のソウルフードとも言うべき
卵掛けご飯に着目し、「日本初の専用醤油」を開発しました。

事例発表があった「横須賀ブラジャー」も
話題づくりに成功した典型例です。

ちなみに、「横須賀ブラジャー」とは
ブランデーのジンジャー割のことです。

西川教授は、
少子高齢化がますます進行していく今後
定年退職者を地域ブランドの開発や

地域の文化活動、生産活動の担い手にしていく
戦略が求められると話していました。

今回は以上です。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                       大場 保男
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京急ストアのPOPマイスター制度


小企業診断士の大場保男です。

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今回のテーマは
「京急ストアのPOPマイスター制度」です。

POP効果で他店と比べて売上げが50倍の商品が!

京急ストアには、社内資格として
「京急POPマイスター」制度があるそうです。

京急ストア久里浜店の西川裕美さんは
2015年に、マイスターに認定され、
POPを顧客と会話するきっかけにしています。

POP効果によって他店に比べて
売上げが50倍も増えた商品もあるそうですから、
POPをもっと見直してみることが必要ですね。

POPと言えば、
500円のところを300円に割引サービスなどと
価格の安さを訴えたものが良く見掛けられますが、

西川さんは、POPには価格は載せないと
決めているそうです。

「おいしさをきちんと伝えることができれば
買ってもらえる」という自信があるからです。

POPに載せるのは自分で食べて、
本当においしかったものだけだそうです。
つまり、自分が食べたという体験をPOP表現のベースにしているのです。

お客様にその商品をお薦めする理由を書くのがPOP

本屋の店員さんが、販売している本を読んで
その読後感をPOPにしたら、
大変良く売れたという話がありますね。

この本は読んだ方がいいですよ
というお薦めする理由を読後感で
表現しているから、効果があったのだと思います。

商品は、価格を安くしたからって
必ず売れるとは限りません。
その商品の価値が伝わったから売れるのです。

その商品の価値を伝えるのが
POPの役割なのです。
では、価値を伝えていくには、どうしたらいいのか?

POPの基本は体験訴求!

京急ストアの西川さんは
自分が食べておいしかったものを
POPにしています。

本屋の店員さんは
自分が読んで面白かった本の
読後感をPOPにしています。

あるスーパーでは
その商品担当の店員が商品を食べて
その感想をPOPにしているそうです。
POPは、決まり切ったことや
美辞麗句を書いても、あまり興味は惹かないでしょう。

自分がその商品を食べた、読んだ
使ったという体験をもとに表現すると
生き生きとし、顧客に伝わるPOPになります。

ひと目で見ることができる字数は45文字!

商品の価値を
伝えなければならないからといって
文字数が多いPOPでは読んでもらえません。

人間がひと目でパッと
見ることができる文字数は
1行15文字、3行以内と言われています。

この文字数の範囲で表現すると
見てくれるようになります。

しかし、これだけの文字数では
すべてを表現することはできません。

POPは、あくまでも
お客様との会話のきっかけなのです。

このことを念頭に置いて
POPの内容を考えてみてください。

今回は以上です。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                       大場 保男
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アンケートじゃ分からない本音の把握を!


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
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今回のテーマは
「アンケートじゃ分からない本音の把握を!」です。

「不満買取センター」って何?

主婦たちの「不満」に着目して
本音に迫るビジネスが登場しました。

その名はズバリ「不満買取センター」
この会社は消費者からの不満の声・改善案を
1件当たり1~50円で買取って企業に販売しています。

約35万人の会員のうち主婦が5割を占めており、
毎日約4万件の不満が投稿され、累計で500万件の
不満データベースを持っています。

集めた不満は企業に1000件当たり30万円で販売
大手メーカーも含め100社近くが利用しているそうです。

不満」をきっかけに改善を図った「てんや」

自宅の近くにあるので
私も良く利用する「てんや」には
次のような表示が書いてあります。

「てんやの天ぷら油は植物油100%、コレステロールゼロ」

「てんや」では「不満買取センター」を通じて不満を収集
「てんや」に行かない理由について、女性から「油で太る」
などと油に関する負のイメージがあがっていました。

「店内が何か油っぽい」という指摘もあり
改装時には床がべたつかないように材質を変えました。

顧客からの声を収集した焼肉チェーン店

ある焼肉チェーン店
オープン時に客が殺到し、大混乱に陥りました。
そのせいか、翌日からは客足は途絶え、店内はガラガラ

そこで始めたのが、顧客の声をレジで収集しました。
声を聞かせてくれた顧客にはお礼の割引券などを渡しました。

集めた顧客の声を活かして改善した結果
繁盛店に変身することができたというのです。

商店街でも顧客の本音の把握を!

ある商店街周辺に住んでいる方々を対象に
グループインタビューを行ったことがあります。

そのときに出た子育て中の
若いママの意見です。

独身の頃は、近所の商店街なんて
目にも掛けず、意識もしなかった。

しかし、子育て中の今は
近所の商店街で買物せざるを得ない。

子育てをしていると
育児ブルーになるときもある。
そんな気持ちで商店街の買物に行っても
やさしい声一つ掛けてくれない。

この人たちは、売ることだけを考えて
お客様のことを本当に考えているのかと思ってしまう。

グループインタビューを行うと
こんな顧客の本音を聞くことができます。

不満やクレームだけでなく
大型店にはない商店街の個店に
良さは何ですか?というグループインタビューもやりました。

そのときに出された意見をもとに
個店の強みを次の4つの
5文字熟語にまとめたことがあります。

第1の強み→自由裁量性
第2の強み→意向受容性
第3の強み→独自伸張性
第4の強み→人的交流性

ポイントカードを導入している商店街ならば
声を聞かせてくれたらポイントをプレゼント
という方法も考えられます。

顧客の本音を引き出し
それをもとに改善していく仕組みづくり
商店街でもぜひ考えていただきたいと思います。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。


【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                       大場 保男
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プレミアムフライデーって何?


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私は平成4年から今に至るまで
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その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

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今回のテーマは
「プレミアムフライデーって何?」です。

今月末の金曜日(2月24日)から
プレミアムフライデーと呼ばれる消費喚起の運動が行われます。

経済産業省、経団連や小売りなどの業界団体などが
旗振り役となって、毎月末の金曜日には午後3時に仕事を
終えるよう呼び掛けて消費喚起を促す運動

これがプレミアムフライデーです。

金曜日の夕方から旅行に出掛けたり
余裕をもって買物したりすることで
消費を喚起することを狙った取り組みで

昨年6月に政府が閣議決定した
「日本再興戦略2016」の中に国内総生産600兆円
を達成するため、個人消費を喚起する
官民連携プロジェクトとして位置付けられました。

でも、月末の金曜日の午後3時に
仕事を終えることはできるのでしょうか?

