コロナ感染に伴う危機に商店街はどう対応するか?
こんにちは
中小企業診断士の大場保男です。
私は平成4年から今に至るまで
27年間にわたって、商店街や地域の活性化に取組んできました。
その間に、私が経験したこと、見たり聞いたりしたこと、
教えてもらったり、学んだことを
商店街や地域の活性化に少しでも
お役に立ちたいという想いから記事を配信しています。
羽田空港にほど近い京浜急行の糀谷駅
その駅前にあるのが「おいで通り糀谷商店会」
昭和の香りが漂う懐かしい感じがする商店街です。
商店街と言えば、空店舗が目立つか
そうでなければチェーン店が多い昨今ですが
この商店街にはチェーン店が少ないのが印象的です。
チェーン店といっても
「養老乃瀧」のような看板を見ると
かえって、「昭和だな~」とほのぼのした気持ちになります。
実は、この商店街で予定していた集まりが
コロナウィルスのために中止になりました。
各地でイベントや会議の中止だけでなく
卒業式や歓送迎会も中止、テーマパークも休園
どこへ行ってもお店も開店休業状態になっています。
そこで今回のテーマは
「コロナ感染に伴う危機に商店街はどう対応するか?」です。
テイクアウトのチラシで注文を集めている飲食店
あちこちから送られてくるメルマガでは
こんな状況の中でも売上げが好調な
飲食店の事例が多く紹介されています。
テイクアウトのチラシの折込みで
バンバン注文を集めている飲食店
お店に長く居なくても済むように
時短メニューで集客している飲食店
この時期限定の特別メニューで
希少性を前面に打ち出している飲食店などなど。
もちろん、手を消毒してもらったり
席の間隔を空けるなどの感染防止策もとっています。
こういう時期に合った工夫をするとともに
チラシやLINEなどによって積極的に情報発信しているようです。
住宅地の近くで“出張商店街”を!
コロナウィルスの影響で
特にリスクが高いと言われている高齢者は
外出を自粛せざるを得ず、生活に支障が出ていると思われます。
一方、私たちが各地で行ってきた朝市やマルシェも
中止となっており、出店者からは悲鳴があがっているような状況です。
このような現状を踏まえ、遠くまで出掛けずに済むように
住宅地などへの“出張商店街”を提案したいと思います。
近くに商店街などの買物場所がなく
買物や飲食に不便を感じている高齢者などが住む
団地の広場などに出店し、野菜や飲食物を販売する企画です。
出店数は8店程度を想定しており、
地元の商店街から出店してもらうようにします。
もし出店者が集まらないようであるならば
私たち「かながわ朝市ネットワーク」のリストから出店者を募ります。
1店当たり1,500円の出店料で8店が集まれば
A4サイズ両面カラー印刷のチラシを2,000枚印刷し
新聞折込みする費用を調達することが出来ます。
両面印刷のチラシの片面には
地元の飲食店のテイクアウトや
特別企画の告知を行うことも可能になります。
いつ収束するのか分からない今回のコロナウィルス感染
何か策を講じないと、消費者も不便、商業者も売上不振
こんな状況だからこそ行動を起こしましょう!
私たち「かながわ朝市ネットワーク」では
出店者募集や告知のための協力を行っていきたいと思います。
ぜひ、下のメールアドレスまでご連絡ください。
今回は以上です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
【発行者】
経済産業大臣登録中小企業診断士
大場 保男
E-mail:yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp Tel.090-5521-7427