大手の製造業などは可能かも知れませんが
そんな余裕がある企業は
少ないのが現状ではないかと思います。

では、官民あげて旗振りをしても
この運動は効果がないのでしょうか?

実は、昨年11月の第4金曜日(11月25日)
この日は、関東地方に雪が降った翌日でしたが
ブラックフライデーというセールが
イオンなどの一部の小売業で実施されました。

家計調査によると、この日の消費支出は
過去5年の同じ金曜日の中で最高であり
2015年に比べると20%増だったそうです。

商品別に15年比を見ると、次のようになっています。

・被服および履物が24%増
・生鮮魚介が19%増
・外食が18%増

2月から始まるプレミアムフライデーには
居酒屋チェーン店が開店時間を前倒ししたり
ビールを半額にするなどの手を打つ準備をしているようです。

デパートでは単にモノを買ってもらうだけでなく
イベントや講座などを組み込んだコト消費を
盛り上げようとしているとのことです。

旅行業界では、金曜日をうまく使って
アジアなどの近距離旅行商品を用意しているようです。

さて、商店街の取組みはどうでしょうか?
これから準備しても2月24日に
間に合わせるのは時間的に無理かも知れません。

しかし、これから毎月末の金曜日に行われますので
3月以降のプレミアムフライデーを狙ってはいかがでしょうか。

特に飲食店にとってはチャンスになるでしょう。
ファミリー層を対象にした「まちゼミ」もいいかも知れません。

日が長くなる4月、5月、6月には
商店街で“夕市”なども面白いと思います。

量販店やチェーン店は、
必ずセールを仕掛けてくると思います。
商店街もこのチャンスを活かしましょう!

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                       大場 保男
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朝市にはこんな効果が!(その2)


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
このブログを配信しています。

3月26日には、神奈川県内各地の朝市が
一堂に会する「かながわ朝市サミット」が
秦野の駅前商店街で実施されますが

それに先立って、3月5日には
横浜市・栄区の新大船商店街で
「朝市まつり」が行われます。

かつては賑わった商店街ですが
ここも他の商店街と同様に
近年は、すっかり賑わいがなくなり、活気が乏しくなりました。

そんな商店街を元気にしようと
各地の朝市の有志が集まて「朝市まつり」を実施します。

朝市サミットは100以上が出店する
大規模なものになりますが、こちらは40~50店規模になります。

併催イベントとして
「かながわあきんどの祭典」も行われます。

さて、前回のテーマは
「朝市にはこんな効果が!」でしたが
今回は、その続きです。

前回、朝市には9つの効果が
期待されることをご紹介しました。
それは、次の9つでしたね。

朝市に期待される9つの効果

1 小売りの原点の見直し
2 地域の事業者の連携(農商連携)
3 出店者同士の連携
4 地域住民の交流

5 地産地消の推進
6 ワンストップショッピング
7 新製品のテストマーケティング
8 新規創業者のテスト出店
9 商店街・個店への来店促進

このうちの4つまでは
前回のブログでご紹介しましたので、
今回は5つ目の効果からご紹介します。

5つ目は、地産地消の推進

地域住民に対して「朝市の魅力は何ですか?」
というアンケートを実施したとき
「地域の採れたての野菜を安く買うことができる」
という回答が一番多かったです。

やっぱりお客様が求めているのは
地域の採れたての野菜です。

地域の農家に出店してもらうことによって
地産地消を推進することができ、
お客様のニーズに応えることができます。

6つ目は、ワンストップショッピング

スーパーに行けば、1カ所で買物が済むのに
商店街では、肉は肉屋、野菜は八百屋
というように1カ所で買物できない
これが商店街が衰退した一因とも言われています。

朝市では1カ所に色々な店が出店するので、買い回ることができます。
つまり、スーパーのようなワンストップショッピングが可能になります。

また、思わぬ掘り出し物を
見つけることができるという魅力もあります。

7つ目は、新製品のテストマーケティング

新しい弁当や総菜を作ってみた場合
まずは朝市に出品してみて
お客様の反応を見ることができます。

このような新製品のテストマーケティングは
お店でもできますが、より多くのお客様が集まる場で実施することで
より多くの反応を得ることができます。

8つ目は、新規創業者のテスト出店

新規に店を持ちたい人が
いきなり店を出すことはリスクを伴います。

まず、朝市に出店し、そこで品揃え、陳列の仕方
価格設定、POPの内容などについて
色々と試してみることがリスクの軽減につながります。

朝市によって新規創業者を積極的にバックアップし
その店が商店街に出店してくれれば、
商店街の空き店舗解消にもつながります。

最後の9つ目は、商店街・個店への来店促進

朝市で買った商品を気に入り
そのお客様が店にも来ていただくようになった
という話はよく聞かれます。

朝市の本来の目的は
朝市で商品の良さを知ってもらい
店主に親しみを感じてもらって
店に足を運んでもらうことです。

したがって、朝市を通して
いかに商店街や店に足を運んで
もらうかが課題と言えるでしょう。

今回は以上です。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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                      大場 保男
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朝市にはこんな効果が!(その1)


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

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年に1回、神奈川県内各地の朝市が
一堂に集まって実施する「かながわ朝市サミット」
8回目の今回は、3月26日に秦野の駅前商店街で行います。

同時に「かながわ朝市グルメコンテスト」や
地域活性化のためのシンポジウムも併催します。

さて、今回と次回のテーマは
「朝市にはこんな効果が!」について
2回に分けてご紹介していきます。

アメリカではファーマーズ・マーケットが人気!

アメリカにおける
朝市とも言えるのがファーマーズ・マーケットです。

アメリカ農務省によると
定期的に実施されているファーマーズ・マーケットは
2010年の時点で全米に6,131ヶ所あり、10年間で2倍に増えているそうです。

効率や便利さだけが追求されるのがアメリカだと思っていましたが
やっぱり地元で採れた野菜などを買うことができ
会話や交流があるファーマーズ・マーケットが人気なのですね。

アメリカでは近年
ファーマーズ・マーケットが中心市街地再生の
重要な役割を果たすという認識が深まっていると言われています。

朝市に期待される9つの効果

今まで10年以上、朝市にかかわって来て
朝市には、次の9つの効果が期待できると感じています。

1 小売りの原点の見直し
2 地域の事業者の連携(農商連携)
3 出店者同士の連携
4 地域住民の交流

5 地産地消の推進
6 ワンストップショッピング
7 新製品のテストマーケティング
8 新規創業者のテスト出店
9 商店街・個店への来店促進

1つ目は、小売の原点の見直し

小売りの原点は対面販売です。
「これは、こうして食べるとおいしいよ」
「買って帰ったらこうして保存しておきなよ」

など、昔の商店街ではこんな会話が
お客様との間で交わされていました。

朝市は、このような会話や交流を楽しむことができ、
小売りの原点を見直す場でもあります。

2つ目は、地域の事業者の連携(農商連携)

朝市をきっかけとして
地域の農家の野菜を並べる青果店
地域で採れた野菜を使ったメニューづくりを行う
飲食店などが出てきました。

朝市に地域の農業者に出店してもらうことによって
商業者との交流が始まり、それが新しい
農商連携につながっていくことが期待できます。

3つ目は、出店者同士の連携

朝市に出店しているパン屋と肉屋が
手を組んで新たなハンバーガーを作ったという事例がありました。
同じ商店街の店同士でも、普段はなかなか交流ができません。

ところが、朝市に出店すると
それぞれの店の商品を互いに見ることができ
説明を聞くことができます。そこから出店者同士の連携が始まります。

4つ目は、地域住民の交流

「月に一度の朝市に行って友達と会い
おしゃべりをするのが楽しみだ」という高齢者がいました。

朝市に行って地域住民同士でラジオ体操や
ダンベル体操をやるのを楽しみにしている人もいます。

かつて、商店街は地域住民の交流の場と言われていました。
朝市にはこのような商店街が
果たしてきた役割を期待することができます。

今回は以上です。
次回は、朝市にはこんな効果が!
その2をご紹介します。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
大場 保男
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“ヒト”が主役の朝市は小売りの原点!


 

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今年度の「かながわ朝市サミット」は秦野に決定!

毎年、神奈川県内の朝市が一堂に会して行われる
「かながわ朝市サミット」、8回目の今回は
3月26日(日)小田急線秦野駅前商店街に決定しました。

写真は前回の寒川での朝市サミット
金太郎ふるさと会のブースです。

 

神奈川県内では50か所以上で朝市が行われています。
この朝市の横の交流を図ることを目的に、平成21年に
「かながわ朝市ネットワーク」を立ち上げました。

その活動の一環として行われるのか「かながわ朝市サミット」
今まで、横浜、平塚、小田原、相模原、座間、茅ヶ崎、寒川で
実施してきました。

毎回、東は三崎から西は湯河原まで
神奈川県内各地より約100店が出店し、
2~3万人の来場者で賑わいます。

そこで今回のテーマは
「“ヒト”が主役の朝市は小売りの原点!」です。

寒い日のある朝市での会話

次のお話しは、
朝市でパンを販売している髙山さんと
ある女性との会話です。

現在はお店を辞めて、
お一人で暮らしているそうですが、
とてもお元気なある年配の女性

あんた達、このところ朝から寒いのにご苦労さんだね~
若いのにね~頑張っている姿を見てたら、買わずにいれらないよ!

いゃ~買っていただかなくても
朝市に来ていただいて、お話しするだけでも私たちは嬉しいですよ!

何言ってんだよ!そんなことできないよ
わたしゃ、パンは嫌いだけど、人にあげるから…

来ていただいただけでも嬉しいのに
とてもかっこいい女性でした。
嬉しさのあまり、黒糖のパンをお家に届けたら

これサービス?

サービスと言うか、とにかく食べてもらいたくて…

そうけ、ありがとよ!寒いけど、頑張りなよ

だから朝市は楽しい、嬉しい!
クセになる!

朝市は小売りの原点!

ある商店街の会長が朝市が終わったあと
紺がことを言っていました。

「朝市をやると大勢のお客様が来てくれます。
安さや新鮮さに惹かれてという面もありますが
朝市では売る方も買う方も笑顔です。

お客様と商人の間に会話や交流があります。
昔の活気ある商店街の雰囲気が朝市にはあります。

笑顔や会話がなくなってから
商店街の衰退化が始まったのかも知れません」と。

“モノからコトへ”という言葉があります。
良いモノを販売して、それにより顧客を満足させていた時代は終わり

近年の考え方は、そのモノを使ってどのようなコトができるのかを
重要視するようになってきています。

人を介さずに居ながらにして
便利に買物できるネット通販を利用している人が
増えてきている現代、小売業が生き残っていくには

ネット通販ができないことを
前面に打ち出していくことが必要だと思います。

それは何か、「ヒト」だと思います。
“モノからコトへ”をさらに一歩進めた
“コトからヒトへ”が時代の求めているキーワードの一つであり

朝市を通して小売りの原点である
“対面販売”の良さを見直すことが必要だと思います。

今回は以上です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。

今回に引き続き、
今後、数回にわたって朝市の
話をしていきたいと思います。
【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                      大場 保男
                                              E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp
                                                                           Tel.090-5521-7427

小売業とは“人間関係業”!


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
このブログを配信しています。

前回のブログは、手違いがあり、
ほとんど見られることがありませんでした。

したがって、前回ご紹介した
イラン人のトニーの店について再掲載させていただきます。

昨年の11月にイラン人のソルト・アミール(通称トニー)が
飲食店を開業、場所は藤沢本町駅からすぐの白旗交差点の角です。

img_2033

彼は今から30年近く前に来日し、
狭いタコ部屋のようなところに宿泊して
電機メーカーの下請けで働いていました。

その後、ケバブの移動販売などを行い、
私たちが実施する朝市にもよく出店してくれました。
その彼が今回、店を持ったのです。

ケバブを中心にしたメニューで
テイクアウトもやっています。

ケバブの海苔巻きのような
独自に開発したメニューもあります。

彼の隣にいるのは
パートで働いているカンボジア人
国際色豊かな彼の店
一度行ってみてはいかがでしょうか。

さて、今回のテーマは
「小売業とは“人間関係業”!」です。

ネットでの販売とリアルの店との一番の違いは
リアルの店は、お客様とフェイス・ツウ・フェイスで
商売をしている点であり、ここにネット販売にはない強さの秘密があります。

つまり、お客様との人間関係を築くことが極めて重要なことになります。
また、商店街の店主たちとの人間関係づくりにも気を遣わなければなりません。

そんなわけで、今回はカーネギーの
人間関係づくりの秘訣を学んでいきたいと思います。

デール・カーネギーと言えば
「人を動かす」「道は開ける」などの著書で知られていますが
今回は「人を動かす」の中から、人間関係の秘訣を学んでいきます。

人を動かすための3つの基本原則

原則 1  批判しない、非難しない、文句を言わない

こんなこと、
カーネギーに言われなくても分かっている
という声が聞こえてきそうです。

私もそう思いますが、
人を批判したり、非難したり、文句を言うことは
しばしばあります。

それは、自分は間違っていないという
心理があるからだとカーネギーは説いています。

でも、誰かを批判したり、非難しても
相手の行動が改善されることはありません。
それどころか、嫌われるだけです。

人は自分を嫌いな人を決して好きになりません。
自分を嫌いな相手に対しては
自分も相手を嫌いになります。

これを「嫌悪の報復性」と言います。

面と向かってお客様を批判する商店主はいませんが
帰ってから、「あのお客は…」と批判する人は時折見掛けます。

でも、自分に気に入らないことがあっても
そこから何を学ぶのかという気持ちが大切なんでしょうね。

原則 2  真心を持って素直にほめる

カーネギーは
「人は、自分の欲しいものを手に入れようとする時に
積極的に行動する」と言っています。

そのため、人を動かすには
「その人の欲しがっているものを与えてやればいい」ということになります。

では、人は何を欲しがっているのでしょうか?

カーネギーは
人間の持つ最も根の深い衝動は
「重要人物たらんとする欲求」だと言っています。

これは「自分はなかなかの人間であり
社会で十分価値のある、重要視されるべき人間である」
という自己認識です。

こう指摘されると
「うん、うん」と頷いてしまいますね。

このような誰でもが持っていて
しかも満たされにくい欲求を満たしてやれば
人を動かすことができる、というのです。

この「自己重要感」の欲求は
周りの人からほめられたり、評価されることで
満たされます。

私がその昔、化粧品の訪問販売をやっていた時
お客様に対して「ほめて、尋ねて、またほめて」を励行するよう教わりました。

「ごめんください」と訪問すると、奥さんが出てきます。
ほめなければ…と焦って、どこをほめようかと迷っているうちに
お客様の「けっこうです」の言葉です。

「ほめる」といっても、これはけっこう難しいですね。
ほめるためには、相手に対して関心を持つこと
これが第一条件でしょう。

次に、ほめようと思わずに、
相手を素直な気持ちで見つめること
これがポイントではないかと思います。

原則 3  相手に強い欲求を起こさせる

人は強い欲求を起こせば、
その欲求を満たすために行動します。
問題は、どうやって相手に強い欲求を起こさせるかです。

本人が自らそれをやりたいと思って行動する
そういう心を相手の心に芽生えさせることこそが
「人を動かす極意だ」と、カーネギーは言っています。

そのためには「相手の立場に立って考える」ことが必要だ…
言われてみれば、当たり前のことですよね。

接客では「お客様の立場に立って」
と口を酸っぱくして言われます。
交渉事でも、「相手の立場だったらどう思うか?」
を考えるよう言われます。

ここでも思い出すのが、
化粧品の訪問販売の時にやらされたロールプレイングです。

二人が一組になり、一人は客役、もう一人はセールスマン役で
セールスマン役は化粧品の販売を、お客様役はその受け答えをやります。
次に役割を交代します。

セールスマン役の人は、一生懸命売り込もうとしますが
その人が客役になった時、そのような売り込みをどう感じたかを
話し合います。

つまり、役割を交代して
互いに相手役になった時に、どう感じるか
「相手の立場にだったらどう思うか?」のための訓練だったのです。

徹底的に相手の立場に立ってみる
そして、相手が何を求めているかを考える
これは、営業でも交渉事でも非常に大切なことですね。

今回は以上です。
当たり前のことばかりですが、私自身も心掛けていきたいと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                      大場 保男
             E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp Tel.090-5521-7427

モノが売れないのは、人にフォーカスしないから!


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
このブログを配信しています。

昨年の11月にイラン人のソルト・アミール(通称トニー)が
飲食店を開業、場所は藤沢本町駅からすぐの白旗交差点の角です。

img_2033

彼は今から30年近く前に来日し、
狭いタコ部屋のようなところに宿泊して
電機メーカーの下請けで働いていました。

その後、ケバブの移動販売などを行い、
私たちが実施する朝市にもよく出店してくれました。
その彼が今回、店を持ったのです。

ケバブを中心にしたメニューで
テイクアウトもやっています。

ケバブの海苔巻きのような
独自に開発したメニューもあります。

彼の隣にいるのは
パートで働いているカンボジア人
国際色豊かな彼の店
一度行ってみてはいかがでしょうか。

さて、今回のテーマは
「モノが売れないのは、人にフォーカスしないから!」です。

このままではネット通販にやられてしまうのか?

クリック一つでほとんどのモノを注文でき
しかも、自宅まで届けてくれるネット通販

商店街に行って店主と話すと、
かつては大型店に客を取られているという声が良く聞かれましたが
今は、ネット通販にやられているという声が多くなっています。

このままではネット通販によって
商店街の店は淘汰されてしまうのでしょうか?
単に商品だけにフォーカスしていたら、やられてしまうでしょう。

客という人にフォーカスする!

商品というハードを販売するのではなく、
客という人にフォーカスするのです。

最初に考えるのは
やはり、その商品の良さは何かということです。
通常は、その良さをダイレクトに訴えてしまいます。

そうではなく、その良さは
誰のどんな悩みを解決するのか?
それによって、その人が得られるものは何か?

というように人にフォーカスし
商品によって、その人がどんな
体験ができるのかを考えるのです。

考えたことをPOPにして
店頭や店内で情報発信していくのです。

店主という人にフォーカスする!

客という人にフォーカスするだけでなく、
店主という人にフォーカスして
コミュニケーションしていくことも必要です。

例えば、「kiso bar」というビルの2階にある飲食店
この目立ちにくい店が西麻布の新名所になっているそうです。

1階の入口に、こんな黒板POPを設置してあります。

昨日は六本木のケバブ屋のスタッフの方がいらっしゃいました。
新しい出会いに感謝!!
オープンして1ヶ月!!
木曽信介(38)神戸出身です。
お気軽にどうぞ!!

この黒板POPは、店主という人にフォーカスし
ビルの前を通る人とのコミュニケーションツールとして使われているのです。

自分の出身地や趣味
好きな食べものや好きな場所
家族や従業員のこと

最近読んで面白かった本
どんな気持ちで商売をしているかなど
店主の“人となりや考え方”を伝えていくのです。

今、私はある商店街の各店の
ニュースレターを作成しています。
店主を前面に出した内容にしています。

こうすることによって、
それを見た人は親近感を持ちます。
そこから人間関係づくりが進んでいきます。

信頼できる人間関係ができると
ネット通販も入り込めません。

あの人が薦めるモノならばと、
それだけでモノが売れてしまうのです。

このように、
客という人、店主という人にフォーカスし
それを店頭や店内のPOP
ニュースレター、Facebookで情報発信していきます。

今回は以上です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                      大場 保男

        〒252-0226 神奈川県相模原市中央区陽光台2-12-8
                                  E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp Tel.090-5521-7427

「“まちゼミ”はセミナーではない!


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
このブログを配信しています。

15年前から始まった「まちゼミ」
今では全国260か所で実施されており、
14,000店が参加しています。

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今週の月曜日(11月7日)に
「まちゼミ」発祥の地である岡崎から
松井洋一郎さんを講師に招いて「まちゼミ」のセミナーが行われました。

川崎市役所が実施した
このセミナーを聞きに行って来ました。

そこで今回のテーマは
「“まちゼミ”はセミナーではない!」です。

10店舗からスタートした岡崎の“まちゼミ”

岡崎と言えば徳川家康ゆかりの地
そのため、歴史のある老舗が多いのが特徴

しかし、郊外に大型店が出店してきて
閉店が相次ぎ、800店以上の店が500店になってしまいました。

代々続いた歴史のある店を
自分たちの代で閉鎖してはならない

イベントをはじめ、各地の商店街で
行われている様々な事業を実施したけど
売上げや本業には直接つながらない。

そこで始めたのが“まちゼミ”
参加店10店舗、参加客190人からスタートしました。

15年後の今では
参加店150店、参加客4,000人の規模に成長しました。

あらためて“まちゼミ”とは何か?

“バル”、“100円商店街”と並んで
商店街活性化の3種の神器と言われている“まちゼミ”
そもそも“まちゼミ”とは、どのような事業でしょうか?

商店街の店主が講師となり
自分の店を会場にし、
5人程度という少人数のお客様を対象に
生活提案をしたり、その店ならではの
体験してもらう集まりです。

例えば、川崎大師まちゼミでは
米屋さんが「初めてのぬか床づくり」
そば屋さんが「そばとなぜか?ワインの話」
パン屋さんが「オリーブオイルでパンを食べる」

“まちゼミ”でやってはいけないことがあります。
それは、商品を販売することです。
売り込もうとすれば、お客様は引いてしまいます。

その場で販売しなくても
参加したお客様は後から来店して商品を買っていくのです。

再来店して商品を買う人の比率は約3割だと言われています。
ここで、商売につながるわけです。

“まちゼミ”はセミナーではない!

“まちゼミ”とは、
店主が講師となって店内でセミナーを実施し
お客様の生活に役立つ情報を伝えること

このような考え方が一般的です。

しかし、松井洋一郎氏は“違う”というのです。

彼曰く
“まちゼミとは、セミナーではない
コミュニケーション事業である”と。

セミナーならば
一度に多くのお客様を集めてやった方が効率がいいでしょう。

しかし、“まちゼミ”はコミュニケーション事業だから
少人数で実施しているのです。

“まちゼミ”とは
店主とお客様とがコミュニケーションを通して
新しい関係を作っていくことが目的である。

そして、店主という“人”を売っていく事業である
というのです。
彼のこの言葉が非常に印象的でした。

コミュニケーションから
生まれる関係性創造型ビジネス

西麻布のビルの2階にある「kiso bar」
普通だったら入りにくい立地の店ですが
ここが今、西麻布の新名所になっているそうです。

この店、1階の入口に黒板POPが設置されており
店主の木曽さんが毎日書いています。

“昨日は六本木のケバブ屋のスタッフの方がいらっしゃいました。
新しい出会いに感謝!!
オープンして1ヶ月!!
木曽真輔(38)神戸出身です。
お気軽にどーぞ!!”

黒板POPで良くあるのが
“7時までにご来店のお客様、生ビールが半額です”
というようなものです。

木曽さんの黒板POPとどこが違うのか?
店主の年齢や出身地が分かります。
新しい出会いに感謝しているというあたたかい人柄も伝わります。

つまり、思い切って“個”が出ているのです。
“個”を出すことによって、道を歩いている人と
コミュニケーションをしているのです。

“まちゼミ”と黒板POP
全然違うものですね。
しかし、そこには共通点があります。

それは、双方とも
“コミュニケーションから生まれる
関係性創造型ビジネス”ということです。

これからの個店のあり方を示しているように思います。

今回は以上です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                      大場 保男

        〒252-0226 神奈川県相模原市中央区陽光台2-12-8
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ネット全盛の今だからこと、人々は交流を求めている!


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
23年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
このブログを配信しています。

逗子市の「なぎさ通り商店街」
JR逗子駅を降りて右に入った
線路沿いの商店街です。

入口に近い場所にスーパースズキヤ
出口に近い場所にオーケーストアと、出入口にスーパーがあり
その間に個性的な飲食店が点在している商店街です。

商店街の中ほどにある「蒲竹水産」
おでんやはんぺんなどを自家製造して販売
外からは目立たない隠れた名店であり
無添加の伊達巻は全国蒲鉾品評会水産庁長官賞を受賞しています。

写真は「戸隠そばみなも」
水車が目印の手打ちそばの旨い店です。

IMG_1495

「第6回地域再生大賞」の準優勝に
「岡崎まちゼミの会」が選ばれました。

この賞は、地方新聞45社と共同通信社によって設立され
地域活性化に挑む団体を表彰するものです。

岡崎で始まった「まちゼミ」
現在、全国の200を超える地域で実施されています。

神奈川県でも実施されていますが、
まだ実地地域が少なく、今後さらに多くの地域で
実施されることが期待されます。

今回のテーマは
「ネット全盛の今だからこと、人々は交流を求めている!」です。

ザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニー日本支社長の
高野登さんのこんな言葉を目にしたことがあります。

「光り輝く国」を意味する「ジパング」、
しかし今、日本の社会は非接触サービスであふれ、輝きを失いつつある。

自販機、音声サービス、ATMなど。
言葉を交わすことなく日常が過ぎ、心の交流が希薄になっていく社会。
そして、増え続ける悲しい事件。
今こそ日本人のやさしさと慈しみの心を見つめなおす時だろう。

私たちの毎日は、まさに「非接触サービス」であふれていますね。

欲しいものは何でも
言葉を一切交わすことなく
クリック一つで自宅まで届けてくれます。

このような世の中の流れに抗するように
アナログ販売の極とも言える朝市をやると
大勢の人たちが集まってきます。

対面販売の良さを再認識しよう
もっと、地域の人たちが交流できるコミュニティをつくろう

こんな狙いのもとに
私たちは、「かながわ朝市ネットワーク」を立ち上げ
各地の朝市の立ち上げ支援や、朝市同士の情報交換を行っています。
活動の一環として
年に1回、神奈川県内の朝市が一同の会する
「かながわ朝市サミット」を実施しています。

ほぼ、出店料だけで運営しているので
ほんの少しの広報予算しか掛けられませんが
1回当たり2~3万人の人たちが集まってきます。

時々、不思議に思うことがあります。
朝市と言っても、特別の安いものが売っているわけではない
でも、なぜ朝早くからこんなに人が集まってくるのだろうか?と。

そうなんです。人々は、ふれあいや交流を求めて朝市にやってくるのです。
「非接触サービス」があふれている日常だからこそ
「接触サービス」を求めているのです。

朝市をやるたびに、このことを実感させられます。

ある商店街の会長が
朝市の会場で、こんなことを言っていました。

「朝市では、売る方も買う方も笑顔、
お互いに会話を楽しんでいる。昔の商店街はこんな感じだった。
今の商店街にはこれがなくなった。だから衰退してしまったのだろう」

便利さと効率性
これらとともに、人々は
ふれあいや交流、接触サービスを求めています。

ビジネスモデルの中に
このような要素を取り入れていくことも大切だと思います。

明日、9月4日は
川崎市の小倉商栄会での初めての朝市
8時から出店者の受付なので、5時半には起きて出掛ける必要があります。

朝市は大好きなんですが、朝早いのが苦手な私です。
でも、毎日ではないので頑張って早起きして行って来ます。

今回は以上です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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                      大場 保男
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中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを共有することによって

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
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鎌倉の小町通り商店街、
真夏の暑い盛りでも多くの人で賑わっています。

IMG_1498

これだけ多くの人が集まる商店街
当然、家賃は高くなり、えっ、そんなに高いの!
と驚くような坪当たりの賃料です。

その影響もあって
小町通りは店の入れ替わりが激しいと言われています。

他の場所よりも売上げがあがっても
家賃負担が高いので、利益が出ずに撤退せざるを得ない
そんな事例が多いというのです。

神奈川県ではありませんが、
これとは逆の話を聞いたことがあります。

商店街内にあったデパートが撤退したため
人通りが少なくなった商店街
そのため、家賃が非常に安くなった。

そのため、資本力があまりない若い商業者が
その商店街に出店するようになり、
面白い通りになったというのです。

鎌倉の小町通りのように
撤退しても次々に新しい店が出店してくるような商店街は例外であり
ほとんどの商店街は、店が撤退すればそこは空店舗になってしまいます。

投資額からスタートしての家賃設定では
テナントは埋まらない。自分たちの街に誰に来て欲しいのか
どんな人に入居して欲しいかのか、街をどう変えるのか
地権者がこんな視点を持つことが大切だ。
昨日はある集まりで、こんな話を聞いてきました。

さて、第6回目のブログである
今回のテーマは「商店街には買いたいものがない!?」です。

「商店街の過去・現在・未来を考える」と題する
流通科学大学の石原武政先生の講演を聞きました。

講演の中で、従来の人集めイベントと違った
タイプのイベントとして次の6つをあげていました。

1. 静岡市の呉服町商店街から始まった「一店逸品運動」
2. 山形県新庄市から始まった「100円(縁)商店街」
3. 岡崎市から始まった「まちゼミ」

4. 函館市から始まり、伊丹を基点に関西に普及している「まちバル」
(神奈川県では「ちょい飲み」と呼んでいます)
5. 千葉県柏市から始まった「まち歩きマップ」
6. 島根県出雲市から始まった「商店街人生ゲーム」

従来のイベントは
商店街に人を集めることはするが
それを個店に入店させるのは、個店の努力であるとしていました。

ところが上記のイベントは
個店に客を呼び込むことを目的に実施しており
これが従来型のイベントと違うと言うのです。
さらに、共通点として次の4つをあげています。

1. 一過性のイベントに終わらせていない。

補助金をもらって大々的にやる一過性のイベントではなく
継続して実施しています。
実施したら必ず反省する機会を設け、
次の実施にフィードバックさせるようにしています。

2. 商店街の全員参加を求めない。

商店街の役員の悩みの種は
会員の足並みがバラバラで
非協力的な会員が多いということです。

しかし、上記6つのイベントは
最初から全員参加を求めていません。
「この指とまれ!」で、やりたい店だけで実施しています。

3. 小さな予算規模で実施している。

いずれも小さな予算規模でできるイベントです。
だから補助金を頼りにしなくても
行政から独立して自主事業として実施することができます。

4. 既存の商店街組織にとらわれずに事業ができる。

商店街以外の外部の人たちを
サポーターとして巻き込んで実施しています。

これからの商店街の事業は
商業者以外の地域の人たちや学生と
一緒に行っていくことがポイントになります。

このように見てみると、従来型のイベントとは
コンセプトそのものが違うように感じます。

さらに、石原先生は、商店街を利用しない理由として
「商店街には買うものがない」という声を良く聞くが
商店街を利用したことがないのに、
なぜ「買うものがない」と分かるのかと皮肉っていました。

「商店街には買うものがない」のではなく
「買いたいものがある」ことを上手く発信できていないだけだ。

その証拠に「まちゼミ」をやれば
参加者の2~3割が再来店して店の客になると言っていました。

「商店街には買うものがない」のではなく
「買いたいものがある」ことを上手に発信していないだけだ。
この言葉に大きく頷いている私でした。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
大場 保男
E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp Tel.090-5521-7427

商店街の店はなぜ入りにくい?


IMG_1470中小企業診断士の大場保男です。

 

私は平成4年から今に至るまで

24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

 

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、

教えてもらったり、学んだことを共有することによって

 

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから

このブログを配信しています。

 

八王子市の八幡町商店街

八王子駅と西八王子の中間地点の

甲州街道沿いにあるこの商店街

 

かつては、ここが八王子の中心商店街だったそうで

現在の店の数は約40店、蔵やレトロな雰囲気の店が散見されます。

神仏具店が4店あり、これも他の商店街とは違う印象を与えています。

古いアーケードが撤去され、

すっきりしたイメージの商店街になりましたが

撤去を巡っては、商店街内部でのコンセンサスづくりが大変だったそうです。

 

“街ゼミ”発祥の地である岡崎から

講師を招いて、商店街単独で2回の“街ゼミ”を実施したほか

逸品づくり運動も行ったということです。

 

周辺の住民は高齢化が進んでおり

高齢化に対応した買物の場づくりが課題となっています。

 

さて、第5回目のブログである

今回のテーマは「商店街の店はなぜ入りにくい?」です。

 

数年前に、地域の消費者7~8人で商店街の店を訪問し

消費者の視点から、その店の良さや改善点について話し合い

それをお店にフィードバックする活動を行ったことがあります。

 

その時に「なぜ商店街の店は入りにくいのか?」

ということがテーマになったことがあります。

 

店の中に入ったら手ぶらで出てこられない!

 

参加者のほぼ全員が同じ理由をあげていました。

「一度店の中に入ったら手ぶらで店を出ることはできない。

何かを買わなければならないから、入りにくい」というのです。

 

スーパーやコンビニならば

店内に入っても買うものがなければ

何も買わずに店を出ても気が引けることはありません。

商店街の店の場合は、そうはいかないから入りにくいと言うのです。

 

そう言われてみれば、私にも体験がありました。

探している商品がなかったので、どうしようかと思っていると

店の人がじっとこちらを見ている、

仕方がないので、欲しかった商品とちょっと違ったものを買ってしまったという体験です。

 

「では、入りやすい店にするにはどうしたらいいですか?」

という質問に対しては、「入りやすさを考えるより

大型店にはない商店街の店としての強みを前面に出した方が良い」

という答えが返ってきました。

 

個店としての強みは何か?

 

彼女たちがあげた様々な強みを整理すると

次の4つの5文字熟語が浮かび上がってきました。

 

第1の強み  自由裁量性

         大型店と違って、店主が接客の中で臨機応変に

         自由裁量ができることができ、“おまけ”や特別な

         サービスなどでお客様に喜んでもらえる点

 

第2の強み  意向受容性

         お客様の要望や“わがまま”を聞いて、

         柔軟に対応でき、かゆいところに手が届く

         小回りが利くサービスを提供できる点

 

第3の強み  独自伸長性

         自店の強みや個性を活かして独自な点を伸ばし、

         それを大きな武器にしていくことができるという点

         大型店は総合的な品揃えが求められるが、個店は独自性で勝負できる。

 

第4の強み  人的交流性

         お客様と店の人とのコミュニケーションを通して

         人的な交流ができる点

         人的な交流やつながりが、店に対する信頼感につながっていく。

 

 

このように並べてみると

いずれも小売りの原点ですね。

やはり、原点回帰が重要だということを再認識しました。

 

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

 

【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士

                           大場 保男

        E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp  Tel.090-5521-7427

 

 

 

個店はCAT型ビジネスモデルを目指すべき!


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを共有することによって

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
このブログを配信しています。

最近、「谷根千」という言葉が注目されていますね。
文京区から台東区一帯の谷中・根津・千駄木周辺の地区で
下町風情が漂うこのあたりを散策するのが流行っているようです。

「谷根千」の一つが谷中銀座商店街
レトロな雰囲気が人気の商店街です。

私が行ったときには外国人観光客が多くいました。
その後に行った巣鴨の商店街ではほとんど見掛けず
非常に対照的でした。

酒屋の横にはベンチが置いてあり
酒屋で買ったビールなどを
ベンチに座って昼から飲んでいる人たちがいました。

IMG_1432

熱い日だったので、私も飲みたかったのですが
この後、人と会う予定があったので、グッと我慢しました。

商店街にベンチを置くというこんな
簡単なことで、訪れた人たちの交流を図ることができます。

巣鴨の商店街の個店の店内には
レジ横にイスを置いてある店が多いと聞きます。
高齢者のお客様が多いので、イスに座って茶飲み話をしていくとのことです。

さて、第2回目である今回のブログは
「個店はCAT型ビジネスモデルを目指すべき!」です。

DOG型ビジネスとは?CAT型ビジネスとは?

前回のブログで
商店街がなくなるのは「寂しい」けれど、
買物にはあまり利用しないという人が多いということを書きました。

でも、商店街の個店は買物に利用してもらわないと困りますね。
では、どうしたら個店を利用してもらえるようになるのでしょうか?

「良い値決め 悪い値決め」(田中靖浩著、日本経済新聞出版社)に
DOGビジネスとCATビジネスという話が出ていました。

商店街の個店の生き残りを考えていく上で
ぜひ考えておかなければならない視点なので
その一部をご紹介します。

まずは、DOGです。
  D(デジタル)
     マネやパクリ、コピーが横行する。
  O(オンライン)
     国内外のライバルと安値競争が起こる。
  G(グローバル)
     仕事が安い国に奪われる。
このDOGに噛みつかれると、
マネされた上で、世界を相手に、安値競争をする
消耗戦に巻き込まれるというのです。

つまり、DOGビジネスは無料化に向かうというのです。

これからは、DOGではなく、
CAT(コージー、アナログ、タッチ)を目指すべきと
著者の田中靖浩氏は説いています。

  D(デジタル)からA(アナログ)へ
     コンピュータには作れない魅力(アナログ)を目指す
  O(オンライン)からT(タッチ)へ
     買い手に共感してもらえる触れ合い(タッチ)を目指す
  G(グローバル)からC(コージー)へ
     安さよりも、こじんまりした居心地の良さ(コージー)を目指す

DOGビジネスが無料化に向かうのに対して
CATビジネスは、高い付加価値を付けることができ
それに共感し価値を認める客は
それ相応の料金を支払うというのです。

典型的なアナログ人間である私は
この文章を読んだとき、思わず快哉を叫びました。

オンライン全盛の現在、特にCATのTが重要!

私は、CATの中では
特にT(タッチ)が重要だと考えています。

今では、クリック一つで買物ができ
自宅まで商品を届けてくれます。
しかもペットの墓石まで何でも揃っています。

オンラインによって
本当に便利な世の中になりました。

しかし、アナログの典型例の
朝市をやると、朝早くから大勢の人が集まります。

確かに新鮮で安い商品を
買うことができるという魅力がありますが
朝市には、スーパーの買物では味わえない
触れ合いやコミュニケーションがあるからだと思います。

つまり、T(タッチ)が朝市の大きな魅力になっているのです。

例えば、和倉温泉の高級旅館加賀谷
なぜ、人気があるのでしょうか?

温泉に入り、食事をし、宿泊するなら
安い旅館は沢山あります。

しかし、加賀谷には
“心和む、人穏やか、丁寧!”
と言われるようなT(タッチ)があります。

例えば、ドモホルンリンクルで知られている再春館製薬所
お客様が住んでいる地域が台風に襲われると
「お客様のお宅はいかがでしたか?」と電話を掛けるそうです。

一切売込みなしのお見舞い電話
自分のことを気にかけてくれていたのかと
やっぱり嬉しいですね。

これもT(タッチ)ですね。
チラシ、ニュースレターにもT(タッチ)が必要です。

情報発信にもTの要素を!

私は、情報発信の3つの要素の1つに
パーソナル訴求をあげています。

チラシやニュースレター
ホームページなどで情報発信するとき
発信者の顔写真とともに、
自分の好きなことや趣味のことを載せましょうとお薦めしています。

このことによって
発信者の人柄が伝わります。
これによって、読む人は、より親しみと信頼感を抱きます。

これは、情報発信におけるT(タッチ)だと考えています。

接客、商品紹介、情報発信、アフターサービス
すべての面でT(タッチ)の要素を盛り込めないか
考えていくことが必要だと思います。

「良い値決め 悪い値決め」(田中靖浩著)は
DOGとCATの話だけでなく
値決めの哲学についてなど
きちんと儲けるためのプライシング戦略について書かれています。
一度読まれてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                      大場 保男
 E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp   Tel.090-5521-7427

商店街はいま必要なのか?


中小企業診断士の大場保男です。

私は平成4年から今に至るまで
24年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。

その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを共有することによって

商店街や地域の活性化に少しでもお役に立ちたいという想いから
このブログを配信しています。

多くの商店街が衰退していくなか
活気があり元気がある商店街の一つが
川崎市のモトスミブレーメン通り商店街です。

IMG_1387

ドイツのロイドパサージュ商店街と連携し
中世ヨーロッパのロマンと語らいをコンセプトに
様々な活動を展開しています。

ブレーメン方式とも言える
独自のポイントカードを導入しており
ポイント事業の取組みが評価されたことにより
平成28年5月、中小企業庁より「はばたく商店街30選」を受賞しました。

これだけでなく、
一店一エコ運動、防犯ガーディアン、
高齢者施設への出張商店街、秋の祭典「フライマルクト」
商店街の音楽隊など、よくこれだけの活動ができるな
と思われるくらいの多彩な活動を行っています。

商店街活動を牽引しているのが理事長の伊藤博さん
多くの公的役職も兼務していますが
本業のクリーニング店の仕事もしっかりやっています。

場所は東横線の元住吉駅前です。
ちなみにこの駅には急行は止まりません。

さて、今回のテーマは「商店街はいま必要なのか?」です。

商店街は利用していないけど、なくなったら困る!

数年前に、
ある商店街周辺の地域の方々に集まっていただき、
商店街の活性化について意見交換会を行ったことがあります。

「商店街を利用していますか?」という質問に対して
「以前は利用したが、今はほとんど利用していない」
という回答が大半でした。

そこで、「商店街を利用していないのならば
商店街はなくなってもいいのではないですか?」と質問すると

一瞬の間を置いて
ほとんどの方が「商店街がなくなったら困る」と答えたのです。
すぐにではなく、一瞬の間を置いて答えたという点に、微妙なニュアンスを感じました。

「利用していないのなら、
商店街がなくなってもいいのではないですか?」
と質問すると、「なくなったら地域が寂しくなるから困る」というのです。

商店街は利用しないけど
商店街がなくなると地域が寂しくなるから困る。
これが地域の方々の意見でした。

学生も商店街の現状を憂えている?

大学の教授である満薗勇氏が
「商店街はいま必要なのか」という本を書いています。

その中に、学生に対して
商店街について質問した記述があります。

大学の講義で商店街をテーマで話をすると、
学生からのコメントは、さびれゆく商店街の現状を憂うもので溢れかえる。

・小中学校のときよく使っていた商店街が、
 最近できたショッピングモールの影響で、
 コンビニとパチンコ店以外がなくなって残念だった。

・商店街は残ってほしい。あの雰囲気が好きなので。
・個人的に商店街は好きなので、
 盛り上がり直してくれると嬉しい。

このように、商店街がさびれていくことに対しては、
多くの学生から「残念」「悲しい」「さみしい」といった声が寄せられますし、
商店街を「好き」だという学生が数多くいます。

「では商店街で買物をしているか?買物したいと思うか?」と問い掛けると
学生からは、「していない」「したいと思わない」という答えが返ってきます。

商店街周辺の地域方々が
商店街がなくなると街が寂しくなると
感じていることは理解できますが、

商店街を利用しない学生までが
「残念」「悲しい」「さみしい」と
感じている、このことは大きな驚きでした。

なくなるのは困るけど、商店街では買物しない!

学生も地域の方々も、商店街は物を買う場としては利用しないけれど
街路の賑わいの場、交流の場、地域コミュニティの担い手
という面から、商店街の存続を望んでいると言えるでしょう。

しかし、これだけでは経済活動は成り立ちません。

地域コミュニティの担い手としての役割を果たしつつ
経済的にも成り立つ商店街にしていくにはどうしたら良いのか
こんな観点から商店街のあるべき方向を見極めていく

今後、このブログでは
この点について考えていきたいと思います。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
【発行者】        経済産業大臣登録中小企業診断士
                      大場 保男
   E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp  Tel.090-5521-7427